Journey×Journeyと山本ジャーニーの冒険-独立・開業と「旅食」の航海日誌-

秋葉原の多国籍・無国籍のダイニングバー「Journey×Journey」。独立開業までの過程とオープン後の日々を綴る、山本ジャーニーの営業日報。

飲食店側から見たGotoeatの注意点と活用方法①

Gotoeatが始まって一ヶ月強く経ちました。どうなるのかなあと思いながら、ちょっと経過を見てみようと思い、J×Jとしては特に打ち出すことなくやり過ごしてきました。

うまくハマってるお店さんもあれば、なんとなく敬遠しているお店もある、という具合で、今後は流れに乗っかるお店と、煩わしくなってやめるお店と鮮明に別れていくだろうなと。そんな中、J×Jはどうしていくかと言うと、今後少し門戸を開いて緩和姿勢でいこうと思ってます(時期未定、11月月内はまだ未定)。

全く知らないという方もいらっしゃると思うので簡単に言うと、

①プレミアム付き食事券の発行
②オンライン予約による予約・来店者へのポイント還元

この2つから成り立ってます。

①については単純に10,000円分を買えば12,500円分の食事券をもらえるというもの。台東区は11月20日から販売ということです。

今回深堀りしたいのは②のオンライン予約によるポイント還元です。12事業者ある中で、J×Jは食べログぐるなびホットペッパーグルメでネット予約を開放しようと思っているので、以下については上記3サイトに照準を絞ります(12事業者によってそれぞれ要件が異なるのでほんとに煩雑)。

オンライン予約においては1名につき1000ポイント還元されるので、J×Jを10名でネット予約すれば、予約者/幹事さんには1,000円分のポイント×10名様分=10,000円分のポイントが付与されることになります(ランチは500Pですが、J×Jではランチのネット予約は受け付けません)。

注意点として、

①そのポイントはその場で使えるものではなく、次回以降にもちこされること。
②そもそもポイントがつくのが約一週間後(予約サイトによりばらつきあり)。
③ポイントは全て予約者・幹事に付与されること。
④ポイント活用の際もネット予約が必要。
⑤店によってポイント活用の条件が異なり、またその条件も変動すること。
(席のみの予約が不可であったり、人数や時間帯に制限があったり、ネット予約を受け付ける期日がマチマチだったり(当日予約OKのところもあれば、2日前までに要予約だったり)

そして、もう一つは⑥還元ポイントはその予約サイトでしか使えない、ということです。例えば食べログ経由で発生したポイントは食べログでしか使えないので、ポイントを使いたいお店がそもそもGotoの対象なのかというチェックに加え、食べログのネット予約を開放しているのかどうかを事前にチェックする必要あります。ぐるなびホットペッパーグルメではネット予約を受け付けてるけど、食べログでは未登録、みたいなお店はたくさんあるので。

お店側からすればできるだけ多くの予約サイトに登録して、集客を広範囲に広げたいところですし、ユーザーにとってもそれが好ましいとは思いますが、広げすぎると今度は予約管理が煩雑になり、ダブルブッキングなどのトラブルのリスクが高まります(そもそもコロナそのもののリスクも依然あるわけで…)。おそらく多くの個人店はサイトを絞って展開していると思います。

さらに言えば、飲食店にとっても各予約サイトで要件が微妙に異なります。ネット予約は即予約リクエスト予約の2つがあり、前者は予約すればそのまま確定するのに対し、後者の場合、お店側の承認があったのち予約が確定します。ユーザーにとってはワンクッションなくそのまま予約をFIXできた方がいいと思いますが、少なくとも僕にとって即予約はリスキーであり、できればリクエスト予約で慎重に予約を管理したいと考えます。

ぐるなびホットペッパーはリクエスト予約を認めていますが、食べログは即予約のみの仕様になっています。なので11月9日時点でJ×Jは食べログのネット予約を「5名様以上でかつ世界一周スタンダードコースのご利用の方のみ」という門戸を狭める制限を設けております。一方、ぐるなびホットペッパーでは予約確定前に一度お店側で確認することができることから、少人数での受付などを可能とし、制限を緩和しようと思っています。つまり、同じお店なのにも関わらず、食べログでは5名からしか予約できないのに、ぐるなびからは2名で予約できるなんていう状況が生まれるのです(ただ多くのお店、特に席数に余裕があり、積極的なお店はそうしたことは気にせず積極的に開放していると思います)。

上記は店側の都合と状況に基づくものですが、ユーザーにとっても「どの予約サイトを使うか」は一つ重要なポイントだと認識しています。Gotoeatで付与されるポイントとは別に各サイト独自のポイント(言わば通常ポイント)がつくからです。


この点については次のブログでご紹介したいと思います。