Journey×Journeyと山本ジャーニーの冒険-独立・開業と「旅食」の航海日誌-

秋葉原の多国籍・無国籍のダイニングバー「Journey×Journey」。独立開業までの過程とオープン後の日々を綴る、山本ジャーニーの営業日報。

【インターネットに弱い飲食店店主のShopifyへの冒険①】Shopifyってなんて読むかご存知でしょうか?

Shopifyってなんて読むかご存知でしょうか?

答えはショッピファイです。聞いたことありますでしょうか?僕はここ数か月、一日に何度も呪文のように唱えてました、「ショピファイ、ショピファイ」と。正しくは「ショッピファイ」です。

読み方は間違っていたと言えど、コロナが始まって間もなくこの言葉と出会い、それからというものすっかりショッピファイに夢中になってしまいました。ショッピファイは飲食店の救世主になりうるのではないか、と。少なくとも、当店ジャーニー×ジャーニーはショッピファイの可能性を強く感じました。

ではショッピファイとは何かと言いますと、ずばり「ECプラットフォーム」です(ショッピファイさん自身は「世界最大級のマルチチャネルコマースプラットフォーム」と呼んでいます)。と言うと、この時点で離脱されてしまう方もいらっしゃるかもしれません。でもご安心くださいませ、僕も「ECプラットフォーム」が何かはよくわかっておりません。それどころか、インターネット全般、さっぱりです。けれど、業者さんの制作協力もあり、念願のECサイトを一つ持つことができました。

tokyoromanticbakery.com


しかも短期間のうちに2つもです。

journeyxjourney-spicyround.myshopify.com


なので、僕からすればショッピファイは「簡単にいい感じのネットショップを運営できるサイト」です(ショッピファイさんに怒られてしまうかもしれませんが…)。けれど、ここで強調したいのは「いい感じの」という部分と、「ネットショップを作れる」ではなく「運営できる」という部分です。

このブログシリーズ『インターネットに弱い飲食店店主のShopifyの冒険』ではこの「いい感じ」と「運営できる」という二つのポイントを掘り下げていきたいと思っております。ゆっくり、易しく、深く、進めていきます。しかし、ゆっくりしてる場合じゃないよ!、もうサクッと始めちゃおう!、という方は下記のリンクから飛び込んでみてください。多分、皆様の想像以上にシンプルです。コロナの収束が見えない中、Shopifyは飲食店にとって有効かつ有意義なツールになるはずです。

www.shopify.jp




【秋葉原・貸切・少人数貸切・個室】4名様から貸切承ります。

11月中旬からの再びの感染拡大傾向を受け、期待されていた12月の繁忙期、忘年会シーズンも厳しいものになるだろうと予測されます。お店の運営を継続しつつ、感染リスクを最小限に抑えるためにJ×Jでは「本店の10名様貸切、2号店の5名様貸切」を推奨しておりましたが、

www.journeyjourney-blog.com


先般の状況を鑑みて、2号店では11月24日より期限未定で4名様からの貸切を承ることといたします。

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通常は12名様規模のスペースになりますので、ディスタンスは十分にとれます。

11月23日現在、世界一周プレミアムコースのご利用時に4名様からの貸切を承りますが、今後、コースのバリエーションを増やし、様々なリクエストにお応えできるようにいたします。ご要望やリクエストがありましたら、ご予約時にお気軽にご相談くださいませ。

・換気自由

・ソーシャルディスタンス自由

・仲間内だけの個室空間

・非接触の検温器、非接触のアルコール消毒設置

・各テーブルに消毒席設置

・スタッフとの距離の確保

・お1人様につき1つのトング使用


となりますので、気軽な個室居酒屋感覚でおつくろぎいただけましたら幸いです。本店につきましては「10名様以上、2時間飲み放題4,000円の世界半周エコノミーコースご利用時に貸切可能」を引き続き継続してまいります。ご来店、お問い合わせを心よりお待ち申し上げます。

