J×Jでは飲食業の他に内装事業も展開しています。スタートしてからもう2年半になります。
では実際、J×Jの内装業はどうなのか。
一言で言えば、健全にうまくまわっていると思います。去年一年、飲食が干し上がる中、内装に関しては案件が途切れることなく稼働し続けることができました。とは言っても僕は専らバックオフィス業務ばかりで(特に去年は)、仕事をまわしながら信頼、訴求、遠心力を高めたのはひとえに責任者・担当者であるハヤカワです。内装事業は飲食以上に横のつながりや連携に依るところが強く、コロナ禍においてもよりその性質が色濃く映し出された一年だったと思います。
コロナが暴れ始め、オリンピックの延期が決まったあたりでは「今すでに動き始めている案件はそのまま突っ走るだろうけど、そのあとはぴたりと動きが止まるんじゃないだろうか」という懸念もあったけれど、実際は動きが止まるどころか、むしろ活性化したのではないかと思うほど、多種多様な案件に取り組むことができました。
緊急事態宣言下での渋谷のイタリアンの客席増設工事、喫煙スペースの設置、テイクアウトに対応するための改装、飲食店の撤去工事、店外スペースの有効活用、換気システムの改善、お持ち帰りも可能なたこ焼き居酒屋の新店オープンなど、世相を色濃くタイムリーに反映した案件・事案が多かったように思えます。リモートの加速、オフラインビジネスのリスク、オリンピックの開催如何を考えれば今後、業界全体がどうなっていくかは未知数であるにせよ、小規模事業における上記傾向は今後も続いていくのではないかと。
J×Jの内装事業の今後の方向性としては上記のような事例を積み重ね、世の中のニーズや動きに俊敏に反応できるような「きめ細やかさ」を重要視していくことになると思う。飲食店の新規出店の減少や地方の空きスペースのリユーズの増加もさることながら、リモートが加速していく中で、オフィス利用の縮小・撤退の加速も必至であり、空いたオフィス物件がどのように活用されるのか、活用しうるのかにアンテナを張り、先行して事例を作ることにも注力していきたい。
それともう一つ。事業のスタートから2年半が経ち、その過程の中で「チーム」がぼんやりと構築でき始めている。内装事業に遠心力を持たせていく上でこれは非常に大きいことで、当然、案件を請けられる量と幅が変わってくる。根本にあるのは信頼関係で、一朝一夕では築けないものであり、2年半の成果なのだと思う。担当者であるハヤカワ自身は造作工事を得意としているのだけど、仕事の共有と共同がうまくまわっていて、いい意味で「なんでも屋さん感」が顕在化している。このチームビルディングの強化も今後の内装事業の重要なテーマ。
というわけで、飲食よりもずっとうまく運営できております、苦。J×Jの内装事業も引き続きどうぞよろしくお願いします。