Journey×Journeyと山本ジャーニーの冒険-独立・開業と「旅食」の航海日誌-

秋葉原の多国籍・無国籍のダイニングバー「Journey×Journey」。独立開業までの過程とオープン後の日々を綴る、山本ジャーニーの営業日報。

お詫びと御礼とお知らせ

全世界を駆けめぐる鎖国政策と、実体経済直撃の世界恐慌、自粛列島と、自粛疲れで「ええじゃないか」寸前の耽美派の方々、

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それに拮抗するかのように投下される新語の数々、クラスター、オーバーシュート、ロックダウン、そして、東京都知事からのその示唆。

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2月前半から現在に至るまで、事業主としての緊張状態と向き合いながら、状況と経過に即した手立てを準備し、少しずつ解放戦線を進めてきたところで東京封鎖とあらば、俺のマゾヒズムもいよいよK点突破だぜ、と荒げたい気持ちもあるのですが、その時はその時までであり、その時までは粛々と日々の営業に勤しむしかないのです。戦車を前に竹槍を握りしめる足軽の心境で毎日に臨んでおります。

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足軽 竹槍」でこの画像が出てきた。

そうした拙き槍も一定の功を奏し、お客様にご来店いただけてることに心より御礼申し上げます。4月のご予約は依然壊滅的(というかゼロ)であるものの、おかげさまで3月末まではノーゲスというボッチダウン(一人ぼっちロックダウン)は回避できそうな見通しが立っております。

2号店については6名様で貸切できることもあり、貸切、満席となっている日も少なからずございます。また、お店の都合につき恐れ入りますが、この度の騒動に加え、「スタッフ不足問題」、「ベテランスタッフがいない問題」の合併症を引き起こしているため、予約状況によっては営業時間の大幅な短縮、休日のイレギュラーな振替を余儀なくされている状態であります。お手数おかけして大変恐縮ではございますが、

ご来店の際には予めお電話にてお問い合わせいただくか、事前にご予約いただけますよう、よろしくお願い申し上げます(また20毛作レストランのフェアに関しては事前のご予約が必須となっておりますのでご注意くださいませ)。

実際に「来てみたけど貸切だった」、「行こうかと電話したらすでに閉まってた」というお声やシーンが少なからず発生しております。こうしたケースについて深くお詫び申し上げます。誠に申し訳ございません…。


刻々と情勢が変わる中で、自店も適宜、臨機応変の対策と対応を講じてまいります。「人事を尽くして天命を待て」とありますが、まだ人事を尽くした感はなく、また天命を指を加えて待つつもりもありません。果報を寝て待つつもりもございません。ご不便おかけして恐縮ではございますが、よろしくお願い致します。

 

「ベストを尽くせ」というのもよく聞くけれど、こういう言葉が登場するシーンというのは、大抵、言ってる方も言われてる方も「何がベストか」をあまりわかっておらず、「まあ、とりあえずベストを尽くそう!」、「そうだね!とりあえずベストを尽くすよ!」という、ぺらぺらな不毛を展開することが往々なわけですが、腰を据えようにもいかんせん地場がふわふわで、一週間後にはもうまったく別なことを言っていそうな気もするけれど、こんな時こそ「とりあえずベストを尽くすよ!」と声高らかに言ってみるのもいいのかもしれない。


正確に言えば、「ベストを尽くすこと」にベストを尽くす。実際のところ、「ベストが何か」自体はそれほど重要じゃない。


というわけで、明日も、明後日も竹槍握りしめます。

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ASHIGARU-YARI











「本店は14名様以上で貸切OK、2号店は6名様以上で貸切OK」への冒険①

現状打開のために、自店は「20毛作レストラン」を対応策の一つとしました。

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そして、それと同時に訴えていきたいのが「貸切」です。これを封じられたが故の「20毛作」でもあるのだけど、違う見方によってはリスクヘッジにもなり得るかなと僕は考えています。クローズドな空間での密集がリスキーであるのであれば、逆の状態を担保できれば有効と言えるのではないかと思っていたところに、3月13日、大阪府が下記を表明。

 このニュースを受けて、自店で可能な範囲を模索し、至ったのが「本店14名」、「2号店6名」案です。

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そして、実際に本店のスペースを14名でフルで使った場合と、

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同様に2号店を6名で使った場合を検証。

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これで安心を「担保」できるかというと、それはわからないですし、多分、自分だけでなく誰もわかりえないのではないかと。しかし、世界が、日本が、自治体が、企業が、個人がそれぞれの規模と単位において、best、better、worse、worstを模索していかなければならないのであれば、自店における現時点のベターはここであると認識しており、おそらくここがベストです。

