Journey×Journeyと山本ジャーニーの冒険-独立・開業と「旅食」の航海日誌-

秋葉原の多国籍・無国籍のダイニングバー「Journey×Journey」。独立開業までの過程とオープン後の日々を綴る、山本ジャーニーの営業日報。

【J×Jの内装事業/DIO】銀座編④

というわけでのっけから出鼻を挫かれ、せっかくのGWも解消されたわけだけど、①解体の工程はクリアし、②現場調査へと進み、まっさらな状態(スケルトン)から厨房と客席を実際的にどう区画するかを決定した。

そして、③左官工事。

左官とは建築物の壁を塗る職人のことを指し、土やセメントなどを水で練ったものをコテで塗り、漆喰(しっくい)などで表面を美しく仕上げるのが主な仕事になる。けれど、同時にお店の基礎や土台となるレンガやブロックを積んだり、タイル張りをしたりなど「下地作り」をするのも広義に左官の仕事に含まれ、ここで言う③左官工事というのはまさに後者にあたる。お店を作っていく上での「基礎作り」だ。

 

この銀座の物件を取り組むにあたっては、各工程にそれぞれの職人さんを手配している。電気工事においては電気屋さんを呼び、水道工事においては水道屋さんを呼んでいるように、左官工事は左官屋さんに担ってもらう。ハヤカワはそれぞれの工事に立ち会いながらディレクションし、全体のスケジュールをチェックする「施工管理」が主な仕事になる。通常、各工務店や内装業者は自分たちのチームやネットワークを持っていて、ある程度気心の知れた者同士でお店作りに取り組むことになるが、ハヤカワ及びJ×Jにとっては今回が初案件となり、すでに出来上がっているチームというのはなく、この銀座の物件に合わせて初めて編成されたチームで挑むことになる。勿論、電気屋さんはハヤカワの元々の友人であったり、水道屋さんは前の職場からの知り合いだったりするのだけど、中には初対面となる業者さんもいた。左官屋さんはまさにその初めての業者だった。

 

何事においてもそうだけども、仕事のクオリティやスピード感は実際に一緒にやってみないとなかなかわからないものだ。そうした文脈において、ハヤカワはもともとそのあたりのことを心配していたが、左官屋さんに関しては不安が的中してしまった。詳しくは割愛するけれど、シンプルに言うなれば、左官屋さんの仕事はハヤカワのイメージ通りではなかった。結果、左官の仕事は業者さんを外し、ハヤカワが自ら対応することになった。これによって①の解体に続き、③の左官も当初の予定よりも大幅な遅れをとることになった。

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このようにしてお店の基礎が出来上がる。ここの寸法を間違えると全ての計画が崩れてしまうので慎重にならなければならない。

 

【J×Jの内装事業/DIO】銀座編③

一般的にお店作りというのは下記のような流れで進められる。細かく言えばもっと色々あるし、勿論、物件によって必要な工程とタスクは変わるけれど、

①解体工事→
②現場調査→
左官工事→
④防水工事→
⑤配管工事→
⑥土間打ち→
⑦軸組み→
⑧電気工事→
⑨塗装(仕上げ工事)→
⑩クロス(仕上げ工事)→
⑪建具工事→
⑫家事搬入→

こうした各段階を経て、お店は出来上がっていく。

前回の記事で書いたように、今回の案件についてはまず最初のステップである①「解体」で予想以上の時間と労力を要した。勿論、「解体」にも事前に見積もりが組まれており、「これぐらいの規模と内容の解体であれば、これぐらいの人数を投入して、これぐらいの時間をかけて、これぐらいの金額で壊しましょう」という計画に基づいて実行される。ところが今回のように、その算段に差異があった場合が厄介だ。

「店を一つ壊したらその裏からもう一つ店が出てきましたわ。お店2つ分、取り壊したようなものです」


と内装担当のハヤカワは言ったけれど、こうした場合、その超過した仕事を誰が負うのかという話になる。「というわけで、3日で終えられるはずだった仕事が6日かかっちゃいました。その3日分、追加で請求させてください」と言って、すんなり受理してくれればよいけれど、そううまくはいかないパターンも少なくない。クライアントからすればその3日分が本当に正当なものなのかどうかを見極めなければならないし、仮に正当なものだったとしても誰がその負担を負うのか。オーナーなのか、斡旋した元請けなのか、見積もりを出した下請けになのか、または孫請けとして現場に立っている我々なのか。