【弱激辛ジャムとジャニ丼のオンライン販売開始】J×Jのオンラインショップ2号店OPEN

J×Jはこの度、東京ロマンティックベーカリーに続き、2店舗目のオンラインストアをオープン致します。お店の名前は『健康で文化的な最低限度の激辛飲食店』です。

journeyxjourney-spicyround.myshopify.com

「激辛」や後述する「弱激辛」をテーマとする激辛アイテムを販売するオンラインストアですが、現状、アイテム数は少なく、今後もそれほど拡大しない方向です。主力商品は『健康で文化的な最低限度の激辛ジャム』という激辛調味料であり、お店で手作りしております。特徴としては秋葉原の多国籍料理店、世界一周居酒屋らしく、世界中の激辛唐辛子を独自にブレンド・配合していることです。一つの唐辛子にテイストが特化しないため、基本的にどの料理にも相性がよいと考えております。

もう一つの特徴は「健康で文化的な最低限度の激辛」であることです。

僕も激辛好きではありますが、昨今の激辛シーンにある種の憂いを感じております。本来、激辛とは健康的で、文化的でなければならず、激辛は楽しく、美味しいものなのです。このあたりの憂国論についてはサイト内のブログに書いておりますので、詳しくはこちらをご参照いただければと思います。

journeyxjourney-spicyround.myshopify.com
というわけで、近頃の激辛のインフレーションや暴走とは一線を画し、激辛を健康的かつ文化的に楽しもうということをコンセプトにしているため、商品名を「健康で文化的な最低限度の激辛ジャム」としました。激辛の少し手前を意識していることにより、別名は「弱激辛ジャム」です。つまり、

「健康で文化的な最低限度の激辛ジャム」=「弱激辛ジャム」

です。

今後、上記サイトを通じて、ジャムのみならず、「弱激辛」の世界を表現、追求していこうと思っておりますので、激辛好きの方も、またそうでない方も道中をお楽しみいたただければ幸いです。


J×J、営業停止の危機③-休業した場合の補償関連について-

例えば、スタッフBが陽性だったが、店主Aや他スタッフC、Dは濃厚接触者ではないと判断されたケースを考える。この場合、営業継続自体は問題ないが、仮にAが「やっぱりちょっと心配だからクローズしよう」と判断したならば、Aは休業を命じたCやDの雇用維持のために雇用調整助成金厚生労働省に申請できることになる。だが、陽性が判明したBにこれを適用することはできない。Bが働けないのは雇用主のAの意思に基づくものではないからだ(雇用調整助成金は雇用主Aの意思に基づく)。仮にBが陰性だった場合も同様である。

そして、雇用主AにスタッフBへの給与(休業手当)の支払い義務はない。これに関しても自宅待機を通達しているのは保健所であり、「使用者(店主A)の責に帰すべき事由による休業」ではないので休業手当の支給対象にはならないという判断だ。

ではコロナに感染してしまったスタッフBは何によって守られるかというと、これは社会保険になる。被用者保険に加入していれば、各保険者から傷病手当金が支給される。具体的には療養のために労務に服することができなくなった日から起算して3日を経過した日から、直近12ヶ月の平均標準報酬日額の3分の2。つまり2週間の自宅待機により、土日以外の10日が勤務予定だった場合、そのうちの3日を除いた7日分、仮に日割りした一日の給料が15,000円だったとしたら、その3分の2である1万×7日=7万が傷病手当となる。

スタッフCやDにおいても濃厚接触者とされた場合同様だが、逆に言うと、濃厚接触者と判断されないかぎり、PCRは自費で受けなければならない。もし仮に「濃厚接触者ではなかったけどPCRは受けておきたい」とCやDが思うのであれば、症状があった場合、受診したクリニックによっては無料で検査してくれるパターンもあるみたいだが、このあたりはグレーゾーンなので何とも言えない。なお、自発的にPCRを受け、陰性だった場合は行動制限は課されない。行動制限が発生するのは保健所の指導による検査を受けた場合のみ、だ。

最後に、店主Aはどうか。店主Aに社会保険による傷病手当は発生しない。当然、雇用調整助成金も関係ない。事業主を守るのは事業主が加入している保険のみとなる。もしくは火災保険などお店が入っている保険が感染症についてカバーしていれば営業補償の対象となる可能性もあるが、小規模の個人事業主がそこまで網羅しているとは考えにくいので保険を改めて見直してもいいかもしれない。東京海上と損保ジャパンでは下記のような商品も販売している。

