Journey×Journeyと山本ジャーニーの冒険-独立・開業と「旅食」の航海日誌-

秋葉原の多国籍・無国籍のダイニングバー「Journey×Journey」。独立開業までの過程とオープン後の日々を綴る、山本ジャーニーの営業日報。

J×Jの激辛道とJ×Jの『ゲキカラドウ』への冒険②

2020年冬、未曽有のウィルスが襲来したことにより、J×Jの激辛計画は一度、完全に座礁しました。とにかく静かにしなければならず、とにかく静かに食べることを余儀なくされた状況下で、咳き込むとか、むせるとか、ヒーヒー言うとか、ヒーヒーしながらワーワーするとか、当時NGとされた事項のロイヤルストレートフレッシュなわけで、それはもう美しい白紙化でした。見事なまでに全てが真っ白になりました。

でも、そのホワイトアウトがあったからこそ生まれた変化もあった、と今は思います。結果的にはまともに営業できなくなったからこそ、お客さんがさっぱりいなくなったからこそ、それまで踏み込むことができなかった激辛調味料作りに着手することができました。その取り組みは最終的に『世界一周した弱激辛ジャム』という商品となり、それは同時に、J×Jに飲食業とは別の事業が立ち上がったことを意味しました。EC事業、物販事業、メーカー業と言うには程遠く、全てはこれからではありますが、飲食をメインとしながらも多角的なポートフォリオを作りたいと思っていた自分にとっては悲願と言っても過言ではありませんし、ゼロだったものををイチにしたことは何であれ、尊いものです。

ジャムそのものについては、下記のサイトで説明しているのですが、

journeyxjourney-spicyround.myshopify.com

このブログではもう少し細かく背景を追っていきたいと思ってます。まず、そもそも何故「ジャム」か。

もともとは「ジャム」の前に「玉」という概念がありました(概念というか「段階」ですね)。この「玉」とは何かと言うと、外出制限がかかる中、かつ、スーパーの棚が空っぽになっていく様子を見ながら、お店独自のテイクアウト用の調味料を作れないかと思い立ったのがまず最初のきっかけでした。野菜を効率的に摂取できる青玉、にんにくを効かせた黒玉、一般家庭ではあまり使われないマスタードをメインとした黄玉など、「玉シリーズ」としてあれこれ開発したのですが、その流れの中で「赤玉」という辛味調味料を作りました。

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この赤玉が弱激辛ジャムの前身です。でも、赤玉がそのままジャムになったわけではありません。他の世界線が絡み合いながら、ジャムへと合流していきます。

上記の赤玉動画は2020年4月の動画ですが、パンを焼くのが上手なスタッフがいてくれたことや、テイクアウト商品拡充のために燻製を新たに取り組んでくれたスタッフがいたことにより、同時期に「燻製パン」というコラボ商品が生まれ、それが派生し「燻製ジャム」という商品が開発されたのです。

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こうした過程を経て、激辛調味料を作るのであれば「燻製ジャム」シリーズとネーミングを統一させた方がいいし、何より「辛味⇔ジャム」のギャップが面白いかもと思い、「ジャム」というワードを用いることにしました。下記の動画で初めて「ジャム」という言葉を使いました。

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そして、同時にこの動画では「弱激辛」や「健康で文化的な最低限度の激辛」という言葉や概念も用いられてます。「弱激辛」とは何か、激辛における「健康」とは?、「文化的とは?」、「最低限度とは?」、こうしたワードや考え方はどこから生まれたかについては次の記事で記していきたいと思います。