規模が大きくなればなるほど、関わる人間が多くなればなるほど、このあたりのせめぎあいがナイーブなものになる。そして、それは勿論、「解体」の工程だけで発生する問題ではなく(むしろ解体から想定と大きくずれこむのは珍しいケースではなかろうか)、①〜⑬の全てのセクションで発生しうることで、ゆえ、全てのセクションにおいて集中して見積もりを精査していかなければならない。リスクをとって見積もりに十分な余地を残すことは業者にとって必要なことだけれども、当然、金額が高くなって受注から自ら遠のくことにもなりかねないし、甘い見積もりであればその分、何かあった時の対応の幅も狭まるし、そもそも対応しようにも対応のしようがない、なんてこともありうる。

 

自分は普段、「見積もり」という言葉を使うことの少ない環境にいるけれど、内装業を通じてその大切さを思い知らされることになった。資金力が限られている個人事業主が個人店を出店する場合、見積もりも何も「内装にかけられるお金はこれしかありません」という状態でスタートすることが大半で、極めて切実なわけだけども、同時に内装業者にとっても切実で、ひとたびこれを誤れば自分たちの仕事がまるっきり赤になりかねない。かと言って他社がより安い見積もりを出せばクライアントの気持ちがそちらに傾くのも摂理。内装業においてまず問われるのは見積力であるように思う。

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【J×Jの内装事業/DIO】銀座編②

お店作りをする上でのスタートラインはその物件が「居抜き」か「スケルトン」であるかどうかで別れる。「居抜き」というのは前テナントの設備や内装を残したまま賃貸借されることであり、それに対して「スケルトン」というのは店舗内装設備のない状態のことを言う。建物を支える柱、梁、床などの躯体のみで構成されている状態で、要するにこの場合、お店をゼロから作ることになる。

基本的には当然、スケルトンからお店を作る方が費用がかかる。ざっくり言うなれば都内でスケルトンからお店を作るのに1000万かかるとしたら、居抜きであれば300〜400万程度で済む、そんなイメージだ(勿論、規模にもよるし、どこまで作りこむかにもよるけれど)。Journey×Journeyは本店も2号店も居抜き物件、契約金や厨房器具などを除いてシンプルに「内装」だけにフォーカスするなれば両店とも100万程度におさまっている。

今回の銀座の物件は「スケルトン」にあたる。僕はてっきり居抜き物件をやるのだと思っていたけれど、「今回、スケルトンからですよ」と聞かされてちょっとびっくりした。マジすか、と。がっつりやないかい。

しかも、「スケルトンからスタート」ではなく、「居抜きをスケルトンにするところからスタート」となる。つまり最初の仕事は「解体」だ。壊して、壊して、壊しまくる。

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破壊、

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破壊、

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そして、破壊。

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そして…

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本来であればもっとさくっと終わるはずの解体作業が思った以上に伸びてしまった。壊したところからまたゴミが出てくるという有様で、ハヤカワいわく「一つお店を壊したあとにまた新しいお店が出てきて2つ壊したようなもの」とのこと。前の業者さんがかなり杜撰だった模様。率直に言って、廃棄物を壁の裏側に隠蔽していた、それぐらいの勢いなのであります。ゴミを出すだけで何十万もかかってますからねー、大変なことです。

 

というわけで、序盤からいきなりの想定外。

 

ここから受難の道が続きます。

 

 

 

 

 

【J×Jの内装事業/DIO】銀座編①

群馬の施工が終わり、GWまでは自社案件はなく、人工の仕事に取り掛かることになるかなと思っていた矢先に、重量級の依頼が飛び込んできた。

 

虎ノ門にあるお店(カジュアルフレンチの洋食屋)が立ち退きにあって、銀座に移転する。自分が対応できればいいが、ちょっと手が回らないのでハヤカワ、ここの施工やってみないか?」ということだった。

声をかけてくれたのはハヤカワの元の職場関係の方で、プランニングオフィスを経営している。元請け業者は別にいて、この方は下請けにあたり、そこから来た話なので自分たちはいわゆる「孫請け」となる。とはいえ、部分的に任されるのではなく、施工そのものはまるっと対応することになる。スケルトン(骨組みの状態)からの挑戦だ。