www.jiji.com


本人がいくら気にしてしても、スタッフの感染予防意識がいくら高かったとしてもリスクをゼロにすることは難しいと考えるのが妥当だろう。お店の営業を継続できるかという側面で言えば、そのリスクとは感染の回避、というよりもむしろ、濃厚接触者として判断されること、なのだ。一般的な感染予防は徹底できたとしても、これを切り抜けるのは多分、不可能に近い。だとすれば、いつそうなっても大丈夫なような体制を作るほかなく、お店にできることは仮に店内の中で濃厚接触の該当者が出たとしても、その波及ができるだけ広がらないような予防策を打つことに尽きる。2週間の自宅待機及びそれに伴う半ば強制的な休業で経営が逼迫すること自体が問題だ、と言われればそれまでだけども、多くの個人経営にとってそれはとてもクリティカルなことだと思う。休業後、すぐに元通りの客足が戻ればいいけれど、おそらくそれもまた容易ではない。それに別件で店内の誰かに濃厚接触の疑いが持たれれば、また同じことが繰り返される。

繰り返すようにJ×Jは結果的に何事もなかったわけだけども、今回の件を通して、自分たちがいかに薄氷の上を立たされているのかを思い知らされた。おそらく、どこもかしこも薄氷だらけではなかろうか。



J×J、営業停止の危機②-濃厚接触者と判定された時点でお店は事実上、休業-

では改めて「濃厚接触者」とは何か。

www.mhlw.go.jp

要約すると、「1m程度の距離で15分以上の接触があった場合」となるが、明確な定義付けを避けているような印象を受ける。そもそも、厚生労働省のHPの中でこの上記リンクを見つけるだけで苦労した。

なお、15分間、感染者と至近距離にいたとしても、マスクの有無、会話や歌唱など発声を伴う行動や対面での接触の有無など、「3密」の状況などにより、感染の可能性は大きく異なります。そのため、最終的に濃厚接触者にあたるかどうかは、このような具体的な状況をお伺いして判断します。濃厚接触者と判断された場合は、保健所の指示に従ってください。濃厚接触者は、感染している可能性があることから、感染した方と接触した後14日間は、健康状態に注意を払い(健康観察)、不要不急の外出は控えてください。

前回記事の弁当屋のケースの場合、店主A、他スタッフC、Dの濃厚接触者であるかの判断は店の運営にそのまま直結する。店にとってコロナそのものよりもある意味致死性の高い判断が「保健所の指示」に委ねられていることになるが、では保健所による濃厚接触者かどうかの判断が何によって決定されるかと言うと、おそらくは陽性者Aからのヒアリングだろう。これはこれでとても曖昧に感じる。

上記の厚生労働省の引用の最後には「不要不急の外出は控えてください」とあるが、これもふわっとしてるなあという印象は否めない。濃厚接触者と判断されたA、C、Dが全員陰性だった場合(かつ無症状)においては、保健所は2週間の外出禁止を通知するけれども、厚生省は「不要不急の外出は控えてください」とある。お店の存続がかかった営業を不要不急とするか、そうでないかは誰が判断するのだろう。厚生労働省は公衆衛生とともに労働環境の整備を推進する省庁であり、解雇や失業、倒産や廃業の回避に努めるが、その管轄下にある保健所の務めは感染予防の一点であり、解雇や失業、倒産や廃業は知るところではない。弁当屋の命運は果たして誰が、何が握っているのだろうか。その営業判断は「陰性であり、無症状である元気いっぱいな店主A」なのだろうけど、本当にそうだろうか。

仮に陰性かつ無症状である元気いっぱいの店主Aが大赤字、ひいては廃業覚悟でお店を休業したとする。その場合、スタッフB、C、Dへの給与の支払いなど、そのあたりはどうなるのだろうか。次回のブログ記事ではそれについて触れてみようと思う。


J×J、営業停止の危機①-個人経営のお店でスタッフに陽性者が出た場合の対処-

「スタッフに陽性者が出た場合の対処」というタイトルにしましたが、実際に陽性者は出ておりません。ので、現実に、現実的な対処は特にしてないですし、そうなる前に事態を回避した、たまたま回避できたというのが実のところです。

しかしながら、営業停止の危機だったのは事実です。アメリカやヨーロッパのように一日に何万人の感染者が出れば感覚もいよいよ麻痺するかもしれませんが、日本においてはまだまだ「特別」なことです。マスコミが煽りすぎだ、インフルエンザと何が違うんだ、ていうかマジなところ、マジでただの風邪なんじゃないだろうか、と唱えたところで、どうにもならないのが実情でしょう。高齢者や基礎疾患の方への感染リスクを全集中で防いで、あとは全集中で日常を日常化する、というのが僕の思うところだけど、残念ながらどうにもならない。

