Journey×Journeyと山本ジャーニーの冒険-独立・開業と「旅食」の航海日誌-

秋葉原の多国籍・無国籍のダイニングバー「Journey×Journey」。独立開業までの過程とオープン後の日々を綴る、山本ジャーニーの営業日報。

お詫びと御礼とお知らせ

全世界を駆けめぐる鎖国政策と、実体経済直撃の世界恐慌、自粛列島と、自粛疲れで「ええじゃないか」寸前の耽美派の方々、

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それに拮抗するかのように投下される新語の数々、クラスター、オーバーシュート、ロックダウン、そして、東京都知事からのその示唆。

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2月前半から現在に至るまで、事業主としての緊張状態と向き合いながら、状況と経過に即した手立てを準備し、少しずつ解放戦線を進めてきたところで東京封鎖とあらば、俺のマゾヒズムもいよいよK点突破だぜ、と荒げたい気持ちもあるのですが、その時はその時までであり、その時までは粛々と日々の営業に勤しむしかないのです。戦車を前に竹槍を握りしめる足軽の心境で毎日に臨んでおります。

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足軽 竹槍」でこの画像が出てきた。

そうした拙き槍も一定の功を奏し、お客様にご来店いただけてることに心より御礼申し上げます。4月のご予約は依然壊滅的(というかゼロ)であるものの、おかげさまで3月末まではノーゲスというボッチダウン(一人ぼっちロックダウン)は回避できそうな見通しが立っております。

2号店については6名様で貸切できることもあり、貸切、満席となっている日も少なからずございます。また、お店の都合につき恐れ入りますが、この度の騒動に加え、「スタッフ不足問題」、「ベテランスタッフがいない問題」の合併症を引き起こしているため、予約状況によっては営業時間の大幅な短縮、休日のイレギュラーな振替を余儀なくされている状態であります。お手数おかけして大変恐縮ではございますが、

ご来店の際には予めお電話にてお問い合わせいただくか、事前にご予約いただけますよう、よろしくお願い申し上げます(また20毛作レストランのフェアに関しては事前のご予約が必須となっておりますのでご注意くださいませ)。

実際に「来てみたけど貸切だった」、「行こうかと電話したらすでに閉まってた」というお声やシーンが少なからず発生しております。こうしたケースについて深くお詫び申し上げます。誠に申し訳ございません…。


刻々と情勢が変わる中で、自店も適宜、臨機応変の対策と対応を講じてまいります。「人事を尽くして天命を待て」とありますが、まだ人事を尽くした感はなく、また天命を指を加えて待つつもりもありません。果報を寝て待つつもりもございません。ご不便おかけして恐縮ではございますが、よろしくお願い致します。

 

「ベストを尽くせ」というのもよく聞くけれど、こういう言葉が登場するシーンというのは、大抵、言ってる方も言われてる方も「何がベストか」をあまりわかっておらず、「まあ、とりあえずベストを尽くそう!」、「そうだね!とりあえずベストを尽くすよ!」という、ぺらぺらな不毛を展開することが往々なわけですが、腰を据えようにもいかんせん地場がふわふわで、一週間後にはもうまったく別なことを言っていそうな気もするけれど、こんな時こそ「とりあえずベストを尽くすよ!」と声高らかに言ってみるのもいいのかもしれない。


正確に言えば、「ベストを尽くすこと」にベストを尽くす。実際のところ、「ベストが何か」自体はそれほど重要じゃない。


というわけで、明日も、明後日も竹槍握りしめます。

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ASHIGARU-YARI