Journey×Journeyと山本ジャーニーの冒険-独立・開業と「旅食」の航海日誌-

秋葉原の多国籍・無国籍のダイニングバー「Journey×Journey」。独立開業までの過程とオープン後の日々を綴る、山本ジャーニーの営業日報。

全滅まで①

2022年7月末、J×Jはついに全滅しました。

禍が始まってから今に至るまで(というかオープン以来7年)、対外的にどうなろうとも、店内的にどうであれ、なんやかんやでランチは営業しつづけてきました。誰も罹患することなく、どういうわけかくぐりぬけてきたわけですが、ここにきてスタッフ全員が陽性となり、最後の砦ごっこをしていた自分も感染し、華麗なるパンデミックに追い込まれました。

僕は幸い、無症状なので「じゃあ久しぶりにブログでも書こうか」という次第です。ブログを書くのはいつ以来だろうかと振り返ってみると4か月ぶりでした。どんなに忙しくても、気持ち的に余裕がなくてもそれこそオープン以来、7年にわたり継続的に書き続けてきた(むしろ切羽詰まってる方が書きたくなる)ので、大分疎かにしたなあとは思いつつ、ただ単に書かなかっただけで、この筆不精には特に意図も背景もありません。

さて改めましてになりますが、この度、J×Jは全滅いたしました。

最近の感染急増に伴い、病院や発熱外来は見事なパンクを起こしており、政府があれほど苦心、連呼していた「医療提供体制」はあっさりと打ち砕かれた様相を呈し、正式な診断を受けようにも受けれない状態なので、ほんとのところ全滅なのかはちょっとわかりませんし、逆にあからさまな症状が出ているのにも関わらず、陰性の通知が届けられるスタッフもいたりするので、事態はいっそうの混迷を極めています。なので、「見なし」や偽陰性の可能性など不確定要素も含めて、になりますが、合計4人のスタッフが4人とも離脱している状況です。

興味深いのは発生源がJ×Jではないこと。勿論、疫学に詳しいわけではないので素人の観測ですが、状況的に考えて、4人がそれぞれの場所でそれぞれに感染し、アベンジャーズのごとく集結したという線が濃厚です。予感や予兆めいたものはなく、息つく間もなくわずかこの1日,2日にして、あっというまにバルスされました。この大都会の片隅にさえ、東西南北、四方八方からウィルスが押し寄せてきたということであり、今のウィルスそのものを疾病上の脅威と見るかはともかくとして、一定期間に渡る臨時休業を余儀なくされている現実を考えれば、まさしく「禍い」に他ならず、これぞまさに緊急事態宣言です。



おそらくは7月22日にこの記事をスマートニュース内の中央日報の記事として見かけ、「中央日報って韓国のゴシップ誌だっけ?」と逡巡しながら、ついにウィルスもこんなふうにいじられ始めたか、と思っていましたが、ほどなくして日本の大手紙もこれを真面目に取り上げはじめ、

www.asahi.com

おいおい…、と失笑しながら(ケンタウロスだけでもヤバいのに、しかも「あだ名」って…)、さらに言えば今のBA5ではなく、「BA2.75」系統という部分に「人造人間は19号,20号がヤバいのではなく、17,18号がぴえんで、16号はさらにぱおん」のような数秘の出現にもはや抱腹していたら、鮮やかなる報復にあい、たちまちに一網打尽にされたというわけです。どうぜなら「BA3.14」や「BA7.77」などの新たな数秘を狙いたいところでしたが、病院にも行けないのでそれも叶わぬという状況です。

話を戻すと、タイトルは『全滅まで①』としましたが、というわけで、全滅そのものについては犬神家のように少しずつ蝕まれたわけではなく、一両日中に劇的かつ速やかにコミットされ、これといって特筆すべき点があるわけではないので、その詳細と過程を描くわけではなく、4月1日に前回のブログを書いた時(蔓延防止措置解除直後)から目下の全滅に至るまでのジャーニーを備忘録の意味合いも含めて、ブログとして残していきたいと思うのであります。


あ、というわけでしばらくの間、臨時休業となります。「今後は保健所の指導のもと…」と一度言ってみたかったのですが、当面、保健所まで辿り着けそうにないので、指導してくれる方を探しながら、営業再開時期については慎重に見極めていきたいと思います。よろしくお願いします。