例えば、家の近所のコンビニのスタッフがコロナに感染し、それが公表されたとする。その100メートル先に別のコンビニがある。となると、仮に他のスタッフの陰性判明と消毒が徹底されたとしても、大体の人は近所のコンビニを通り過ぎ、100メートル先のコンビニまで歩くでしょう。そして、大体の人がそういう選択肢を取れば、そのコンビニの経営は瞬く間に窮地に立たされることになる。今回のブログ記事は実際に感染したスタッフの話ではなく、「自分のお店(小規模個人経営)のスタッフがコロナに感染したら」という仮定法未来の話になります。

本来であればJ×Jで起こったことをそのまま記述したいところですが、いかんせんナイーブかつデリケートな話です(個人的にもはやそうは思わないけれど)。店側の事情もさることながら、そのまま書くとあらぬ誤解を孕んだり、その周辺の方々にも話が波及してしまうので、細部をデフォルメしながら本質だけをお知らせしていきたいと思います。飲食店、美容室、エステ、ネイル、アパレルなど全ての小規模リアルビジネスに該当することになると思います。

上記、コンビニはフランチャイズであれなんであれ、基本的に巨大な資本が背後にあり、現実的ではないので、仮にこれを家族経営の弁当屋に置き換えます。自分(仮名A)が弁当屋を経営して、その中のスタッフBから陽性反応が出た、とする。もしスタッフが来店客から感染した場合、これは勤務中の出来事になるので労災(またはそれに準ずる保険)の対象になりえます。そうではなく、勤務外の休日、プライベートで感染した場合、どうか。その「プライベート」というのも一言で括るのは難しい。店(会社)として注意喚起しているのにも関わらず、クラブやキャバクラではしゃいで感染する場合と、冠婚葬祭など避けがたい状況での感染とは心象がまるで違う。けれどもこうしたケースにおいて、当然、心象は関係ない。一般的には陽性者はただの陽性者として認識されるでしょう、経路と理由がどうであれ。

感染経路はともかく、とにかく弁当屋のスタッフBは陽性者となった。となれば、当然Bは一定期間の隔離を余儀なくされる。そして、Bと一緒に働いていた弁当屋の店主A、他スタッフのCやDが濃厚接触者として認定されれば、A、C、DもPCRを受けることを義務付けられる。A、C、Dも陽性となった場合、それはいわゆるのクラスターであり、全員隔離されることとなり、重ねて当然、弁当屋を営業することはできなくなる。

では、Bは陽性だったが、濃厚接触者であるA、C、Dが陰性だった場合どうか。陰性であれば営業できそうな気もするが実際はそうではない。「濃厚接触者として認定され、保健所の指導に基づき、PCRを受けた場合、陽性であれ、陰性であれ2週間、外出禁止となる」。実際のところ、各自治体の保健所によって通達内容は多少変わるらしいけれど、調べたところ、東京23区において基本的には上記の通りです。となると営業の継続可否という側面で見ればある意味、陽性であれ、陰性であれ関係ないということになる。濃厚接触者とされた時点で行動は制限される(少なくともそう通達される)。

しかしながら、ここに1つの疑問が生じる。一つ目は「陰性と判明した濃厚接触者は本当に2週間も自宅待機しているのだろうか」だ。11月第2週、東京では毎日のように感染者が300人を超えている。1人につき、仮に平均して20人の濃厚接触者がいた場合、300×20人=6,000人が2週間の自宅待機を命じられていることになる。というか実際に東京都の検査数は平日であれば大体ちょうど6,000件、陽性率は5%程度なので陽性者は300人、逆に言えば陰性だった5,700人は陰性であるにも関わらず、自宅待機を課されている。東京だけで日々、5,700人。陰性においても潜伏が考えられるため、致し方ないけれど、わりとえぐい。J×Jの従業員数で言えば2,850店舗分となる。