スペースに対して少人数での貸切であれば、


①換気
②一定の距離
③近距離での会話と発生の回避

はコミットできるのではと思っています。


大阪府は「民間への要請は19日をめどに示される国の専門家会議の見解を踏まえ、改めて判断する」としており、また北海道においては緊急事態宣言を19日で終了するとしている。事態は緩やかに「社会活動の再開」に向けて動き出しているのかなと淡い期待を抱く一方、


日経も、ダウも、韓国も、上海も、欧州も、仮想通貨も、安倍ンジャーズも、東出先輩も、黒田総裁パイセンも、IOCも、JOCも、全国家総動員でロイヤルストレートジェットコースター。そんな最中、騒動の本格化以降(3月上旬以降)に改めていただいた自店のご予約も、ここに来て改めて同時多発キャンセル。



しびれるね。




それはさておき、明日のランチはカレーライスです。よろしくお願いします。




 

20毛作レストラン、はじめます②「不要不急、おまえだったのか」編

先日、プレスリリース用に作成した記事をブログにアップしました。

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プレスリリースをどうするか(本当は今週中にリリース予定だったけど、いったん保留にしている状態です)はともかく、フェア自体は開催しており、予約を受け付けております。こういった時勢でありながら、ありがたいことに何件かのご予約をいただいております。心より御礼申し上げます。

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 感染拡大のニュースを見ていると、つらいなあ…と改めて感じるわけだけども、何か行動を起こさなければ、このまま削られていくだけであるのも事実。その一手として「20毛作レストラン」をスタートさせています。このフェアを始めるのにあたって、一番最初に考えたのは「どうすれば来店動機を作れるか」。もともとの人気店や発信力や露出のあるお店は状況が違うと思うし、環境と考え方は人それぞれだし、僕が言うのもなんだけど「外食」って「不要不急」に類すると思うんです。食べるだけだったら、家で自炊して食べればいい、という強固に武装された正論の対抗勢力が「外食」。

 

お店はそれぞれ、そうした正論をかいくぐり、ゲストに足を運んでもらえるような工夫をしないといけない。理由や動機をこさえなきゃいけない。「いけない」と言うか、そこにお店があって継続している、ということは自然とその工夫と動機付けができているということでもある。一連の騒動に伴い、多少大袈裟な表現にはなるけれど、自店はそうした存在理由や存在意義的な部分に大空襲を受けた(勿論ウチだけじゃないけど)。逆に言えば、その焼け野原から別の来店動機を生むことができれば、窮地を脱するきっかけにもなり得る。必要なのは「切り口」だ。

 

そう考えれば、「多国籍料理店なのだから、多国籍料理で」という結論はいたってシンプルであり、明瞭だ。自然と主たるテーマは「海外・旅行・世界」に据えられ、切り口としては、「今海外旅行には行けないけれど、せめて海外旅行気分を…」とすることとした。実際に「GWに予定していた海外旅行がキャンセルになったので、そのストレス解消に」といった理由で予約をしてくれたゲストもいらっしゃる。この方にとっては失礼な言い方になってしまうかもしれないけど、立派な動機付けができて嬉しい。

 

他にも「旅人仲間と飲むので、20ヶ国の中からどれがいいかアンケートを取ってます。一番票が多かったコースにしますね」とか、


「アジアを一緒にまわった友達と飲みに行くから、アジア周遊コースで」とか、

 

ボリビア料理って全然想像できないんで食べてみたい」とか、


そういう声をいただいております。自粛によって家や限られた場所で食事をしているのであれば、その反動として珍しい料理は求められるのではないだろうか、とも思ってます。

勿論、どうにか売上を作らなきゃという切迫した事情があるのだけど、少しでもエンターテイメントの要素を入れたいというか、飲食店として気持ちが上がるようなこと、なんとなく楽しいことをしたいなと思っていたので、上記のような声はそういう意味でもありがたいことです。

 

ちょっと前のことだけど(2月27日)、話題になったツイッターの投稿。

 

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不要不急君がベンチに下がらなきゃいけない時もあるけれど、


不要不急君がピッチに戻らないといけない時もある。


 

 

20毛作レストラン、はじめます①「プレスリリース」

今、旅行にはちょっと行けないけど…
20毛作レストランで海外旅行気分!!
世界20ヶ国の料理コースを期間限定で半額1000円!!

