J×Jの八百屋計画は現状、宣言しただけでその内容や詳細についてはほぼ全く触れてきておりません。中には「どうしちゃったの?」と本気で心配してくれる方もおりますが、ほんとに野菜を売ろうと思っているわけではありませんし(ただ人参はこの一週間でけっこう売れた)、僕はいたって正常なのでどうかご安心ください。
緊急事態宣言が吹き荒れる中、僕は先週一週間をその準備期間とし、八百屋作りを着々と進めてまいりました。バラエティーも品数もそれなりの感じになってきています。実際にお店で展開しているのですが、この限られたわずかな客数の中で、この限られたわずかな来店機会の中で、なんとリピートしてくれているお客様までいらっしゃいます。大変にありがたいことです。詳細についてはもう少し体勢を整えてからお知らせいたします。
今日は八百屋計画に付随する話になります。品揃えの多くを占めるのが食料雑貨になるのですが、スーパーでさくっと買えるようなものは基本的にラインナップから外すようにしております。まあ、当たり前です。おそらく通常のご家庭には用意されていないんじゃないかというアイテムに集中し、実際にお店で調理し、ご提供しているものを販売しております。価格は仕入れ値(原価)に利益を加えた価格で設定し、利益率は一律ではなく商品によって異なりますが、いずれにせよ総体的に見て妥当だと思えるラインにおさめています。
何故、そんなものを売っているかというと主たる部分は「おうちごはんに飽きた時に、たまにはエスニックでもどうでしょうか?あるいは中東料理に挑戦してみませんか?」という多国籍料理店としての提案です。ただ歯痒いのはデリバリーできないこと、宅配できないこと。お弁当同様、わざわざお店までお越しいただなければなりません。そして、多くの人はそのためにわざわざJ×Jには行きません。
でも中には買いに来てくださる方がいます。お弁当を買いに来たおまけに、とか、仕事帰りや帰宅ついでに、とか、応援で、とか。とにかくありがたいかぎりです。そういった方々に自分ができることは何かと言うと、お買い上げいただいた品物について、レシピや調理の仕方やポイント、活用・アレンジ方法、ちょい足し知識を共有すること。ただ、そんなあれこれを店内で実施するとなると時間がかかります。つまり、テイクアウトがテイクアウトとしての意味を成さなくなる。別途、レシピを書いてる時間もない。であれば、その部分はリモートで、ということになります。ツールは単純にLINE、通話、チャット、メールなんでもいいです。むしろ、「利益」はそのリモート部分を意図したいと思っています。この買い物にユーザーにとって価値があるとすればここです。これまた歯痒いのだけど、現時点で僕がリモートで対応できるのはそれぐらいしかないとも言えます。現時点で。
で、実際、この一週間の間にお買い上げいただいたお客様とそれっぽいことに取り組んでみました。一件目はフォーお買い上げいただいたお客様とのやりとりで、
2件目は世界の前菜盛り合わせなどをデリバリー(宅配も試験的に進めてます)、そしてガパオの素をお買い上げいただいたお客様です。
まあ、これをリモートというのか、という感じではありますが(アナログオンライン…)、少なくとも遠隔ではあるでしょう。ただこれをもう少し発展させて、流行のZOOMで一緒に作ってみるとか、超カジュアルにコーチングしてみるとか、それぐらいはできるかなあと思ったりしてます。アレンジとか、ちょい足しとか、そういう邪道系は僕が得意とする領域なので、ネタやコンテンツは尽きない自信があります。興味のある方は是非。