 

場所が銀座と近場であること、20坪くらいの大きさで、技術的にもそれほど難易度は高くない、現実的に十分対応できる、というのが先方の見立てだったし、ハヤカワの所感でもあった。ただし動かさなければならない金額が大きい。いわゆるキャッシュフローの問題で、最終的な入金があるまで、自分たちの資金だけで施工を続ける/完了させる体力があるかどうかが論点だった。

 

お金の流れとしては、

施工が完了する→クライアントへと明け渡す→クライアントが元請けに支払う→元請けが下請けに支払う→下請けが孫請け(僕ら)に支払う、という図式になる。前金、半金という形で先に施工に必要な金額が入ってくればよいけれど、それはケースバイケースであり、今回は前金は見込めない状況だった。


となると、孫請けである自分たちがそこから職人さんと手配したり、業者さんを呼んだ場合、彼らへの支払いサイトがどうなっているのか、あるいはどう調整できるかを事前に確認する必要がある。最終的な入金まで待ってもらえるか、月末締め翌月10日か25日か、末日か。もしくは即金、または前金が必要なのか。

 

今回の話を受けるかどうかの争点はその点だったが、結果的に「先出しはこのくらいの金額でおさまるだろう」とハヤカワは見当し、僕としても「それであればGO」ということになった。

 

想定通りに物事は進まない、という想定を飛び越え、ここから銀座との死闘が始まる。

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死闘が始まる。

 

【J×Jの内装事業/DIO】施工事例①「暮らす和食のぼる」様@群馬・高崎vol5

「デザイン」+「設計」+「ロゴ制作」のご依頼をいただいたことで、元々提案していた原案を基にもっと鮮明に、より具体的にイメージを膨らませる作業に移った。そしてそのイメージで間違いないかというのをクライアント様に電話やLINEで確認いただくとともに、そのイメージを実際に施工できるかどうかを施工会社と連絡を取り合う日々だった。この段階においては、僕にできることは皆無に等しく、ハヤカワが一手に担う。スマホ上のやりとりで完結するという意味合いでは聞こえはいいが、この案件に取り組みつつ、一方で他社様の現場をフォローしながら、だったので常に電話が取れる状況にあらず、これはこれで困難な作業になった。けれど、結局はどうやろうが、どうしようがその状況に伴う「困難」はある。どう楽するか、どうしたら楽できるか、というのも仕事における重要な観点にはなるが、それよりもその「困難」とどうすればうまく付き合えるか、向き合えるかを考えたほうが建設的で、生産的なように思える。

そうした状況の中、工事は着々と進んでいった。例えばカウンター工事。既存のカウンターの一部を切り、厨房との出入り口を新設し、別の場所に新たにカウンターを設置する。

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僕自身も経験したことではあるけれど、今までなかった場所に新たにカウンターが出来るということはそこに新しい世界が浮かび上がるということ。ここから一体どんなコミュニケーションと関係性が紡がれるのだろうとワクワクする。

次に天井工事。

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天井には縦に梁を通すことにした。こうすることで店内の奥行きをもたらすとともに、立体感を演出する。そして天井からそのまま奥の壁にも梁をつなげる。

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このようにしてスペースを作り、小物を置いたり、酒瓶を置いたりなど、空間活用と雰囲気作り、そしてアイテムのアピールの場とする。

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照明の使い方も相まって、それまで平坦だった空間がシックに広がる。

そして、外観。クライアント様が強くこだわっていたのが「暖簾」。白い無垢な暖簾をスペースいっぱいに広げたいとのことだった。外観を演出にするにあたり、暖簾を自由に可動できる意匠にするという提案もさせていただきつつ、最終的には原案のとおり真っ白な暖簾を全面的に押しだすということで着地。エレガントな仕上がりとなった。

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ロゴについてはいくつか提示したパターンの中で下記が採用された。

 

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「のぼる」の「の」の部分に群馬を象徴する「山々」のイメージを投影している。

そうして、4月19日の大安・満月の日にレセプション。そして翌週にはグランドオープンとなった。

僕たちはちょっと間隔をあけてGWに初訪問。

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本当はオーナー様二人とハヤカワと僕の4人で記念撮影といきたかったけれど、店内大分混みあってまして、断念。断念ではあるけれど、僕らにとってはそれがこれ以上ない記念となりました。