旅食(世界一周料理)をテーマにした多国籍ダイニングJourney×Journey(所在地:東京都台東区台東、代表:山本)は、5周年を記念して、世界20か国の料理コース半額フェアを開催致します。


秋葉原旅食ダイニングJourney×Journey>

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20毛作レストランについて

通常、飲食店における「2毛作」というのは「昼はカフェ、夜はバー」といったような形態のことを指しますが、ジャーニー×ジャーニーでは同じディナータイムに世界20か国の料理コースを提供することで20毛作レストランとしました。その日の気分によって今日はイタリアン、明日はエスニック、来週はメキシカンといったように、海外旅行気分をカジュアルにお楽しみくださいませ。

「世界20ヶ国の料理コース半額フェア」の概要

3月16日から3月31日までの間、世界20か国の料理コースを通常価格の半額、1,000円(税別)にてご提供致します。対象となる国はアメリカ、メキシコ、韓国、中国、台湾、タイ、ラオスベトナム、マレーシア、インド、トルコ、イタリア、スペイン、ポルトガル、モロッコ、ペルー、ボリビア、ブラジル、タンザニア、日本の計20か国で各コースは5品で構成されます。このコースとは別に世界中の料理を一度にお楽しみいただける世界一周スタンダードコース(セール価格:1,250円)、世界一周プレミアムコース(セール価格:1,500円)もご用意しておりますので、お気軽にお問合せくださいませ。

またジャーニー×ジャーニーは多国籍料理店として世界のビールや珍しい国のワインを多数取り揃えている一方で、ハイボールやサワーは勿論、焼酎やお茶ハイ、カクテルもご用意しておりますので、ドリンクは幅広くお楽しみいただけます。お店の作りもシンプルかつアットホームな仕様になっておりますので、どなた様にもおつくろぎいただけます。

フェアご利用時における注意点

①当フェアの開催は3月9日からの受付開始で3月31日までとなります。


②お席のご利用は2時間半となります。また期間中はワンドリンク制とさせていただき、別途お1人様300円のテーブルチャージがかかります。

③飲み放題ご希望の方は+2,000円(税別)となります。

④2日前までに要予約、3名様以上のご利用からとさせていただきます。また16名様以上の貸切のお客様は対象外となりますのでご注意くださいませ。

⑤ホームページもしくはお電話にてご予約をお済ませの上、ご来店をお願い致します。(フェアの適用は事前にご予約いただいた方のみとなりますので重ねてご注意ください)

「旅食」がコンセプトの多国籍ダイニング「Journey×Journey」

2012年に「食」や「料理」をテーマに世界一周しました。その中で食べた世界の料理の数、1165皿。その1165皿の一部を再現、アレンジしたのが「旅食」であり、J×Jではその「旅食」とともに世界中のビールや珍しい国のワインをご提供しております。2015年に本店を開業し、そして2017年に2号店をオープン、本店はまもなく5周年を迎えます。J×Jのミッションは『ゲストの「今日、楽しかったね」を作ること』。20毛作フェアや旅食、世界中のお酒を通して、「今日、楽しかったね」とおっしゃっていただけるよう、スタッフ一同努めてまいります。

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世界20ヶ国の料理コース(メニュー例紹介)

