J×JのSDGsへの冒険。元を辿れば、断続的に繰り返される緊急事態宣言の中で、「この際だからグランドメニューをフルリニューアルしよう」と思い立ったところから始まりました。そのリニューアルに際して、バックパッカーの中でもとりわけ悪名高い「インジェラ」をメニュー化できないかと試みたのです。
メニュー化の過程で、インジェラの原料となる「テフ」が次世代のスーパーフードと囁かれていたことを知り、
当初は「いやいやよく言うぜ…」と呆れながら、「ていうか、そもそもスーパーフードってなんなのよ」と半笑いしておりましたが、調べ続けているうちに「まるっきり出鱈目というわけでもなさそうだな」と思い直し、この際だし、ちょっと向き合ってみることにしたのです。
さらに、この際、この際だから、実際に自分の身体を使って実証してみることにしました。
されど、体重だけじゃ効果計測できないしな…(痩せなきゃいけないのは事実なのだけど)ということで、この際×3、自分の血を使って確かめてみようじゃないかと血液検査を受けることにしました(その後、一ヶ月おきに定期的に検査を受け、定点観測。この件については機会があればまた別記事で触れます)。
その頃には4回目の緊急事態宣言発出に差し掛かっており、また酒類提供がNGになるのであれば、この際、「この際」の全てをぶち込んで「健康」について真正面からぶつかってみようじゃないかという境地に達したのです。
そして、その境地の果てに鎮座していたのがSDGsでした。
今や錦の御旗とも言えるSDGsではありますが、当初の僕個人の感覚で言えば、敷居と意識の高い崇高な取り組みとして捉えていて、現実離れした遠い存在の位置づけでした(まあ実際、そういう部分はあるでしょう)。SDGsが網羅するのは環境保全だけでなく、ましてや「健康」に関する言及はほんの一部で、経済や人権など社会問題の多岐にわたり、その壮大さゆえ、自分のような庶民には捉えどころがないわりに、突っ込みどころも満載でした(そもそもSDGsに限らず、世の中は突っ込みどころで渋滞中じゃないかと思います)。
けれども、突っ込んでばかりいても、斜に構え続けていても特にいいことはないし(まして40代に差し掛かるおじさんなのであればなおさら)、いつか自分の視座そのものが斜め化してしまうと思って、ことはひとつ、背筋を伸ばしてみようじゃないかと襟を正すことにしたのです。緊急事態が長引きすぎていよいよやることないし、少しは健康に気を配ろうとも思うし、暇だし、この際だし。
そのような背景と過程を以って、自分にとっての、J×にとってのSDGsを模索してみることにしたのです。
そして今、僕は積み重ね続けた「この際」の結集とも言える「世界一周SDGsコース」というメニューを企画・考案し、このメニューを一時で終わらせず、サステナブルに提供するためにはどうしたらいいかをわりと真剣に考えています。一番のポイントは「持続可能な未来」ではなく、「持続そのものを持続させること」であり、「この際」を「この際」で終わらせてしまっては意味がありません。僕らにとっての「持続可能な開発目標」を持続可能とするための目下の最適解は「世界一周SDGsコース」の「継続」なのです。
そして、まずはその第一歩として、「世界一周SDGsコース」を9月18日〜9月20日の3日間、11時半〜20時までの臨時営業を開催することとしました。
では「世界一周SDGsコース」とはなんなのか?