Journey×Journeyと山本ジャーニーの冒険-独立・開業と「旅食」の航海日誌-

秋葉原の多国籍・無国籍のダイニングバー「Journey×Journey」。独立開業までの過程とオープン後の日々を綴る、山本ジャーニーの営業日報。

ジャーニーのトラベルグルメ①2023年2月「石垣島」vol4

東京に戻って早10日が経ちました。石垣島がはるか昔のことのように感じます。すっかり現実に引き戻されてますが、トラベルグルメ石垣島編書ききりたいと思います。

1位は鮮魚店の「おさしみ」

沖縄産の魚の刺身を食べること自体がおそらく初めてでした。関東の沖縄料理店って、お刺身、置いてましたっけ?もし、それが普通なのだとしたら、僕の見落としですが、全くピンときません。グルクンの唐揚げ以外に、魚を認識したことなかったし、イメージしたこともなかったです。でも、考えてみればおかしな話。あれだけの海に囲まれていたら、そりゃまあ魚もたくさんいるだろうし、たくさん獲れるでしょう。


でも実際、味はどうなのか?

地元のスーパーを見るのが好きで、観光地でも入るようにしています。地場のものや郷土料理を眺めるのは楽しいものです。今回も大小、いろんなスーパーを観光しましたが、大きいマックスバリューの向かいに小さな鮮魚店があったので、どんな感じか覗いてみました。さぞやマックスバリューにもっていかれてるのだろうと思って入りましたが、その小さな鮮魚店に次から次へとお客さんが入ってくる。

こんな感じで聞いたことのない魚のお刺身がずらりと並んでます。テンション上がります。

僕は後ろに下がって、地元の人がどんなお刺身を買うのか眺めていたのですが、大体の人が「まぐろ」と「かんぱち」を買っていきます。え、そんなにまぐろが美味しいのか、もしくは沖縄の魚はあまり美味しくないのか、と、色々と思索に耽ります(この時間も楽しい)。

けれど、どんなに美味しかろうと「まぐろ」を食べても仕方ないし、やはりここは沖縄のお魚でしょう、と意を決し、ショーケースの前に陣取りました。そこで気付くのが、まずそもそも1パックに入ってる量が多いということ。にも関わらず、どれも安い。1パック、大体300円。安いとなれば全部買いたいけど、全部買ったら多すぎるし、どうしよどうしよと逡巡しているうちに次から次へとお客さんが入ってくる。ええい、全部いってしまえ、と思って買ったのがこちらのラインナップです。


雰囲気にのされて慌ててしまい、結果、どれがどの魚だかわからなくなってしまいました。でも、これだけ入って300円なわけなんだから、やっぱり味はイマイチなんだろうなと思いつつ、食べました。はい、またもや、すいませんでした案件。完全にたかを括っておりました。いい意味で予想を裏切られてばかりの今回の旅行でしたが、このおさしみたちが一番のびっくりです。見事に全部、美味しかったです(個人的には手前の赤いお刺身がとりわけとくに)。

この写真の左のポスターにあるように、まだまだ沖縄魚の世界は広いはず(そもそも今回食べたのが何なのかもわかってない)。次回はもっと深くディグれるように陣形を整えて臨みたいと思います。


でもこうなると、地元の方々がこぞってお求めしていた「まぐろ」と「かんぱち」も気になるなー。