Shopify(ショッピファイ)については去年からちょこちょこ取り上げてきました。
今後、自分が飲食店をベースにJ×Jを多角化、多面化していく中で欠かせないツールだと思っていて、だからこそ営業もそっちのけでショッピファイの活用に取り組んできたわけだども、正直、これもまた中途半端感が否めない。未だに毛さえ生えていない素人だ。
それでもちょくちょく「ショッピファイってどうなんですか?」と聞いてきてくれる友人や知人が何人かいて、素人ながらに知ってるかぎりは共有し、こういう活用法があるんじゃないかと提案したりしている。他のECと何が違うのかなどはネット上に溢れかえっているのでそちらをご覧いただければと思うし、繰り返すようだけども僕自身、ショッピファイならびにECの知識はほぼ全くない。けれども、ショッピファイをベースに東京ロマンティックベーカリーと健康で文化的な最低限度の激辛飲食店を構築したのは事実であり、後者はこれからとして、前者はとてもよく働いてくれている。
少し前までは「もう少し知識をつけてから、あるいは実績を作ってからショッピファイについて取り上げよう」と思っていたけれど、結局、僕自身のレベルは全くアップグレードしないまま早半年が経とうとしている。多分、基本的にはずっとこのペースで、ドラスティックな正直、あまり見込めない。
そこで考え方を反転することにした。「いや、むしろこれは素人のままでいたほうがいい」と。素人だからこそ気楽だし、寄り添えるものもきっとあるだろうと。そもそもEC一本で生計を立てるのであればECの知識とテクニックは不可欠だけども、自分と同じような状況にある人にとっては、オンラインはあくまでオフラインの補完であって、その補完計画さえコミットすれば十分なのだ。ウーバーで生きていこうとするならばウーバーを極めなければならないだろうが、副業であればむしろ考えなければいけないのは「どうすればバランスをとれるか」の一点であり、あとはまあ、いい意味で適当でよいのではないかと。適当でいい人がガチのドライバーの助言を請うか、否、多分、そのへんにいる適当な人にどんなものなのかをざっくり聞く程度だろう。というわけで、僕はそれぐらいの温度感の、それぐらいのぬるま湯を真摯に目指していく。
けれど、僕はやはり小規模の飲食店は一度、触れてみてもいいのではないかと思っている。時短を余儀なくされている今であればなおさら。なんならショッピファイじゃなくてもいいかもしれないけど(他のECプラットフォームでもいいのかもしれないけど)、やっぱり総合的に考えると…。
やがてスタンダードになるものも最初は大抵、牽制される。飲食店のようなオフラインの最前線であればWeb系は特にそうだと思うけれど、今、ほとんどのお店がインスタのアカウントを持っているように、小さなお店がショッピファイのアカウントを持っていることが特別ではない時代が来るんじゃないかとどうしても感じてしまう。というか、「時代」だなんてそんな仰々しいものではなく、普通にそうなるんじゃないかと。特に先行者利益があるようなものではないけれど、今のうちに触れておくのはきっと有意義なはず。