「仕上げ工事」と一言で言ってもこれが意味する範囲は広い。仕上げ工事=内装工事と同じ意味合いで使われることも多々ある。
ここで言う仕上げ工事とはまさに内装を仕上げ、クライアントに明け渡しするための最終工事全般を指す。具体的には⑩塗装工事、⑪クロス張り、⑫建具工事にあたる。
⑩塗装は文字通り。今回はこうした塗装機も使用した。
⑪次にクロス張り。クロスで大分店内の様子が変わる。
壁際のクロス張りがなかなか難しい。
また、朽ちていた階段の修繕も仕上げ工事の一部だ。
こうして一気にお店が出来上がっていく。この局面になると細々とした雑用も増えてきて、僕やスタッフが手伝いに行くこともしばしば増えてきた(手伝えることが増えてくる)。
お手伝いしてくれたスタッフ碧くん(この動画はまだ初期の頃だけど)。
飲食の営業が落ち着いたのち、オンボロの原付に乗って昭和通りをまっすぐ抜けて銀座まで向かう道中が意外とけっこう好きだった。勿論、飲食仕事のあとのそれは大変でもあったのだけれど、文化祭の準備のような独特なテンションの中、何か特別なことをしてるみたいで楽しかったのだと思う。
納期が差し迫る中、僕ら(というものおこがましいが)に最後に立ちはだかったのは⑫建具工事だった。ドアを取り付ける、そんなシンプルなことがここまで厄介なことだとは思いもよらなかった。