「暮らす和食 のぼる」様、改めましてありがとうございました。そして、おめでとうございます。

 

【J×Jの内装事業/DIO】施工事例①「暮らす和食のぼる」様@群馬・高崎vol4

高崎に現調に行ってからはクライアント様からの連絡待ち。決まれば初めての大型案件になるが、はたしてどうなるだろうかと少しそわそわしていた。けれど、決定の連絡までそう時間はかからなかった。

「施工は群馬の業者さんにお願いしようと思っております」


やはり…、残念…、そう甘くない…。


「けれど、 ハヤカワさんにご提示いただいたデザインを僕たちはすごく気に入っていてですね…、差し支えなければデザインをお願いしたいと思っておりまして…」

おおおお…、これは「受注」じゃないかと昂った。ただデザインを起こすのは自分ではない。はやる気持ちを抑えて「わかりました、ありがとうございます。ちょっと確認しますのでお時間いただいてもよろしいでしょうか」と返答した。

まるっと受注、ではなく、一部を任せていただく、というパターンも一応、想定はしていた。勿論、施工全体をお任せいいただくことを念頭に置いてはいたのだけど、デザインやファサードを提案することによって、その部分の造作(大工仕事)を担当できないだろうか、などのシミュレーションはあった。そうした運びになれば東京-群馬間の往来は最小限のピンポイントに抑えることができ、双方にとっても経費の削減につながるというメリットがある。

 

ただやはり工事全体のスケジュールがあるので、進行が二元的になると全体の流れが悪くなるのは否めない。そうした事情もあり、今回はデザイン・設計のご依頼ということでクライアントの中で着地したようだった。

 

「それははじめてのパターンですね…」とハヤカワは言った。ハヤカワにとって、自分がデザインしたものを他の人の制作に委ねるという経験はなかった。逆に言えば、ハヤカワがヒアリングに基づき、頭の中で思い描いたことがそのまま価値となり、仕事となるという初めての機会でもあった。

 

 その後、いくつかのパターンを提示しながら交渉を続け、

 

最終的には「デザイン」+「設計」+「ロゴ制作」の3つをお任せいただけることになった。J×Jの内装業を始めて8か月、今までにない、よりクリエイティブ色の強いよりクリエイティブな仕事に挑戦することになった。

 

【J×Jの内装事業/DIO】施工事例①「暮らす和食のぼる」様@群馬・高崎vol3

内見と現調に行ったのは2月の初旬。16時に到着後、すぐに取り掛かったが、2月ということもあって、すぐに日が落ちた。この時、まだ物件に電気が通っておらず、ちょうど同日に電気屋さんを呼んでもらっていたがまだ来ない。僕らは電気が通るまでの間、真っ暗闇の中、現調とヒアリングを進めた。

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クライアント先でこういうのも不謹慎かもしれないが、この感じが楽しかった。自分がお店を開業する時に似た感覚で、まさに暗中模索。何もかも手探りの中で、どうすれば自分が実現したいイメージを形にできるか、形にしてもらえるか。はじめてだからこそ不安でもあり、はじめてだからこそ楽しみでもある。

 

そうこうしているうちに電気が通り、現調も終わり、次はテーブルに座って、詳細の確認を進めていく。大工工事、塗装、クロス、左官、電気・水道などの設備関連など項目は多岐にわたる。ひととおりのヒアリングを終えたあとは、こちらのターン。用意していた外装のプランを提案する。

 

反応は上々だった。

 

けれど予算は限られている。ただデザインを提示するだけでは有効ではない。あらかじめ共有いただいていた各項目ごとの見積もりから、「この部分はこれだけ減らせる」、「ここをこうすればもっと抑えられる」など一つずつ提案し、「その予算を外観にまわしませんか?」と筋を立てた。こうしたアプローチはJ×Jの一つの強みであると認識しいてる。内装業者と言ってもその意味合いは広く、上記のようにそれぞれの専門職があり、そうしたそれぞれの職人仕事を全体的に管理する立場を工務店や施工会社が担う。が、一口に工務店と言っても、デザイン・設計からワンストップで担当する会社もあれば、そうした部分は外注して管理と施工だけに徹する業者もある。内装部門のスタッフがハヤカワ1人しかいないというのはどうにも弱味ではあるが、ハヤカワ自身はデザイン・設計まで含めオールマイティーに知識があり、そして、それぞれに少なからずの経験がある。僕自身で言えば、そうした存在はとても頼もしい。