*メニューはイメージであり、仕入れ状況などにより表記と異なる場合があります。


アメリカround

アメリカンコブサラダ、ベーグルと特製ホットドッグの2種盛り合わせ、シーフードガンボ&フレンチフライ、バッファローウィング、チキンオーバーライス

メキシコround

→メキシカンシーザーサラダ、タコスの2種盛り合わせ、トルタ・アフォガーダ、白身魚フライのベラクルスソース、モーレチキンライス

③韓国round

チョレギサラダ、トッポギ、プルコギ、サムギョプサル、ブテチゲ


ベトナムround

→ゴイクン(生春巻き)、バインミー、カインチュア、バインセオ、カオラウ/フォー

 
マレーシアround

→ロティチャナイ、サテアヤム、ビーフ・ルンダン、バクテー、ミーゴレン


⑥インドround

アチャール盛り合わせ、サモサ、ダルカレー&チャパティ、チキン65、ポークビンダルー

 
トルコround

→チョパンサラタス、鯖サンド、坊さんの気絶、イスケンデルケバブ、ミディエドルマライス


⑧イタリアround

→パニーニ、ピッツァ・ビスマルク、アランチーニ&フレンチフライ、ピカタ、タリアータ&ガーリックバターライス


⑨チャイナround

→角煮割包、青椒肉絲、乾焼蝦仁、油淋鶏or油淋魚、麻婆豆腐炒飯


⑩台湾round

→小龍包、台湾風牡蠣オムレツ、炒米線、鶏排、魯肉飯

 
ラオスround

→カオチーパーテ、ピンカイ、ラープ&カオニャオ、ラオス風クリスピーポーク、カオピヤック

 
スペインround

→アヒージョ、フラメンカエッグ、タコのガリシア風、鶏肉のぺピトリア、パエリア

 
ポルトガルround

→フランセシーニャ(ビファーナ)、サルディーニャス・アサーダス、バカリャウ・ア・ブラス、豚肉とあさりのアレンテージョ風、アロス・デ・プルコ

ロッコround

→モロッカンサラダ、ハリラ&ホブス、ベルベルオムレツ、鶏肉のタジン、ラム肉の煮込み&クスクス

ペルーround

→セビッチェ、カウカウ、ロモサルタード、アヒ・デ・ガジーナ、パリウエラ

ボリビアround

→パパ・レジェーノ、サルチ・パパ、シルパンチョ、サフタ・デ・ポジョ、ピケマチョ

 
ブラジルround

フェイジョアーダ、コシーニャ、リングイッサ&フレンチフライ、ㇺケッカ、シュラスコ風ステーキ

タイround

→ヤムウンセン、オースワン、ムートート、トムヤムクン、ガパオライス/パッタイ

タンザニアround

→タコのピリピリ、チプシーマヤイ、タンザニア風肉じゃが、鶏肉とバナナのスープ&ウガリ、フライドフィッシュシチュー

日本round

→鮮魚のなめろう/さんが焼き、カツオと茄子のタタキ、牛筋肉じゃが、J×J風チキン南蛮、瓦蕎麦風つけそば

さらに6つの特別コースも!

特定の国の料理だけでなく、他にも色々食べたい方のために、


㉑アジアコース(1250円)

㉒ヨーロッパコース(1250円)

南北アメリカコース(1250円)

㉔中東・アフリカコース(1250円)

 

といったエリア別の料理コースも対応可能であり、さらに、

 

㉕世界一周スタンダードコース(1250円)
→南米やアフリカのお料理も含めて、世界中の料理を一度にお楽しみいただける構成になっております!


㉖世界一周プレミアムコース(1,500円)

→上記、スタンダードコースをバージョンアップ!フォアグラなど珍しい食材も使用してラグジュアリーに!


も含めた合計26コースをご用意してお待ちしております!!

店舗概要

店舗名 :秋葉原旅食ダイニングJourney×Journey
所在地 :東京都台東区台東1-13-9
設立  :2015年4月
電話番号:080-4096-5577
営業時間:【Lunch】<月-金>11:45~14:30(LO13:45~)
     【Dinner】<月-土>18:00~23:00(LO21:30~)


*予約状況や貸切などの都合により、通常営業できない可能性がありますので、お電話にてご確認・ご予約の上、ご来店いただけますようお願い致します。

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まずは、っていうプレスリリースを打ってみようと思っている。

 

そして、「俺も頑張ろう」とか思っちゃうわけです。

「飲食業」を営んでいるのであれば、「飲食業」でこの難局を打開していかないといけない。

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色々考えたけど、これが結論。

 

言うほど影響が出ていないお店もそれなりにあると思う。商圏の属性、立地、業態、提供内容によってまちまちでしょう。自店で言えば、ランチはむしろ最近の方が忙しい気がするし、お弁当は伸びてる。問題はディナーであり、それをどうにかしないかぎり立ちゆかない。客層が複合的に構成されているお店であれば、「A層は壊滅的だけど、B層は来てくれている」という状態になり、B層に向けた施策に集中し、訴求を高めていくことになると思うのだけど、自店は特定の客層にリソースを寄せ、おまけに「シーン」まで照準を絞っていたので、そこがごそっと抜けると、ぐさっと切実だ。

 

というのは2週間前には覚悟していたこと。

 

で、どうするか。

 

なのだけど、その前に脱線。

 

今回のことを受けて、貸切と団体利用はほぼ全てキャンセルとなった。自店のモデルとしてはそのキャンセルは痛切で、そのニーズがまるごと封じこまれたことによって加速度的に危機に陥っているわけだけども、そうしたビジネス的な意味合いとは別で思うのはシンプルに「寂しい。そして、残念だ」ということ。3月の飲み会ってなんかエモいんですよ。忘年会は単純にどんちゃんやってる感が強いのだけど、3月はやはり送別会があって、お互いの労いがあったり、退職や定年のお祝いがあったりと、終わり感と始まり感が強く、なにかとエモーショナルで、そこに居合わせる僕はフツーに胸を打たれるんです。そして、「俺も頑張ろう」とか思っちゃうわけです。貸切や団体の半分くらいはリピート利用だし、5年目ともなると、新人さんからベテランの方まで顔と名前となんとなくのキャラがわかるゲストもわりといて、そうなるとスピーチとかけっこう聞き入っちゃうというか、なんなら一緒になって感動してしまうんです、黙々とフライパンを洗いながら。


翻って思うのは、ジャーニー×ジャーニーは飲食店として「お酒」と「料理」と「サービス」を提供し、その対価をいただいているわけだけども、核心はもっと別にあって、自分がお店を通して大事にしたいのはむしろそこだな、と最近改めて強く感じる。言語化は難しいのだけど、あえて凡庸で朧げな言葉を用いるのであれば、「コミュニケーション」ということになるんだろう。お店とゲストの、ではなく、ゲスト同士のコミュニケーションであり、その「時間」そのものだ。

