Journey×Journeyと山本ジャーニーの冒険-独立・開業と「旅食」の航海日誌-

秋葉原の多国籍・無国籍のダイニングバー「Journey×Journey」。独立開業までの過程とオープン後の日々を綴る、山本ジャーニーの営業日報。

超貧窮問答歌を歌おう②

本店家賃    :203,704円
2号店家賃  :186,230円
最低人件費:300,000円

合計689,934円。

4月8日から5月6日までの間で店内営業せずに(ほぼ)、広義に「テイクアウト」のみでクリアすることができるか、に取り組みます(J×Jは完全休業はしない方針です)。目標とする金額を上記に設定した理由は特になく、なんとなくこの状況でそれを達成できれば十分かな、と思っただけです。勿論、これ以外に原価(食材費)をはじめ、消耗品費、雑費、水道光熱費等々、そして僕の報酬のこともあるので、これを達成したところでぶっちぎりの赤字ですが、これはそういう戦いではない、と捉えています。

日々の経過についてはインスタツイッターで随時更新していく予定です。こんな感じで。

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上記、画像にもあるように販売チャネルは下記の4つ。


①本店店内ランチ
②本店店頭弁当販売
③2号店店頭弁当販売
④ディナータイム含めたテイクアウト

①〜③に関しては文字通りですが、④に関しては料理のテイクアウトに加え、「物販」を含めます。物販というのは今まで「八百屋」というワードで示してきた領域です(明日からは事業名称を八百屋から「よろず屋」と変更しようと思っています)。そして、クラウドファンディングはじめ、そうした未来の需要を今に引っ張る系の対応策は、現時点では考えてはいません。同時にWebまわりのアプローチもBASE以外は現在検討しておりません(BASEは早く挑戦したい)。カードは少しでもとっておきます。いざという時の一刀は少しでも先にとっておきます。

営業時間としては①〜③は平日の昼間のみ。④は特に営業時間は設定しません。テイクアウト料理を作るとなると時間がかかるけれど、物販であればその場で対応できます。つまり、僕が店にいさえすれば、即時的に成り立ちます。そして大体、店にいます。これまでのブログと重複になりますが、1500円以上のテイクアウトで5,000円券(幹事様無料券)を配布し、用途不明の食料雑貨に関しては僕がリモートで超カジュアルにコーチングします。


人時は平日昼は本店2人、2号店1人の3人。スタッフはその適宜、入れ替えます。僕はお弁当販売が落ち着いたら基本、外出して買い出し等々の時間に充てます。14時15分~17時15分までは休憩とし、僕は16時~17時までは仮眠します。その後、18時よりオープンしますが基本テイクアウトのみです。今日アナウンスされた東京都の補償条件等々、まだよくチェックしておりませんが、20時以降もテイクアウト販売は可能であれば対応するし、NGであれば20時で完全クローズとなります。夜は本店のみで、僕といずみの2人体制、あるいは僕1人。僕もいずみも電車は使用しておらず、基本、働きっぱなしなので、残念ながら、外部との接触はほぼ皆無に等しい状況です。

 

4月15日時点で残り542,254円。営業日数は18日(週に一回は休むとして)。一日あたり平均30,125円の売上が必要となります。上記に添付したこの2日間の売上は大体2.5万円。目標と5,000円の乖離があり、このままの数字で推移すれば結果的に営業日数18日×5,000円=9万円届かないことになります。ただし、5月第一週はGWであり、今の感じであれば①〜③の売上は発生しないことになります。だから9万のマイナスではなく、実際は15万くらいの乖離を想定しなければならないと考えてます。


ここから先はこの15万のビハインドをどう埋めるかが課題であり、まさにこれについてのああでもないこうでもないと問答を繰り返し、行動と実践に移し、解決していこうじゃないかと思っているのです。そして、それを実際の数字を公開しながら、そしてJTVを活用して、体験型かつ実写版的な感じでお届けできればと思います。たった15万、今であれば、されど15万です。


なんでこんな面倒くさいことするかと言うと、休業しないのであれば、営業するのであれば、道中楽しみたい、というのが一番です。とてもアイロニカルな逆説になるけれど、こんなことをこんなふうにできることなんて、これだけ好き放題できることなんて多分もうないから(勿論ルールと感染防止は守って、要請には協力した上でね)。それに伴い、過程と結果を可視化することも重要に思える。重要というか、これもまた、こういう時にしかできない。


でもそうした遊び心だけを先行させるわけでもない。むしろ、僕は自分の今まで(の店舗運営)をかなり反省している。今までのスタンスを貫くだけじゃどうにもならんなと感じている。だから、そうした今までを否定し、崩していく。

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そして、この取り組みを通してちゃんと着地させたい場所も見据えている。だから、ありとあらゆる場所にありとあらゆる布石を置く。

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置いた布石のうち、おそらく大半は回収できないままただの見捨てられた石コロになってしまうと思うけれど、そのうちのいくつかがこの先の何かになって、少しでも今とは、今までとは違う場所にいれたらいいなあと思う。

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まあこんな綺麗にいくわけなくて、あっさり借金まみれになってるかもしれないけどね!