2025年1月
税務調査の最終的な着地と12月末の決算を受けてのキャッシュフローの見直しや確定申告作業に追われた一か月。暗澹たる年初となったが、そんな中、初めてクラシックのコンサートを鑑賞しに行った。この時は「なんて優雅なんだ。今年はこういう文化活動も積極的に」、と思っていたが、思っただけで終わった。

2025年2月
3泊4日で鹿児島・宮崎に行った。両県とも初めてだったが、すごくよかったし、また行きたい。この国内旅行の主たる目的は「デスクワークに完全集中できるお気に入りの街、もしくは常宿を見つける」というものだったが、どちらの宿(簡素なビジネスホテルだけど)もすごくよかった。もう他を探す必要はないかもしれない。仕事する→疲れる→お風呂とサウナで整える、仕事する→疲れる→またお風呂とサウナで整える。お肉も魚も美味しくて、酒場に困ることもない。至高の充実である。空港と繁華街の距離を考えると宮崎にやや軍配か。

2025年3月
3月はもともと繁忙期なのだけど、その忙しさに加え、営業以外のことで大分慌ただしい一か月だった。
まず、①テレビ収録の問い合わせが立て続いた。今まで街ブラ番組というのはなかったのだけど、日テレ、フジテレビ、北海道ローカル(すべて街ブラ番組)が示し合わせたかのように同タイミングで…。結局あれこれあって、実際に収録が行われたのは北海道テレビの『キタコイ』という番組で、飯田圭織さんにご来店いただいた。
②3階テナントとの騒音問題。3階テナントにレンタルスペース業者が入ったのだけど(現在も入居中)、運営者やスタッフがいるわけではないので、利用者はやりたい放題。建物内ならまだしも外で騒ぐ場合、近隣住民はJ×Jのゲストと勘違いしてしまうので、そうなってくると自分も立ち上がざるを得ない。不動産会社、レンタルスペース事業者、自分の三者で話し合いの機会が設けられたが、結局抜本的な解決には至っていない。民泊トラブルにしてもそうだけど、この手の問題はおそらくあちこちで起きていて、法的にも行政的にも後手後手のように思える。今まで揉め事なく、慎ましく進めてきただけに萎えるし、残念。同時に、世の中には無責任な事業者が普通に実在することを知った(今までが恵まれていたのだろう)。
そして、③百貨店から出店依頼。まさか百貨店からお声がけいただくとは思わなかった。ワンフロアをリニューアルするとのことで、その構想とコンセプトにウチの「弱激辛」が引っ掛かった(らしい)。打ち合わせは何度かさせていただいたし、シミュレーションもしたし、逆に面白いかなとも思ったけれど、結局は見合わせた。

2025年4月
「4月に品川の教会で式を挙げるんですけど、そのまま秋葉原に移動して結婚パーティーを開きたいのですが、その日、お店空いてますか?」「…。空いてはいますけど…、それはつまり2次会的なイメージでしょうか?」「いえ2次会ではなく1.5次会ですかね」「…。ご親族の方々は…?」「親族含めて品川から秋葉原に移動します」
というお問い合わせをいたただいたのが2月。御新郎はJ×Jの初期のお客様で、ウチを気に入ってくれていたようだけども、「かと言って、受けちゃっていい仕事なのだろうか…」と当然、逡巡した。が、メールと打ち合わせを重ねていく中で、最終的にはお引き受けすることにした。となると、自店らしさを全開で打ち出す他なく(一般のレストランウェディングに寄せるのも無謀だ)、テーマを「世界各国の婚礼料理、お祝い料理」とし、ドリンクも総動員して、少しでもご満足いただけるよう努めた。主役のお二人や参加者の皆様にとって実際どうだったかはわからないけども、厨房から眺めるかぎり、幸せそうな時間が流れていた。
と、2025年の4月は10周年。10年前、「10年後にJ×Jはまだあるだろうか?」と思ったけど、あった。

2025年5月
八丈島に行った。羽田から55分で大自然溢れる島に行けるなんて素敵じゃないかと思った(離着陸の時間もあるので飛行してる時間はほんのわずかだ)。
空港に着いたのち、そのまま歩いて民宿まで向かう(「空港を歩いて出る」というのは最近密かな自分的ムーヴだ)。その途中で自然派のベーカリーを見つけて、特産である「うみかぜ椎茸」を使ったパンとパッションフルーツのお洒落ドリンクを両手に持ちながら、島の空気を楽しんでいた。が、これが旅のハイライトであった。その後はみるみる体調が悪化し、おまけに天気も荒れて、飛行機も2日続けて欠航。55分で着くところ、船で11時間かけて雑魚寝で帰った。体調さえ問題なければそれもまた旅情、となるはずだが、ただただしんどかった。

八丈島の観光的ネックはそこだなあと思いながらも、今年の10月、八丈島はそれどころじゃない深刻な台風被害に見舞われた。あれから3か月経ち、復旧も進んでいるとは思うけど、自然災害はこれからもずっと対峙していかなければならない問題であり、その対処は容易ではない。余裕を持てた時、またいつか行きたい。
2025年6月
写真、カレンダーを振り返っても特にこれと言った出来事のない1か月。月報的なフィードバックを見返しても「〇〇をやる予定だったができなかった、〇〇すらできなかった…」などの羅列が続く。それだけ忙しかったということだし、実際、数字的にもよかった。
が、過去に取引をしていた会社の不正が発覚し、それに巻き込まれるという事案も発生した。もう忘れていたけども、振り返ったせいで思い出してしまった。当時やれやれだぜ、と思っていたが、今思い出しても、やれやれだ。とまあ、そんな消耗戦的な1か月だったわけだけど、

クロスが剥がれてきたり、汚れが目立ってきた部分に壁紙を張るなどして修繕したり、照明を新調・設置したりなど、そうした補修を進めることはできた。細かい点ではあるが、ずっと気になっていたことなので、そのあたりを埋めることができたのは嬉しい。現スタッフのたけちゃん、内装作業が得意なので、ありがたいし、助かっている。
J×Jは来年4月に12年目に入る。刻一刻と古びていく。2025年は幸い、厨房機器含め大きな故障や改修なく済んだが、その点については今から構えておかなければならない。とは言え、何もないことを祈る。
7月以降の下半期は③に続く。