 

だから、店は開けないといけない。ゲストに来店してもらわなくてはいけない。お弁当は伸びてるわけで、それはそれで力を入れていくわけだけども、テイクアウトだとか、オンラインだとかは詰まるところしっくり来ず(そもそもそのリテラシーもない)、「料理そのもの」やお酒も自身の本領にあらず、 必要なのはもっと違う働きかけなんだろうなと思っている。

 

ゲストが退店されるときに僕が気になるのは「美味しかったかどうか」ではなく、

 


ひとえに「楽しかったかどうか」だ。



 

商売不繁盛論ならびに路地裏経済論「コロナウイルス編」⑥FIN

一か月前はスタッフ不足問題が焦眉の急で東奔西走していたのだけど、結局、求人広告を出す前に、思わぬところであれよあれよと繋がりが繋がりを生み、問題収束に向けて盤面は急速に展開していった。今回はちょっとマジでやばいなと思っていたし、長期的な耐久レースになることを覚悟していたので、目まぐるしく動く状況に自分自身が追いつかないほどった。それどころか、一連を通じて、想定外の化学反応が方々で起こり、別問題として捉えていた課題も解消されていった。虎穴に突き落とされ、虎子を得るという思わぬ順風、そして満帆。

 

のはずだったが、そうした劇的なビートに並行して、コロナウイルスが台頭。予約はことごとくキャンセルとなり、電話は絶望的に沈黙し、採用の問題が解決していくとともに、今度は採用そのものが問題になるのでは、と恐怖が逆流した。

 

けれども、2月21日に4月1日からの社員雇用が決まった時点で、腹を括った。この状況では「拡大」はできない、しかし「縮小」もない。コービット君に対して抗戦するしかない。「どうしよう?」という暗中模索や、「どうなるんだろう?」という五里霧中は体力と精神を恐ろしく消耗する。しかし、やるしかないのだ。やるしかないとなればやるしかなく、というわけで、やるしかない。ここまで物事がシンプルに削ぎ落されることもそうはない。シンプルになれば元気になる、「元気があれば何でもできる」。ちょっとサディスティックがすぎるぜ、とは思うけれど、そうでもない限り危ぶむばかりで道はない。そういう側面ではこの境地、君のおかげだよ、ミスター・コービット・ナインティーン。

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では「何」をやるか。そして「どう」やるか。


こういう時のために「飲食営業そのもの」以外の事業や副業がポイントになってくる。勿論、その必要性はわかっている。有事の際にはその別領域に注力すればいい。だから、ことごとくジャブを打ってきた。そして、そのジャブはことごとくジャブにとどまり、ことごとくその拳は何らに到達していない。


①デリバリー/ケータリング→Uberはスタッフ不足問題を受けて解約したばかり。

②ブログの広告収入→収益化まであと4,000年くらいかかる。

Youtubeの広告収入→収益化まであと1万2,000年くらいかかる。

ストアカで料理教室→開設とともにコロナ戦争開戦。

⑤自社商品のOEMからのEC展開→もはやどれだけ大変かもわかってない。

 

現在取り組んでいる中で最も有効なのは内装事業なのだけど、案件は降ってこないし、フロー的に間に合わない。オンラインで言えば、クラウドファンディング、課金、投げ銭、サブスク、あれこれあるでしょう。けれども万に一つ、マネタイズできるものがあったとしてもそれは個人レベルの気休めにとどまり、一か月後に渡すスタッフのお給料や家賃にははるか遠く及ばない。

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そうじゃない。

 

今後の課題としてはともかく、「今」はそんなんじゃない。

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勿論、情報や技術は味方につけなきゃいけない。時代や趨勢の風向きを読まなくてはならない。頭はどこまでも柔らかく、身体はどこまでも軽くしなければならない。

けれど、結局は現状、僕は飲食店の店主だ。ほとんどの飲食店の店主がほとんど飲食店の店主であるように、それっぽいことを取ってつけたかのように持ち出したとしても、イチ店主に過ぎない。「飲食業」を営んでいるのであれば、「飲食業」で打開していかないといけないと思う。政治家が政治で問われるように、医者が医療で問われるように。難しいけれど、そこを突き抜けていかなければならない。全霊を以て臨まなければならない。

 

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これもううざいですよね。てか痛いですよね。わかってるんだけどやめられなくなっちゃたよ。当記事における画像は全て『HUNTER×HUNTER』より拝借させていただいております。

ただコービット君は手強い。


未だにトイレットペーパーを心配しないといけないほど常軌を逸していて、政治に見向きもしなかった人々が急に政府の一言一句に夢中になるほど狂気で、隣の人の咳にあたかも正義かのように悪意を剥き出すほど傾いている(かぶく=異様)。

 