施工を地元の工務店に依頼するか、あるいはJ×Jかの判断はこの日には決まらない。結果どうなるかは勿論わからないけれど、まずは現調が無事に終わったことと、施工可能な物件であること、そして、自分たちが提案したいことを伝えることができたことに安堵した。

 

高速に続く大きな国道沿いに焼肉バイキングのお店を見かけた。ファミリーが車に乗りつけてくるようなお店だ。普段は自店ばかりで、こうして遠出することもそうそうないし、こういうお店にも久しく行ってない。

 

「焼肉でも食べちゃいます??」

「いいっすね」

 

何でもないようなことが特別だったりする。久しぶりの焼肉バイキングはとても美味しかった。


 

【J×Jの内装事業/DIO】施工事例①「暮らす和食のぼる」様@群馬・高崎vol2

2月初旬、僕と内装担当のハヤカワは現調のため、高崎へと向かった。真冬に『真夏の夜の夢』を聴きながら、遠目に見える富士山を眺め、北へと走った。

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高崎に到着したのは16時。高崎は東京より寒く、盆地であるがゆえ、とても強い風が吹いていた。ほどなくクライアント様と合流し、さっそく現場調査スタート。

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引き渡し時点での店内はこのような様子。設備としても、作りとしても特に大掛かりなものが必要とされるような気配はなく、そのまま引き継いで使えるものも多くあるように思えた。実際にクライアントからの依頼は技術的にも、予算的にも現実感のある内容だったし、ハヤカワも「いけます」と僕に言った。

施工そのものは問題なかったとしても、ネックになるのは東京-群馬間という物理的な距離となる。クライアントの実家が店舗のすぐ近くにあり、住居として使用してない「離れ」があり、そこを使ってくれて構わないとおっしゃっていただいた。その言葉に甘えられるのであれば、施工期間中の移動時間を節約するとともに経費も抑えられる。

ただし、それは納品までの話であって、そこから先に何かあった場合にフットワークが重く、小回りがきかないという事実は変わらない。僕自身もそうであったが、それは不安で、心細いことであり、厳然たるマイナスポイントとなる。この決定的な課題を克服するのは容易なことではないのだけど、どうすればその土俵に上がれるかを考え、そのためにいくつかの工夫と提案を用意していた。

 

その一つは外装工事の提案だった。現調の前段階の打ち合わせにおいて、クライアントのお二人は外観については「暖簾にこだわりたい」という意向があるだけで、他のことにはほぼ触れていなかった。ただ外観の写真を見るに、造作を工夫するためのスペースはあるように思えたし、新規出店及び前テナントとのイメージチェンジを図る上で最初に注目されるのは外観となる。ご提示いただいた予算の中で内装にかかるコストを抑え、その一部で外装まで施工できるとなればアドバンテージになりうるのではないだろうか。


一つの業種に限ったことでなく、全ての営業において言える基本だが、差別化するためには「どれだけの相手の期待値を上回れるか」を追求していくしかない。提示された100に対して、100で返すようであれば、それはもう単なる価格競争に持ち込む以外に手段はないが(あるいは持ち込まれるしかない)、それを120でリプライできるのであれば新しい可能性が模索できる。

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上の写真のようにいくつかのパターンを用意して、現調及びそのあとの打ち合わせの際に外装工事を提案できるように準備していた。同時に、内装のイメージも提案。

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実際に提案したのはこのデザインではないのだけど…

そうした状況下での現場調査及び2回目の打ち合わせとなった。当然この時点では受注できるかどうかはわかってはいない。

【J×Jの内装事業/DIO】事例①「暮らす和食のぼる」様@群馬・高崎vol1

昨年の7月よりジャーニージャーニーは飲食業とは別に内装業をスタートしております。

www.journeyjourney-blog.com

上記のようなスタンスで飲食店における内装に関する問題点や課題を局所的に解決していくところから始め、2018年のうちに壁の修繕やカウンターの撤去、フェンスの設営、トイレの改装などに取り組んできたけれど、年が明け、2019年1月、はじめて新規出店案件を打診いただいた。