そして、上記弁当屋のケースにおいて、仮にA〜Dの4人で店をまわしていたとしたら、陽性だろうが陰性だろうが全員2週間待機となり、事実上、店は休業を余儀なくされる。他にEやFがいればとりあえず開けることはできるだろうが、実際にそんなことありうるだろうか。EやFが自分たちだけで店をまわせるほどの人材であればともかく、その家族経営の小規模なお弁当屋さんでその想像は難しい。つまり、お店の運営だけで考えれば、陽性者がいるかどうかよりも、濃厚接触者がいるかどうかでお店を開けられるか、閉じざるをえないかの命運が決定される、ということになる。


では改めて「濃厚接触者」とは何か。

 

飲食店側から見たGotoeatの注意点と活用方法②

お店選びの際、グルメサイトを参考にする方の多くはやはり「食べログ」を活用するでしょう。となると、必然的に食べログ経由でのGotoeatの利用が高まります。1名様につき1000PというGotoeatでの還元ポイントの金額分はどの媒体も変わらないので、それは変わりませんが、食べログ自体が付与するポイントは異なります。ネット予約時において食べログはTポイントを付与しています。

Tポイントの付与はパソコンやスマホなどwebからの場合、1名につき50P、食べログのアプリからの場合、100Pだそうです。つまりGoto期間中に食べログアプリを通じて、10名で予約した場合、11,000ポイントつくことになり、そのうちの10,000ポイントは食べログ経由で飲食店で消費、残りの1000Pは通常のTポイントとしてファミリーマートやウェルシアで利用することが可能です。

しかし、Tポイントはそんなに使い道ないなあという人も普通にいると思います。そこでぐるなびはどうかと言うと、通常分は楽天ポイントとして1名様につき、100ポイント還元されるようです(ぐるなび会員IDと楽天IDを連携させ、登録・設定する必要あり)。普段、ぐるなびを見ない方も楽天ポイントが貯まるのであればネット予約はぐるなび経由で、と考える方は少ないないのではと思います。

最後にホットペッパーグルメについてですが、こちらは通常分として予約人数×50PのPontaポイントが付与されます。Pontaポイントはローソン、エネオス、ケンタッキー、じゃらんなどで使えます。なお現在、ホットペッパーグルメではポイントアップキャンペーンを実施しており、ディナーにおいて3,000円以上のコースをご利用の場合、通常の50Pに加えてさらに450Pが還元されるとのことです(11月末までの予約及び来店に限る)。つまり、11月中にホットペッパー経由で10名の予約をすると、Gotoと合わせて15,000円相当が予約者/幹事様に付与されることになります。これは破壊力あるなあとお店側も思っちゃいます。5名でも7,500円です。すご。

突き詰めていくと制度上、色々問題あるなあと思うのですが、活用するのであれば活用しない手はないし、お店側としてもご活用されるのであれば、できるだけユーザーにとって価値のあるもの、有意義なものに最適化をご提案したいと思います。今後、J×Jでは今回取り上げた食べログぐるなびホットペッパーグルメではネット予約を12月に向けて開放する予定で、本店は10名様、2号店は5名様より貸切可能で、個室の感覚でご飲食をお楽しみいただけます。お問い合わせ心よりお待ち申し上げます。


飲食店側から見たGotoeatの注意点と活用方法①

Gotoeatが始まって一ヶ月強く経ちました。どうなるのかなあと思いながら、ちょっと経過を見てみようと思い、J×Jとしては特に打ち出すことなくやり過ごしてきました。

うまくハマってるお店さんもあれば、なんとなく敬遠しているお店もある、という具合で、今後は流れに乗っかるお店と、煩わしくなってやめるお店と鮮明に別れていくだろうなと。そんな中、J×Jはどうしていくかと言うと、今後少し門戸を開いて緩和姿勢でいこうと思ってます(時期未定、11月月内はまだ未定)。

全く知らないという方もいらっしゃると思うので簡単に言うと、

①プレミアム付き食事券の発行
②オンライン予約による予約・来店者へのポイント還元

この2つから成り立ってます。

①については単純に10,000円分を買えば12,500円分の食事券をもらえるというもの。台東区は11月20日から販売ということです。

今回深堀りしたいのは②のオンライン予約によるポイント還元です。12事業者ある中で、J×Jは食べログぐるなびホットペッパーグルメでネット予約を開放しようと思っているので、以下については上記3サイトに照準を絞ります(12事業者によってそれぞれ要件が異なるのでほんとに煩雑)。