だから、僕も常軌を逸してみようと思います。正気の沙汰のままだとお店が潰れそうなので、この機に思いきって傾奇者に転じて、狂気に突っ走ってみようかと。飲食店のイチ店主として。

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この記事のタイトルに「商売不繁盛論ならびに路地裏経済論」という言葉を用いたのはこの「不繁盛」に対して「何を思い、何ができるか」と、この「路地裏」で「何を考え、何を起こせるか」がテーマだから。でも「コロナウイルス編」はこれで終わり。実際のところコービット君が手強いというよりも、同氏がもたらす集団心理と右に倣えの現象の方がよっぽど厄介だ。だから、ジャーニー×ジャーニーはジャーニー×ジャーニーにとってのウルトラCに挑戦してみようと思う。常軌を逸し、狂気を以っての冒険だ。

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商売不繁盛論ならびに路地裏経済論「コロナウイルス編」⑤

2月17日週は元々4件の団体の予約が入っていたが、1件キャンセルとなり、残り3件。逆に言えば、週初めの時点でまだこの3件については特に変更の知らせはなかった。複雑な気持ちを抱きながらも「直前のキャンセルも当然ありうるよな」と戦線恐々していたのだけど、結局、予定通り、宴会は行われた。まずはいただいていた予約をちゃんと対応できたこと(当たり前なのだけど)に安堵した。

 

一方、営業外では焦点が定まらない、曖昧で、落ち着かない一週間だった。この時点ではまだ、

 


「自店が通常、営業スタンスとして、普段使いよりも「貸切/団体利用」にフォーカスして訴求し、その文化をせっせと積み上げてきてしまったことがより事態を深刻にしている。そのスタンスは自分なりの“選択と集中
だったのだけど、それが今回思いっきり跳ね返ってくることになった。『コロナウイルス編①』より。

 

といった心地で、3月1日現在のような状態に全体が陥っているとも思っていなかったので、3月の営業をどう考えるべきか要領を得ないまま逡巡した。一点突破でぶれずに「貸切/団体利用」を推していくのはまずあり得ない、舵を切るべきなのは間違いないのだけど、どう切るか。どこに切るか。中途半端なことをしても付け焼刃であって、さしたる効果は見込めない、では大胆な値下げに走るか、否、そんなことしても体力的にも経費的にも消耗するだけ、そもそも「集客」自体が適切かどうかもわからない。といった具合で、「ああ、これはもはや俺の頭の中が感染しちゃってるわ」という診断を自ら下した。


まずは「情報」。お店側もゲスト側も近隣がどう動いているのか、全体がどう動いてるのかの把握。ランチに来てくれるお客さんに会社の様子を聞く、ピーク時の他店の動きを調査する、業者さんに売上の推移を確認する、スタッフにSNS界隈の動きを教えてもらう、飲食店同士で情報交換する、簡単なことだし、当たり前のことなんだけど、直接関係しないようなことを意識的に取り入れながら、視野が自店のことだけに集中しないように集中した。

 

次に「断捨離」。と言うと、ちょっと強い表現になってしまうけれど、これを機に「とりあえず一応残しておこう」と思っていたあれこれをいったん切り離してみることにした。勿論、日頃から有効でない経費は削ぐようにしているけれど、こうした極端なことが起こると普段さして気にしてないようなこと、当たり前だと思っていたことにも目が届くようになる。これはこれでいい機会だろうということで、諸々、断捨離した。「情報」と「断捨離」、この2点だけである程度スッキリする。そして、これはたまたま幸いなことに切り離したものに買い手がついたりして、うまく循環するケースもあった。

 

そうこうしているうちにAさんの回答期限、2月22日が近づいてきた。正直、Aさんがどう決断するか見当がついていなかったのだけど、心構えとしては「見送られる」つもりでいた。でないと、ちょっと切り替えが追いつきそうにない。

 

Aさんは期日の前日に連絡をくれた。回答は、

 

「あれから自分のことを色々考えて、ジャーニー×ジャーニーで働きたいと思い、連絡させていただきました!」


だった。

 

一週間、視界を覆っていた濃厚な霧が後退していく感があった。

 


舵は切る。けれど、縮小路線はない。

 

 

商売不繁盛論ならびに路地裏経済論「コロナウイルス編」④

2月9日、「転職を考えていて、飲食店にも興味がある」というAさんとひょんなところから知り合い、「じゃあまた後日(2月13日)、面接と言うか、ちょっと一回お話してみましょうかー」という運びとなった。

 

