Journey×Journeyと山本ジャーニーの冒険-独立・開業と「旅食」の航海日誌-

秋葉原の多国籍・無国籍のダイニングバー「Journey×Journey」。独立開業までの過程とオープン後の日々を綴る、山本ジャーニーの営業日報。

【2018年下半期の事業計画②】「内装業」への冒険<前編>

J×Jは2018年7月より、飲食業に加え、内装業をスタートすることになりました。

内装業と言っても、大掛かりなものではなく、

・改修したいけど、やり方がわからない
・やり方はわかるけど、時間がない
・時間はあるけど、コストをかけたくない
・そもそも、何をどう修繕すればいいのかわからない

そういった、

「業者に依頼するほどではないが、個人で対応するレベルを超えている」作業領域を、プロの協力、指導のもとに対処します。

勿論、ここで言うプロというのは僕ではないし、今までの僕らのうちの誰かでもありません。7月より新しくJ×Jにジョインしたスタッフが担います。彼自身のことはまた別の機会にご紹介しますが、プロの内装屋さんです。J×Jに新しくフランキーが加わりました。

この新規事業(とあえて大袈裟に言いましょう)に名前をつけようと話になりました。内装業と言うとちょっと仰々しいし、軽内装業だとみすぼらしい。DIYの延長線上なんだけど、かと言って、DIY事業ってそれって事業じゃないしな、ということで、DIOと名付けました。Do It Ourself。略して、DIO(ディー・アイ・オー)。J×JはDIO事業を始めます。

僕自身、飲食店を運営している中で、日々、様々なストレスを感じます。

わかりやすいところで言えば、「収納」。もっと収納スペースを増やしたい、棚ぐらいであれば自分でつけることができる、でもこれって強度は大丈夫なのか、総重量はどれくらいまでいけるのか、もし落ちてきたらどうなってしまうのか。

「収納」以外にも、

雨の日でも入りやすいようにエントランスに屋根をつけたい(ユーザビリティ―)、

段差をなくして手すりをつけたい(ケガ防止やバリアフリー)、

隙間風をなくしたい、

水回りの環境整備、

防音、

電気代の最適化、


ボロボロになったクロスを張り替えたい、塗装を塗り替えたい、

もっと店っぽいファサードにしたい、通行客の目をひく装飾にしたい、

荷物置きのスペースを整えたい、上着をまとめるクロークを設置したい、

などなど、日々の営業の中で感じるストレスはピンからキリまであり、キリからピンまであります。

けれど、こうした問題の多くは業者に頼むほどではなく、かと言って、DIYがどうにかできるのを超えている(もしくは何らかのリスクを孕む)ものが多いのが現状だと思います。僕自身がそうでした。

「まあ、今のままでとりあえずなんとかなってるし…。でも直した方がいいよなあ」

「外部に頼んだらお金かかるしなあ」

「かと言って、自分でやったらそれはそれで人件費も時間も使うことになるしなあ」

「ていうか、そもそも危ないし」

「じゃあやっぱ業者か。でも業者選びも見積もりも、相ミツとるのもめんどくさい」

その繰り返しで問題を先送りしてしまいがちです(まあ、現状のJ×Jも多くの物理的な問題を抱えているのだけど)。

そうした隙間をJ×JのDIO事業は解決したいと思ってます。DIOはあくまで内装業ではなく、飲食業を母体にした上での「内装事業」の一部なので、フットワークも人工も軽いです。内装屋さんは内装のプロではありますが、飲食業に精通しているわけではありません。飲食業の一部であるDIOは「より飲食業に寄り添った内装改善」を提案できると思っております。

長くなるので、「内装業への冒険」<前編>はいったんここまで。前編以降はより具体的にDIOが何を実現しうるかに踏み込んでいきたいと思います。