オンライン予約においては1名につき1000ポイント還元されるので、J×Jを10名でネット予約すれば、予約者/幹事さんには1,000円分のポイント×10名様分=10,000円分のポイントが付与されることになります(ランチは500Pですが、J×Jではランチのネット予約は受け付けません)。

注意点として、

①そのポイントはその場で使えるものではなく、次回以降にもちこされること。
②そもそもポイントがつくのが約一週間後(予約サイトによりばらつきあり)。
③ポイントは全て予約者・幹事に付与されること。
④ポイント活用の際もネット予約が必要。
⑤店によってポイント活用の条件が異なり、またその条件も変動すること。
(席のみの予約が不可であったり、人数や時間帯に制限があったり、ネット予約を受け付ける期日がマチマチだったり(当日予約OKのところもあれば、2日前までに要予約だったり)

そして、もう一つは⑥還元ポイントはその予約サイトでしか使えない、ということです。例えば食べログ経由で発生したポイントは食べログでしか使えないので、ポイントを使いたいお店がそもそもGotoの対象なのかというチェックに加え、食べログのネット予約を開放しているのかどうかを事前にチェックする必要あります。ぐるなびホットペッパーグルメではネット予約を受け付けてるけど、食べログでは未登録、みたいなお店はたくさんあるので。

お店側からすればできるだけ多くの予約サイトに登録して、集客を広範囲に広げたいところですし、ユーザーにとってもそれが好ましいとは思いますが、広げすぎると今度は予約管理が煩雑になり、ダブルブッキングなどのトラブルのリスクが高まります(そもそもコロナそのもののリスクも依然あるわけで…)。おそらく多くの個人店はサイトを絞って展開していると思います。

さらに言えば、飲食店にとっても各予約サイトで要件が微妙に異なります。ネット予約は即予約リクエスト予約の2つがあり、前者は予約すればそのまま確定するのに対し、後者の場合、お店側の承認があったのち予約が確定します。ユーザーにとってはワンクッションなくそのまま予約をFIXできた方がいいと思いますが、少なくとも僕にとって即予約はリスキーであり、できればリクエスト予約で慎重に予約を管理したいと考えます。

ぐるなびホットペッパーはリクエスト予約を認めていますが、食べログは即予約のみの仕様になっています。なので11月9日時点でJ×Jは食べログのネット予約を「5名様以上でかつ世界一周スタンダードコースのご利用の方のみ」という門戸を狭める制限を設けております。一方、ぐるなびホットペッパーでは予約確定前に一度お店側で確認することができることから、少人数での受付などを可能とし、制限を緩和しようと思っています。つまり、同じお店なのにも関わらず、食べログでは5名からしか予約できないのに、ぐるなびからは2名で予約できるなんていう状況が生まれるのです(ただ多くのお店、特に席数に余裕があり、積極的なお店はそうしたことは気にせず積極的に開放していると思います)。

上記は店側の都合と状況に基づくものですが、ユーザーにとっても「どの予約サイトを使うか」は一つ重要なポイントだと認識しています。Gotoeatで付与されるポイントとは別に各サイト独自のポイント(言わば通常ポイント)がつくからです。


この点については次のブログでご紹介したいと思います。



J×Jの結論(メニュー編)

コロナ禍におけるJ×Jの基本的な姿勢は「この機にどれだけオンライン領域を構築できるか」であり、実店舗(特に本店)に関してはプライオリティを下げていた。というか下げざるを得ないほど、今のこの状況は相性が悪く、かと言って、今までの運営の仕方をまるっと変えようとも思えず、そこに注力するのであればオンラインにリソースを割いた方がいいとした。コロナがどうのというのも勿論あるけれど、それだけでなく、言うなれば「俯瞰的、総合的判断」として。

一方で、飲食店としての飲食的な部分、つまり料理やメニューに関して言えば、2号店の営業再開に伴い、いずみの燻製、それに付随する燻製カレー、またゆかさんのパン(東京ロマンティックベーカリーのパン)の一部をフォローするにとどまり、本店のメニューはほとんどノータッチ、むしろグランドメニューをしれっと縮小し、さらっと簡素化した。もはや「あれ、なんか風邪っぽいぞ」という状態すら許されないのだ、こだわりや嗜好の強い属人的なメニューリストを作るわけにはいかない(か、もしくは突き抜けるしかない)。