2月11日、SNSで求人投稿を発信。ありがたいことに自分の想像以上に反響があり、14日(B君)、15日(C君)、18日(Dさん)と次々に面接や内見が組まれることになった。これを受けて、苦心して書き上げた求人メディア投稿用の記事のWEB掲載は延期することにしたわけだが、仮にもし4人ともうまくいかなかった場合、2月最終週に再掲載、もしうまくいった場合でも試しに配信してみようかと考えていた。人がまったくいない状況での掲載はデッド・オア・アライブの鬼気迫るものとなるが、そうでないのであれば余裕を持って配信し、余裕を持って効果計測することができる。コストはかかるけれども、せっかく書いたし、いい機会だし、この記事と募集要項で反応があるのかどうか精査してみようと思った。もしスルーされるようであれば、問題点と改善点を洗って次回の掲載に活かせばいい。

 

2月13日、Aさんと面接(と言うか、飲み)。「是非、働いてほしい」とその場で伝達。ボールを持っているのは僕ではなく彼女という状態で、回答期限を翌週2月22日とし、この日は終了(結果的にこの9日間で事態がめまぐるしく揺れ動くこととなる)。

同2月13日、新型コロナウイルスによる国内初の死者が出る。神奈川県の80代の女性で、同日、感染が確認された東京都の70代のタクシー運転手の「義理の母」とのこと。ニュースは注視していたが、この時はスタッフ不足問題に光明が射したことに嬉々としていた。


2月14日、2月下旬の貸切のキャンセルの連絡。「中国とインドの方が多いので(30人くらい)、インドの方用にベジのメニューも用意してほしい」と元々言われてたこともあり、実際にキャンセルの連絡が来ても、飛行機が飛ばないんじゃしょうがない、と深く考えていなかったが、ついにウチにもコロナの影響が出たか、とは思っていた。


2月15日、C君との面接(と言うか、この日も飲み)。この日は面接において、C君に対し、コロナのことについて言及している。「拡大しないといいけどねー」ぐらいではあったが、危機感を感じていたのは確かだ。


印象と姿勢が戦慄とともに変わってきたのがこの直後の2月16日、上記タクシー運転手が参加していた1月18日の屋形船での新年会に同席していた他の参加者にも感染が確認されたという報道を受けて、J×Jにとってはここが分水嶺だと思った。「世の中のムードは変わってくるだろうな」と覚悟した。

実際にこのあたりからキャンセルの連絡が相次ぐようになる。勿論、売上自体も問題だけれども、同時に考えなくてはいけないのは「採用をどうするか」だった。せっかく打開の道筋が立ったというのに、採用計画そのものを抜本的に見直さなくてはいけなくなった。誰を、何人を、どのように採用すべきなのか。そして、それはこちらの意向だけで決められるものではなく、先方の意向があってこそのものなのだ。この時点でフルタイムで働いてくれる人はまだ一人も決まっておらず、コロナの深刻さがどれだけ拡大していくかも定かではなかった(今も定かじゃないけど)。難しい判断とハンドリングを迫られることになる。


坂本龍馬寺田屋で伏見奉行所に襲撃され、取り囲まれた時、警護役の三吉慎蔵(長州藩士)に、

「こりゃあちっくと難儀じゃのー、三吉さん」


と言ったが(大河ドラマ龍馬伝』では、の話だけど)、まさにその心境だ。

 


こりゃあちっくと難儀じゃのー、ジャーニーさん。

 

 ちなみに。

iinee-news.com

デマかなって思ったけど、朝日さんも。

www.asahi.com

それでもデマかなって思ったけど、高知新聞も。

www.kochinews.co.jp

それでも疑って、高知県庁のHPへ。

www.pref.kochi.lg.jp

 

 マジだわ。

 

さすが、土佐。

  

商売不繁盛論ならびに路地裏経済論「コロナウイルス編」③

刻々と事態は深刻化。

本来であれば、深刻度が増していくのとともに情報や取るべき行動を明確にすべきはずなのに、あるいは自然と明確化されていくべきなのに、定義も基準も曖昧なまま、核心と要領を得ない断片だけが宙に浮く。「正しい情報をとりましょう」と言うが、その「正しい情報」がどこにあるのかがわからない。

ディナーは壊滅的だけれども、幸いランチタイムは平時と何ら変わりない(今のところ)。お越しいただいたゲストに満足していただくこと、働いてくれているスタッフにお給料を渡すこと、この2点のコミットが僕のやらなきゃいけないことの全てであり、あとやれることと言えば、現状、うがいと手洗いだけだ。

もはや「一週間前はどういう感じだったっけ?」と霞むほど、情勢の展開は速く、多角的なのだけど(一週間前はプリンセス・ダイヤモンド号のことで持ちきりだった)、それでいてじわじわと弄られているようなえぐさがある。スタッフの一人が「コロナ、もう飽きた」と言っていたけれど、僕もさっさと飽きてしまいたい、が、結局のところ日常を日常的に紡いでいかないといけないわけで、であるかぎり、開き直ったところたほうがいい。が、開き直ったところでお給料が湧いてでてこない。という具合に、「が、しかし」が連綿と続いていく。

