Journey×Journeyと山本ジャーニーの冒険-独立・開業と「旅食」の航海日誌-

秋葉原の多国籍・無国籍のダイニングバー「Journey×Journey」。独立開業までの過程とオープン後の日々を綴る、山本ジャーニーの営業日報。

真剣勝負は技量にかかわらずいいものだ。

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Gotch(ゴッチ)というアプリを知り合いの経営者が開発、運営している。コンセプトは「贈れる食事券アプリ」。誰かが誰かに御馳走したい時にアプリ上でそれをプレゼントできるというもの。ゴチになりますの「ゴチ」に由来するアプリなのだけど、先日、ふとしたことがきっかけで、赤坂にある焼肉をゴチしていただき、スタッフとともに初めてのGotchを体験した。

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それはもう美味しくて堪らなかったのだけど(J×JももっとGotchを活用していきます。今回のようなユーザー側ではなく、登録店舗として)、

それはさておき、赤坂から秋葉原(末広町)に戻る際、乗り換えの駅が「国会議事堂前駅」だったので、せっかくタイムリーだし、電車を降りて散歩してみることにした。(昔、六本木でべろべろに酔っぱらった帰りにこの周辺を歩いたことがあり、それ以来なのだけど、あれは何年前のことだったのかもう定かでない)。

夜とはいえ、大一番を控えた目前であり、少しは人がいるかと思ったが警備員が1人か2人いるだけで、辺りは静まり返っていた。

さて、第49回衆議院議員総選挙。今回はどうなるだろうか。

僕自身、支持政党はない。政治信条も特にない。頑張ってほしいなと思う政治家は何人かいるけれど、それぞれ同じカテゴリーにはいない。各々、所属している政党も、掲げている政策もバラバラだし、誰に、どこに、投票するかというのも、その折々と時勢によって変わる。例えば今は自民党以外ないでしょ、と思えば自民党に入れるし、例えばいやここはひとつ共産党に頑張ってもらいたい、と思えば共産党に入れる。有権者も、政治も、日々の生活も、時代も縷々として動いているものなので、その変節は自然であると個人的には思うし、特定政党への支持を固辞するのも、頑なに否定することも、逆にいささか不自然にさえ映る。NHK党の立花党首でさえ(「でさえ」は失礼だけども)、数年前とは全く別の印象だ。多分、この動画だけでも多くの人の多くの印象が変わると思う。

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今回の選挙がちょっと面白いのは大局はともあれ(大局はさほど変わらないだろう)、注目したい選挙区が複数あること。今まで選挙区ベースで勝敗が気になることはあまりなかった。

 

例えば香川1区。「総理になれない君」はまずは平井氏に勝てるだろうか。維新が差し込んできたことで一層面白くなった。

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2021年、まだ残り2か月あるけれど、今年一年、どの映画・ドラマが一番面白かったかと聞かれれれば、『全裸監督2』か『なぜ君は総理になれないのか』のどちらかになる。

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『なぜきみ』の続編にあたる『香川1区』の公開も決定している。結果がどうであれ、絶対に観たい。今回の選挙に限らず、今後、大きな選挙の度に話題になるべきコンテンツだと思う。

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そして、東京8区。れいわの山本太郎氏が起こした混乱は最終的にどう着地するだろうか。計算ではないとは思うけど、計算でも、計算じゃなくても、どちらにしても面白い。

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問題児、政治とカネの震源地、広島3区

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震源の中心にいた本人は先日、控訴を取り下げ、実刑確定。元法務省の大臣がこんな古典的な手法で法を犯すのだから、政治不信も致し方なく思える。

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そして、この嵐の選挙区における候補者の一人、NHK党からのミュージシャン矢島秀平氏

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出身は僕の地元、千葉県市原市。第一声は「ジョニー・デップです!」。市原のような温和な街から、随分尖ったのが出てきたなとは思うけれど、政策はブラック校則の廃止など逆にけっこう普通だったりする。

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同選挙区、自民党は擁立を見送ってるが、同時に岸田内閣で国土交通大臣に起用された斎藤鉄夫氏が公明党から出馬している(国交大臣は公明党から選出するのが慣習となっている)。それぞれの思惑があからさまに蠢く選挙区で勝者になるのは誰か。僕の地元、市原のジョニー・デップは嵐の中の嵐になるのか。

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岩手3区。いつのまにか立憲民主の一兵卒となった、かつてのレジェンドであり、壊し屋ももう79歳。どんな戦いになるだろうか。

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他にも面白い選挙区もあるけれど(大阪5区の籠池夫人はどうなるだろうか?)、個人的にざっくり挙げれば上記のような感じです。でも、僕が思うに今後、重要となるキーワードは「女性」だと思う。女性が政治をどう考えるか、政治をどう感じるか、政治に対してどう動くか、で、多分、既存の体質と構造は蹴散らされることになると思う。何と言っても人口の半分ですから。若者の投票率も大切だけれども、今後、日本を実際的に動かし、風向きを作るのは老若全ての日本の女子でしょう。現時点において、日本の女子が中田敦彦氏の野田聖子の紹介動画を観れば、多分、全てを薙倒して、ごっそり野田聖子支持にまわると思う。ちょっと指摘されたり、怒られたりすると、すぐカッとなって、ムキになるヘナチョコ日本男児には到底、野田聖子氏のシンプルな気合と根性には太刀打ちできない。嫌われるというのは嫌われるだけの理由があって、無視できないから嫌われるし、叩かずにはいられないから叩かれる。

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ちなみに、キッシーはキッシーで、俺は好きです。傀儡だなんやと色々言われておりますし、実際にそんなような気もするけれど、禁断の地、二階派に刃を突き立てたのは事実だし、やるときはやるでしょう、広島男児

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下の動画は先日勝利した総裁選ではなく、2020年、ガースーに負ける前の動画。まあ、これはこれで(袖をまくらずに皿洗いしてるだけで)、捏造だ、偽善だと叩かれてるわけで、気の毒だと思うけれど、そんなこと気にしてたら、やってられないわけだから、とにかくやるしかないのかなと。

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ちなむと、これはこれで面白い。二階ファンの方は是非。

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これだけ価値観が多様化し、複雑化していく中で、右だ左だ、保守かリベラルか、だなんて、そんな二元論とXとYしかない座標で割り切れる世の中ではないわけで、この複雑性にこそ、スリルとエンターテイメントがあるのではないかと。繰り返すけども、若者の投票率の低さは由々しき問題で、訴えかけていくべき運動だとは思うけれど、

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投票率の低さを問題提起し、いたずらに危機感を煽るのはそれはそれで本質ではない。否定が先行したり、消去法や、減点方式は選挙の本来的な姿ではないし、意欲的かつ好戦的な発信者は多くいれど、実質的に選挙の行く末を担う無党派層であるサイレントマジョリティは良くも悪くも強い主張はなく、また熱狂的な関心もなく、非好戦的で、ましてやツイッターで感情的なコメントなんてしないし、誹謗中傷もしない。だからこそ生々しい感情を投影する。政治家はその無関心を目先の結果に利用するのではなく、だからこそ切実かつ誠実でいなければならないと思う。

何はともあれ、一部の大物政治家を除き、大多数の候補者は有力者になるか、ニートになるかの一世一代の真剣勝負に挑んでいるわけだから、その刀と刀が交わる音に耳を澄ませるべきだと思う。

大阪5区の彼女は彼女で、真剣に真剣を振り下ろそうとしているのだ。

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そしてそれは幽遊白書的に言えば、こういうことになる。

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10月31日、全国各地で打ち上げられては咲いて散る、花火を楽しもう。