料理に関してはそういったスタンスだったのだけど、あれこれ取り組んでいるうちに「これはもしかしたらJ×Jを代表するメニューになるかもしれない」という一品がふと生まれた。ベトナム料理の「カオラウ」といううどんから着想を得た料理なのだけど、そこから実に様々な過程と要素が加わり、もはやカオラウの原型はない。なんならむしろ何者でもない。とは言え、「無国籍煮込み」とも書けないし、ましてや「なんならむしろ何者でもない煮込み」とも言えないしなあということで、便宜が求められるシーンにおいては便宜上、「アジアン煮込み」としている。

ただこの1皿を「アジアン煮込み」とするのは忍びない。偶然の産物と言えど、たまたまの蓄積と言えど、この1皿にはジャーニーの歴史が詰まっているのだ、と思った時、これを「ジャニ丼」と名付けようと考え至った。

今まで僕はカオマンガイだったり、フォーだったり、そうしたメニューに本格感や現地感を出すことを避けていた。技術的、環境的に困難という側面も勿論あるし、重複になるが属人的になってしまうのを回避したいという気持ちがあった。だから本場を知ってる方に「これちょっと違くない?」と指摘されたとしても、それは甘んじて受け入れるしかないし、それでいいとも思っている。ゆえに「J×J風」だったり「J×J仕立て」といったふんわりとしたニュアンスを常に忍び込ませてきた。

けれども、この「丼」に関してはそうした牽制であったり、敬遠を飛び越え、どこにも何にも括りようがない、唯一無二と言えるのではないだろうかと思っている。だからこそこれは店名を冠としたメニューとなり、今のところのJ×Jの「結論」、と言える。


まだメニューリストには載っていない裏メニューではありますが、現在、『ジャニ丼』は常時提供可能ですし、やがてハーラートップに踊り出ることなると思いますので、ご来店の際は是非お気軽にご注文くださいませ、よろしくお願いします。

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多国籍ダイニング/世界一周居酒屋Journey×Journeyの貸切・個室利用について

2020年10月現在、Journey×Journey(多国籍ダイニング/世界一周居酒屋)では少人数貸切を継続的に推奨しております。

本店(台東1-13-9BRIDD秋葉原)は着席時28名様のスペースに対し、10名様以上で貸切でご案内できます。

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本店から徒歩2分の場所に2号店(台東1-33-4山上ビル)があり、こちらは着席時10名様のスペースに対し、5名様以上で貸切いただけます。

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両居酒屋ともに秋葉原末広町御徒町仲御徒町のちょうど中間くらいの場所に位置し(一番の最寄は秋葉原昭和通り改札から徒歩6,7分です)、路面店となっております。スタッフのマスク着用及びCOCOAの導入、手指の消毒、入り口における非接触の消毒液の設置、また非接触の体温計のご用意、お店による定期的な換気など一般的な感染予防対策はもとより、各テーブルに消毒液の設置し、取り分けるトングはお客様一人一人にご用意させていただいており、少しでもご安心いただけるよう、鋭意努めております。

また貸切利用時においては個室居酒屋と同義となり、ソーシャルディスタンスや換気のタイミングはお客様の任意となりますので、居酒屋感覚でゆっくりおつくろぎいただけますと幸いです。またご希望であればカーテンを引き、外からの視界を遮断することもできますのでお気軽にご相談くださいませ。

2020年10月現在、2.5時間飲み放題4,500円のコースをスタンダートとし、2時間飲み放題のエコノミーコース、3時間飲み放題のプレミアムコースという構成となっております。飲み放題メニューは日本酒以外、一般的なメニューは網羅しております(日本酒も事前にお問い合わせいただければ事前にご用意いたします)。

また料理はスタンダードコース以上は世界一周コースとなっており、中東・アフリカを含め世界中の料理を一度に楽しめる構成となっております。

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基本的にどなたでも楽しんでいただける味付けになっておりますが、パクチーを多めに、辛くしてほしい、クセを強めにしてほしい、などのご要望がございましたが可能な限りで対応、調整させていただきます。また現在(10月20日時点)、食べログのネット予約経由(5名様以上、スタンダードコース利用時)でGotoeatの対象にもなっております。

多国籍ダイニング/世界一周居酒屋Journey×Journeyの貸切・個室利用をどうぞご活用くださいませ。お問い合わせ、ご来店、お待ち申し上げます。