30日間、主食をインジェラにしてみたらどうなるか。
というわけで、インジェラを食べ続けています。初日はドイツソーセージとザワークラウトというオシャレな取り合わせでした(新メニューの試食も兼ねて)。
エチオピアの現地ではカレーやスープにつけて食べたり、野菜をのせて食べたりしています。スタイル的には南インドやスリランカのカレーに似ているのですが、インジェラのよいところは何を一緒に食べてもいいということ。勿論、本場に寄せるのであればエチオピアの味付けや調理法に則るべきでしょうが、今回フォーカスしているのはインジェラそのものなので、そのあたりは自由にやらせてもらっています。
こんな感じですね。魚との相性がよく、カンパチの塩焼きを巻きながら食べたのがこの中では一番のヒットでした。塩焼きにちょっと醤油とレモンを絞りましたが、これがまたよかったのですが、その時に思いました。何と一緒に食べてもいいのだけど、どうせなら発酵食品であるインジェラには発酵食品を合わせてみてはどうか、と。
そんなこともあり、6日目は日本発酵界のプリンス、「納豆」です。
順当に美味しいです。お米とのマッチングには敵いませんが、お米は相性が良すぎて無限に食べてしまうところがあるので(個人の感想です)、インジェラとちまちまと合わせるのはありだなあと。そんなこんなで納豆インジェラをつまみにウィスティー(J×Jの定番賄いドリンク。「ウィスキー+無糖の紅茶」です)を飲みながら、ふと思いました。
そもそも発酵食品は何故、身体にいいとされているのか。
前回記事でも書きましたが、僕は今までこれといって自分の食生活を気にしたことはありませんでした。勿論、職業柄、栄養やバランスについて勉強したり、触れたりすることはあってもどこか他人事で、空論のように扱ってきたのも認めざるをえません。特にこれと言ってジャンクフードが好きというわけではないにせよ、今のこのみっともない身体はその無関心と蓄積と言えましょう。
ところが、そんな僕がこのインジェラという一つのメニューを通して、そうした部分に興味を抱くようになっていったのです。まだインジェラ計画は道半ばですし、今のところ体重含め、特に目立った変化はありませんが、この意識のちょっとした「揺れ」がまず最初の効果であるように思えます。