Journey×Journeyと山本ジャーニーの冒険-独立・開業と「旅食」の航海日誌-

秋葉原の多国籍・無国籍のダイニングバー「Journey×Journey」。独立開業までの過程とオープン後の日々を綴る、山本ジャーニーの営業日報。

12月25日はスパイシークリスマス2021②

前回のブログの続きです。

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というわけで、12月25日はクリスマスイベントを兼ね、忘年会を兼ね、弱激辛のプロモーションも兼ね、兼ねに兼ねてのイベントになるわけですが、一番の趣旨はスタッフのいずみのお疲れ様会であるということです。去年の4月、緊急事態宣言とともにJ×Jに入社したいずみが年末でクランクアップとなります。

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今回はイベントについてのブログなので、いずみのことはまた別のブログで触れたいと思いますが、いずみの特徴の一つに「辛さに強いこと」が挙げられます。僕自身、辛いものは好きですし、それなりに強いのですが、いずみは桁違いです。

去年、飲食店のグループ利用や営業時間やお酒を飲むことそのものが封じられていく中で、「おひとり様、短時間、食事メイン」というシチュエーションの上で、どういうメニューを推していくかを考えるにあたり、思い立ったのが「世界の料理×激辛」でした。そこに彼女の異次元の激辛耐性も相まって、いずみとともに激辛料理の調査を本格的に始めることにしました。これが去年の夏頃ですね。

www.youtube.comそして、その過程で生まれたのが「弱激辛」という概念です。実際、色々と食べ歩いたり、取り寄せたりする中で「激辛と謳いながら全然物足りないもの」と「辛すぎて全く旨味を見い出せないもの」のどちらかに触れることがほとんどでした(大部分は前者)。だからこそ、激辛の少し手前である「弱激辛」、健康で文化的な最低限度の激辛がJ×Jにとってのテーマとなりました。

一方、そうした激辛活動の中で最もセンセーショナルだったのが神保町にある石黒商店さんの蟹味噌ラーメン『鬼神』です。

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いやはや辛かったですね…。食べ終えたあと、目まいがしたくらいです。けれど美味しかった。勿論、ラーメンのプロであり、激辛のプロである職人が作った激辛ラーメンなので、これを目指すとは言えないのですが(それに辛すぎる)、最も印象的だったのがこの一杯であり、僕がイメージする弱激辛はここにありました(と言っても辛すぎるんだけど)。

ところがこの鬼神、さらに『風神』という一段階上があり、その先には『雷神』という激辛業界のエベレストが聳え立っているのです。鬼神でギリギリだった僕からすれば、雷神なんて『イカゲーム』くらい絶望的なのですが、いずみは鬼神戦後、程なくして、風神を完食し、雷神への挑戦権を手に入れました(風神を食べないと雷神は注文できない)。さすがに雷神は…と躊躇していましたが、結局、このエベレストに登ることを決意したのです。

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結果は惨敗でした。もしかするともしかするかも、だなんて、僕もちらっと思いましたが、甘かったです。

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さすがエベレストだけあって、JTV史上ぶっちぎりの再生回数とエンゲージメントですが、コメントも荒れております。彼女へのバッシングはありませんが、付き添いだった僕が一番、誹謗中傷されていますww


というわけで、雷神の前に全く歯が立たなかったいずみですが、J×Jクランクアップの前にもう一度、これに挑むことを決めました。何が彼女を駆り立てるのかわかりませんが、「そこに山があるから」的な境地なのだと思います。決戦は2021年12月25日。イベントの前に雷神に再挑戦します。そんなこんなで、12月25日はスパイシークリスマス。


一番の趣旨はいずみのお疲れ様会なのですが、勝負の行方によってはこうなってるかもしれません。

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一回目の雷神戦、直後。

ご武運を。メリースパイシークリスマス。