Journey×Journeyと山本ジャーニーの冒険-独立・開業と「旅食」の航海日誌-

秋葉原の多国籍・無国籍のダイニングバー「Journey×Journey」。独立開業までの過程とオープン後の日々を綴る、山本ジャーニーの営業日報。

三十八中年漂流記①

6月12日、東京アラート解除、そして休業要請緩和はステップ3へと移行し、飲食店で言えば24時までの営業が許されることになった。アラートが鳴るタイミングと、鳴りやむタイミングは一体何を以って判断されているのかと個人的には思うけれど、行動制限が緩められることはあらゆる意味で単純に嬉しい。

対外的には6月1日からの通常営業再開を目途に動いてきたけれど、実際のところは6月1日から14日までの2週間は基本的に定点観測期間として据えた。と言うよりも、そうせざるを得なかった。動こうにも動けない。感染者数推移がどうなるか、東京においても梨泰院のような大規模クラスターがあるのかどうか、2週間前の時点では当然、皆目見当がつかない。GW以降、オンライン領域を拡大していきたいという大枠は掲げていたものの、リアルとのバランスをどうとるかは、実際にリアルがどうなるかが判然としない限り、ベットしようがない。そうした部分を見定めるために2週間の期間を設け、本格的なリスタートは6月15日に照準を合わせた。そして、そうした懸念はいったん杞憂に終わり、無事にステップ3へとシフトし、晴れて6月15日から仕切り直し、という流れはできた。

では、どう仕切り直していくかをこの2週間考えていたのだけど、結果、答えは出なかった。特に何をどうすることもなく、このままふわふわっとしながら、もう少し今のままの状況を継続することにする。

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一番大きいのは2号店のディナー営業の再開を引き続き、見合わせること。土曜日の営業はご予約次第、本店のカウンター席のご利用ももう少し様子を見ることにします。

少し前までは客足がどうにもならない間の時間を活用して、ECの構築やオンライン販売を音速、光速で対応しようと考えていたけれど、いったんペースを緩めてここはひとつじっくりいこうじゃないか、と思っている。例えば、ECの構築そのものは電光石火でいけるかもしれないけれど、ECと実店舗運営を有機的に連動させ、現実的なオペレーションに落とし込み、そこからまたHPや広告などの情報発信に結びつかせるとなると、1つの事柄を強引に推し進めたとしても結局、非効率なことになるというのが現時点で見立てだ。今般においては特に、何よりもスピード感が大切なのは重々承知しているけれど、オーバーワークでシリアスな筋肉痛に陥るのも避けたい。

J×Jは今しばらくギアもステージも上げず、

ステップも踏まず、

引き続き、ビフォアとアフターの間という今だけの時間をゆらゆらと漂ってみようと思っています。

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