「独立に向けて群馬の物件が決まりそうなのですが、内装工事をもし引き受けて頂けそうだったら…とお声をかけさせていただきました。期間は2月後半から3月、13坪居抜き物件で予算はXを考えております。もし可能であれば今度直接お話に行ければと思ってます!!」


1月中旬、僕は旅行先のベトナムでこのメッセージをいただいた。現地人だらけのローカルバスの中で胸が高鳴った。これはJ×Jの内装業にとって重要なターニングポイントになる案件になるだろう、そう思った。このようにして、J×Jにとって初めての新規出店案件は始まった。


この時点で正式に受注できるかは当然わからない。ヒアリングし、イメージを共有させていただき、それに基づき設計とデザインを提案する、そしてスケジュール感とお見積もりを提示し、ご検討いただく。その過程を得て、J×Jがお店作りに携われるかどうかが決まる。

帰国後すぐに打ち合わせの場が設けられた。クライアントは30代前半の男性2人(元々僕と彼らは飲食仲間だ)、同級生同士で共同経営的な形(詳しくはわからない)での出店を計画している。店名は【暮らす和食のぼる】、「人の暮らしに溶け込む、ホッとする和食居酒屋」をコンセプトとする。イタリアンからの居抜きで、カウンターは10席弱、テーブル席は約15席(暫定)、駅周辺の事業所立地と駅から徒歩10分程度先にある住宅立地とのちょうど境に位置する複合的な立地。そうした概要を確認した上で、今度は間取り図を見ながら想定される工事内容を精査していく。

依頼内容を全体的に把握した上で、現地調査(現調)の日程を擦り合わせたところで初日は終了。いくら話を聞いたところで、現場を見てみないことにははじまらない。ただ「現場を見てから提案する」ではスケジュール的に遅いのは明白だった。僕らにとって目下、最大の課題となるのは東京-群馬間の物理的な距離で、この課題を埋めないかぎり受注には至らないだろう(当然、群馬の業者との競合になる)。10日後の現調までに「東京であってもJ×Jにお願いしたほうがいいい」と思ってもらえるようなアイディアが必要だった。


 

JBQ2019のお知らせ

長かったGWも終わり、明日7日から通常営業スタートです。よろしくお願いします!!GW中、仕事も遊びも色々と企ててましたが、どれも半端感が否めないですね…。達成率60%といったところでしょうか。やっぱり営業してないとしまらないと言うか、だれちゃうと言うか…。営業で忙しくしてるとそんなふうに思わないんですけどねー。

で、GWが終わると、J×JはJBQに向けて本格的に動き始めます。毎年、5月の第4週に木場公園で開催していて、今年が3回目。JBQ(ジェイベキュー)というのは「J×JのBBQ」の略称で、J×Jらしく多国籍なバーベキューに仕立ててます。

毎年、メインはブラジルの「シュラスコ」。

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鉄串に大きなランプ肉やイチボを刺し、ぐるぐるとまわしながら焼き上げ、専用のナイフで削ぐように切り落としていきます。

他にはジャマイカのジャークチキンを焼いたり、

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インドカレーを作ったり、

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ビリヤニを作ったり、

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旬のイワシポルトガル風に焼いてみたり、

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パクチーふんだんにきかせたエスニックがあったり、

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プロフェッショナルに焼き鳥を焼いてもらったり

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と、国際色豊か(フツーの焼肉もご用意してます!!)。毎年、J×Jのスタッフだけでなく、店外からスペシャルゲストをお呼びして料理を作ってもらってるのですが、今年も何人か料理人によるスペシャルメニューが決まってます。よりワイルドに、よりエキゾチックなバーベキューになりそうで今からとても楽しみです!!

 

会場は木場公園です。東西線木場駅から歩いて10分弱ですね!!都心で電車から歩いて来れるバーベキュー場ってなかなかない中、木場公園は近くにスーパーやコンビニもあって便利です☆

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参加費はFOOD、飲み放題込み(なくなったら終わりですが、お酒はたんまり持っていきます)で4,000円となります。終了後、17時から秋葉原の本店で2次会が始りますが、2次会の会費は2,000円です(2次会からの参加は3,000円となります)。


毎年50人くらい集まり、今年も同じくらいになるのではないかと思ってます。ご興味のある方は下記フェイスブックのイベントページに参加予定いただくか、

https://www.facebook.com/events/628253664253601/


お店に直接ご連絡いただければと思います!!よろしくお願いします☆

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