今回は映画祭2日目、4月29日(日)に上映予定の3作品の紹介です。
まず初めに16時の回は『ロミオ&ジュリエット』。
言わずと知れたシェイクスピアの戯曲『ロミオとジュリエット』を現代版にアレンジした1996年公開の映画。『ギルバート・グレイプ』や『レヴェナント』での演技がとにかく圧倒的なディカプリオだけども、単純なカッコ良さで言えばこの時が一番なんじゃないかなあと思う(当時22歳)。映画自体もとってもファッショナブルで斬新。アロハシャツを着ながら、銃をぶっ放すロミオ、最高です。
が、それより眩しいのはジュリエット演じるクレア・デーンズ。
この水槽のシーン、「映画史に残る最も美しい視線」だと思ってます(ちなみに「映画史に残る最も美しい背中」は『アイズ・ワイド・シャット』のニコール・キッドマン)。その後のキャリアは今一つパッとせず、結局本作が代表作となったクレア・デーンズでありますが、とにかくこのジュリエットが破壊的にいとうつくし。6作品流すんであれば一本ぐらい恋愛映画がないとなあと思ってチョイスした映画でありますが、と言うよりも、久しぶりに水槽越しに痺れたい(これ以上は気持ち悪くなるのでこのへんで)。
次、『ダークナイト』。
『ダークナイト』もまた後世に語り継がれる作品であろう1作。言い始めたらこれこそキリがないのだけど、監督であるクリストファー・ノーランとジョーカーを演じたヒース・レジャーの常軌を逸した才覚に尽きる。24歳で『Tommorow never knows』を歌った桜井さんもすごいなあと思うけど、28歳でこの堂々たる狂気を演じたヒースに戦慄が走ります。彼は公開を待たずに急性薬物中毒で亡くなってしまうのだけど、今もなお遺憾、極めて遺憾。ここまでぶっ飛べる俳優はダニエル=デイ・ルイス(役者の頂点でしょう)以外、いないんじゃないかと思う。
で、最後は『コヨーテ・アグリー』。
最後はポップに、カジュアルに、とにかくスカッとしましょうということで。アメリカのクラブ(と言うかバーと言うか)が舞台のお話しですが、飲み屋さんで働いてる人にとっても、飲み屋さんによく行く人にとっても、少なからず良くも悪くも刺激になる映画でしょう。内容的には特にあれですが、作中の英語の使い方とかがけっこう好きです。そして、ちょい役で出てるくジョン・グッドマンが好きです。コーエン兄弟の映画によく出てくるジョン・グッドマン、昔から何故かやたら好きです。
以上、2日目に上映する映画の紹介でした。ご参加、楽しみにしてます!!