Journey×Journeyと山本ジャーニーの冒険-独立・開業と「旅食」の航海日誌-

秋葉原の多国籍・無国籍のダイニングバー「Journey×Journey」。独立開業までの過程とオープン後の日々を綴る、山本ジャーニーの営業日報。

よろずやジャーニーの商品紹介④「ONE TEAMとはなんだったのか」編

J×Jのテイクアウトに関しては前回、前々回の記事で書いたようなスタンスをとることにした。一般的なテイクアウトも展開しつつも、局所的にポイントを絞り、それと同様、もしくはそれ以上に「おうちごはん」そのものにフォーカスする。コンセプトは「おうちごはんに冒険(ジャーニー)を」。


そして物販に関しては期限付き酒類販売免許取得に基づき、在庫となってしまった海外ビールやワインを販売。また食料雑貨に関してはテレクッキングでカバー。

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ここに100%、エネルギーを注げるのであればともかく、これもまた運営や仕事の一部にとどまる。というか、とどめる。他にもやりたいこと、やらなきゃいけないことは山ほどあるのだ。ただこういうふうに見切りをつけると、よろずやとしては中途半端で、結局自分だけで用意できるものなどたかが知れていると思い知らされる。

 

では、どうするか。簡単。人の手を借りる。


まずは身内から。

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そして、身内だけにとどめず、友人の手を借りる。

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なんなら取引先やお客さん(と言っても友人なんだけど)の手も借りる。

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いろんな考え方があると思うけど、こういう有事の際はクローズドにならずにとにかくオープンになったほうがいいと考える。オープンになるというか、関わる人間、関わってくれる人間を増やしていく。関わる人間が増えればその分、単純に可能性が広がる。同時に、大切なのはここで温度を上げすぎないこと、当事者意識や連帯感を出しすぎないこと、だとも思う。然るべきテンションと然るべき距離感を保つことが大切で、結果的にそのバランスが最適な遠心力を維持し、継続させるのではないかと思う。

 

政治家さんはほんとに大変だなあと思う。こんな未だかつてない未曽有の非常事態を前に何をやってもどこかしらから、何かしらから非難されるということが確定的な中で、わけもわからず決断と行動を迫られるわけだからしんどいよなあと。確かにこういう時こその政治なのだろうけど、かと言って、この問題を解決しうるのはあくまで医学であって、政治にできることなんてたかが知れてるんじゃないか、とも感じる。政治主導で引っ張れるのは医学と医療、できれば国そのものの経済を守ることぐらいじゃないかと思うが、色々求められて大変だ。その一方で、政治って要はコミュニケーションに尽きるんじゃないかと思うんだけども、絶望的に下手だなあとも感じる。内外含め、温度だけが上がって、当事者意識が乱立して、全く連帯感を欠いたまま結局、各自好き放題、という様相だ(その余白があるからお店はなんとか生き長らえているわけだが)。本気で外出自粛を呼びかけたいなら、呼吸困難になった方々の映像を見せれば一発で外に出る気なんか失せるんじゃないかなあと思う。

 

自分は幸い、今のこの状況に無我夢中なので、あまり雑念が入らない、入ってこない状況にいるのでよかったなあと思うし、最近は情報をとることさえ放棄気味なので、全体のことについて語れることなど何もないのだけど、にしても半年前、日本中が熱狂したONE TEAMとはなんだったのか、と感じる。ポジティブなことにはともかくとして、ネガティブなことにのめり込んで温度を上げて、距離感を見失うとろくなことがない。医療従事者とその家族への差別が横行してる、なんて聞くと、もうそういう人たちは精子から出直してきたほうがいいんじゃないか、と思う。


大分脱線してしまったけれど(最近、ブログを書くときは大体酔っぱらってるのでこうなる)、自分たちでできることなんてたかが知れてるので、人の手をがんがん借りようと思ってます、ということ。その一方で、With感やTogether感は程々にして、なんとなくのメリットをなんとなく散りばめて、なんとなくの楽しいをなんとなく忍ばせながら、よろずやをよろず化していこうと。うすっぺらいけれど、これはこれでONE TEAMの在り方の一つかなと思ったりもしてます。