Journey×Journeyと山本ジャーニーの冒険-独立・開業と「旅食」の航海日誌-

秋葉原の多国籍・無国籍のダイニングバー「Journey×Journey」。独立開業までの過程とオープン後の日々を綴る、山本ジャーニーの営業日報。

一から出直してます②鴨飯編

J×J、一から出直してます。

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接客や内装、人柄や客層、クリンリネス、コミュニケーションなど飲食店を構成する要素や来店動機は色々あるかと思いますが、本質的な部分はさておいたとして、直接的に何が売上を上げているか、何を売り買いしているかというと、それは単純に「メニュー」になります。J×Jは開業から6年経った今、ここに初めてメスを入れる、というか、斧を振り下ろしています。メニューを変えたところで何も起きないお店もあるし、自店もその可能性もあるけれど、新しいお店を作るぐらいの勢いで、一からスタートするつもりで抜本的に見直してます。

メニュー数は今の時代それほど重要ではないし、むしろ絞って、強みとコンセプトをシャープに尖らせた方がいいのだと思いますが、今回取り組んでいるのはその対極です。J×Jはメニューを現行の30品から120品まで拡大します。

とは言え、今の20時までの営業時間でそれを対応するのは困難なので、6月28日より20時までの時短営業要請が解除されるまで、先行的にいくつかのメニューをピックアップして取り上げていきます。その一品目が前回ご紹介した「インジェラ」です。そして、今回の記事で取り上げるのは「鴨飯」です。6月28日より、インジェラとともに鴨飯を前面に打ち出していきます。

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鴨飯とはその名のとおり、鴨をのせたご飯です。香港が有名なような気がしますが、タイや中国でもあります。国や街、店によってそれぞれに個性があるのですが、J×JはJ×Jのスタイルでお出しします。

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J×Jでもこのようなスタイルでお出しできればいいのですが、これまたちょっと難しいので…

鴨肉の特徴は「鶏肉よりも固い」、「鶏肉よりも野性味がある」、「鶏肉よりも小骨が多く食べにくい」という3点が挙げられます。はっきり言って「鶏肉の方が美味しい」と感じる方のほうが多数派でしょう。逆に言えば、鶏肉にない魅力が鴨にはあります。野性味があり、弾力があり、肉々しいお肉を食べてる感がある、とも言えます。

 

先程の写真のようにフルサイズ(全羽)でお出しするのはマンボウ中は難しいので、

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フルサイズを4分の1にカットした状態の鴨飯をお出しします(写真は4分の1カット×4です。なので1人前はこの4分の1ですね)。基本はこの4分の1サイズの鴨飯(1人前)で1,500円になります。事前にご予約いただければ半羽(2分の1)、全羽もご用意できます。

もし時短が緩和されてせめて21時までの営業が可能になれば、インジェラ同様、他のメニューとの兼ね合いで事前予約が必要となるメニューになります。小さめのサイズで予約不要でご注文いただけるのは20時までの時短営業中のみです。先述したように鴨飯と言ってもいろんなタイプがあるのですが、J×Jは「鴨を焼いてから煮る」という「焼き煮」のスタイルでお出しします。この機会に是非お試しくださいませ。