 

ちょっと遡って、今までの流れを整理してみたいと思った(自分的にはちゃんと意味があって)。

 

年が明けて、アメリカがイランの精鋭部隊の司令官を殺害。それを受けてイランはアメリカに報復を仕掛けたが、その緊張状態において、ウクライナ旅客機をミサイルで誤射。乗員乗客176人が全員死亡。「キツいニュースだなあ、大丈夫かなあ」と思いながら、ヨーロッパ旅行に出発したのが1月9日。この時点でコロナのニュースは出ていたけれど、当然気にとめていなかった。

 

一週間後にヨーロッパから帰国し、直後、社員の急な離脱が決定的となる。大慌てでこの収拾に取り掛かり、なんとか欠員は埋めたものの、日々の営業だけで手一杯となり、採用活動は可能性がありそうな友人や知人に直接あたってみる程度にとどまった。結局、その直接の打診は全員空振りに終わり、できればお金はかけたくないが仕方あるまい、ということで求人記事の作成に着手したのが2月上旬。2月14日に配信する方向で動いていた。でも、その前にダメ元でSNSで求人を発信してみようと試みたのが2月11日。

www.journeyjourney-blog.com


時同じくして、

 

ハンガリーにいる知人が「私の知り合いの中国人がハンガリーで差別的な扱いを受けている」という内容のSNS投稿を見て、(その中国の方には悪いが)ちょっと時期がずれてたら俺も旅行しづらかっただろうなと思ったのを覚えている。これが2月初旬で、脅威を少しずつ肌で感じるようになっていた。この1週間前(1月下旬)に大手のGMOや知り合い(というのもおこがましいのだけど)のIT企業が従業員のリモートワークを実施。そのニュースや投稿を見た時は「マジで?」と感じたのも同時に覚えている。マジで?、という軽いノリはこれからほどなくして消滅し、あの段階でその決断をしていることに今改めて感服する。


この時点では、存亡の危機の中心はまだ「人手不足」にあった。

 

 

 

商売不繁盛論ならびに路地裏経済論「コロナウイルス編」②

前回「コロナウイルス編」①を書いたのが2月23日。

 

3連休及び、3連休が明けたらどうなるだろうかと思っていたけれど、良いニュースは一つもないまま、全国的に感染は拡大、4人目の死者、愛知の老舗旅館「富士見荘」の廃業、電通の本社ビル勤務全員在宅リモートワーク、世界的に見ても韓国、イタリア、イランは悪化の一途、ダウ平均ともに日経平均も大幅値下げという大荒れ(むしろここまで一定の水準を保っていたのがすごい)。そして、ここに来て「金」というワードが登場するという混迷(会社や財政が破綻すれば価値がなくなってしまうのに対し、金は現物資産であり、世界中で認められており、かつ絶対量が決まっているために価値が揺れない、らしい)。たまに「金」を売りにくる営業マンがいて、タフな仕事だなあと思っていたけれど、彼は今何をしているだろうか。

そんな中、2ちゃんねるの創設者ひろゆき氏が、

・乗客が一定距離が保てない時間帯は駅への入場禁止

・出社義務を無くす

・飲食店の原則営業停止

・学校閉鎖


とツイート。


これに対し、ホリエモン氏、

headlines.yahoo.co.jp

この中から 飲食店のことだけを抜粋すると、


「飲食店を営業停止にしちゃったら大変だよ。政府が補助金とかをバンバン出さないと潰れる飲食店が山のように出ますよね。そうしたら自殺者がどれだけ出るか、想像してみてください」

 
と反論。


J×Jが取引している業者さん(酒屋、食品卸、精肉卸、お米屋さん)に聞いてみたところ、前月や前年に比べて大体70%ぐらいで推移しいているとのこと(多分今はもっと下がってる)。ニュースとか記事とか見ていても大体そんな感じだ。観光客利用や団体利用を訴求しているお店の下げ幅が50%と仮定すると、単純計算で他の飲食店(あまり影響を受けてないお店)は昨対比は90〜100%となり、普段とそれほど変わらないお店もまあ普通にある、ということになる。ただの個人的な推測だけども。


長期化すれば、無数にある飲食店たちはどうなっていくのだろうと思う。けれど、数多の飲食店を憂いている場合でもないので、自店のことに集中しなければならない。おそらくこのままいけば昨対比35〜40%くらいまで落ち込むのではないかと思うけど、当然「このままいけば」という仮定はありえないわけだし、売上はあくまで「売上」でしかない。

普段、ブログを書くときは一定期間、リアルタイムと間隔を置いてから書くようにしているのだけど、今回は推移をある程度臨場感を保ちながら書いていきたい。と思っている。できるだけ。多分。いや、難しいか。