長々と続く緊急事態もようやく終わりが見えてきたかと思いきや、引き続きどうなることやら感も漂う日々。本来であれば「飲食店×Shopify」というテーマは緊急事態にこそ本領を発揮されるべきで、「飲食店×Shopify③」を今頃書いても…と思わなくもありませんが、やはり抑えておくことに越したことはないと思います、Shopify。
【Shopify】オフィシャルサイト
僕はコードはさっぱりわからないし、Webまわり全般もほんの少しかじってるという感じなので、Shopifyのような最先端を語れるような立場にはいないのですが、「ネット系は絶対無理」と決め込んでる方にとってはむしろ僕みたいな素人が書いた記事の方が有意義かなとも思ってます。そういうことを①で書いてます。
そして、Shopifyというのは端的に言って、ECプラットフォームなわけですが、むしろその前提を崩して、違う角度から考えた方がいいんじゃないかと思ってます。ECとして捉えるのではなく「売ろうと思えばモノも売れるHPを持てる」がスムーズなイメージのような気がします。
それだけであればBASEと変わらないのですし、実際そうです。けれどもBASEの場合、決まったテンプレートに落とし込むだけなのに対し、Shopifyはデザインの幅や拡張性があります、他にもSEOが…割愛、シンプルに言うと「載せれる情報量が多い」、ここもShopifyの強みだと思っています。
ネット上における売買や消費行動において、情報が多いことは必ずしも良いこととは言えず、ケースバイケースだと思います。例えば元々自店を知っている常連のお客様からの購入であれば、積載されている情報やストーリーはむしろ煩わしいものかもしれませんが、ネットで販売する以上、自店のことを知らないネット上の潜在顧客にどれだけアプローチできるかがポイントになってくるはずなので、「どんなお店なのか」の説明は必要であり、常に新しい情報を発信、配置、更新すべきと考えます。
モノ自体が溢れればモノそのもの価値は相対的に下がってくる、というか、モノそのものの本質が見えにくくなってきます。タピオカが流行ればタピオカ屋が増え、タピオカのマーケット自体は拡大するけれど、一店舗ごとの個性や存在価値は薄れてきます。アイデンティティを高め、差別化していくためには「そのタピオカは他のタピオカとはどう違うのか」の訴求も必要ですが、今後はおそらくそれだけでなく「そのタピオカはどんな人が作っているのか、どんな想いで売っているのか」という背景やストーリーが求められるような気がします。小規模事業者であればなおさらで、「モノそのもの」だけではなく情報に価値が発生するのではないかと思います。
こうした話はShopifyに限ったことではなく、全般に言えることですが、次回はこのあたりを深堀りしながら「飲食店×Shopify 」についてアプロ―チしてみようと思います。