Journey×Journeyと山本ジャーニーの冒険-独立・開業と「旅食」の航海日誌-

秋葉原の多国籍・無国籍のダイニングバー「Journey×Journey」。独立開業までの過程とオープン後の日々を綴る、山本ジャーニーの営業日報。

J×J online apartmentについてのお知らせ①

8月8日に通常営業を再開しましたが、スタッフの嗅覚が戻らなかったり、体力低下が顕著だったりで、夏季休暇は夏季休暇で予定通り8月11日~14日まで、しっかりいただきました。そして、8月15日から通常営業を本格的にリスタート。

ではありますが、さてどうしたものか。

見事に暇です。まあ本格的に再開したのは今日ですし、やってみないことにはわかりませんが、予約が入りません。予約が入らなければたとえ平常時での金曜日でも来客数ゼロを叩き出すお店なので、予約が入らない=売上ゼロにほぼ等しいわけです。つまり、当然、どくどくと赤が流れていきます。

強みが時に致命的な弱みとなることを重々承知した上で築き上げてきたスタンスですし、禍が始まって2年以上、シフトチェンジに踏み切るだけの十分な時間があったわけですが、結局、本店は従来のスタンス(事前予約及び貸切重視)を継続してきました。勿論、天秤にかけたとしても、その方が売上と利益と最適化(最大化ではなく)と、労働環境の適正化を実現できると考えたからです。

ただし、これは本店に限った話です。本店が頑固親父のように自分の型を貫き通すのに対し、2号店はむしろ逆で、状況に合わせてカメレオンのようにアジャストできる柔軟な存在で在りたいのです。去年一年は、2号店はほぼ無視(手が回らなかった)の状態でしたが、今年に入ってマンボウの影に隠れて、2号店をカメレオンにすべく、あくせくせこせこ進めてきました。本来であれば今こそ、そのあくせくせこせこを放流すべきなのですが、いかんせん、スタッフが足りないのと、いてくれる主力スタッフも嗅覚味覚が失われているし、そもそもお客さんもいないとなると、実店舗営業においては手の打ちようも、足の出しようもないという状況です。なので、ここ数か月で仕込んでいた2号店のカメレオン作戦も封じられてしまい、残念ではあるのですが、まあそのうち、役に立つこともあるでしょうということで、いったんポケットにしまうことにします。

となると、どうするか。療養中、僕が籠って取り組んだのは「J×JのECサイトを作ること」でした。それこそ禍が始まって以来、ECサイト自体は3つ作りました。自家製パンがメインの「東京ロマンティックベーカリー」と、スパイスをテーマにした「スパイスホリック&ハングリーアパートメント」、そしてオリジナルの調味料である「世界一周した弱激辛ジャム」、この3つです。ただ、どれも独立したサイトで、「J×Jの~」という感はあまり前面に出してきませんでした。そういう意味では「J×JのECサイト」というのは今までなかったのです。

意図的にそうしてきたわけですが、それを方針転換し、この3つのECストアを一本化し、J×JのECサイトの中に「東京ロマンティックベーカリー」というパン屋さんがあり、その隣に激辛ジャムを販売しているお店があるという運営にシフトします。本来であればJ×Jとは切り離した形でECを運用したかったわけですが、現状でそれは難しいと判断し、諦めました。一方、J×Jが運営するECサイトなわけだから、「J×JのECサイト」というのはある意味、自然なところに落ち着いた、とも言えます。

journeyjourney-ec.myshopify.com

店名は「J×J Online apartment」です。複数のお店が複数のメニューやアイテムを展開する形になるので、スーパーマーケットのようなイメージになるのですが、今後はJ×Jのスタッフや提携先のお店を出店できるような形にしていきたいので、「それぞれの部屋にそれぞれの人が住んでいるアパートメント」の方がより近いかなと。

というわけで、トップページには香港にある実際のモンスターアパート(マンション?)を採用しました。ここまでごちゃごちゃさせるわけにはいかないですが、これぐらい雑多な感じに仕上げていきたいと思ってます(今はまだスカスカですが)。