Journey×Journeyと山本ジャーニーの冒険-独立・開業と「旅食」の航海日誌-

秋葉原の多国籍・無国籍のダイニングバー「Journey×Journey」。独立開業までの過程とオープン後の日々を綴る、山本ジャーニーの営業日報。

7月25日の5周年はフリーマーケット的であり、ナイトマーケット形式とします。

J×Jは4月で丸五年を迎え、本来であれば5周年を開催したかったのだけど見送らざるを得ない状況で、コロナ禍終息の記念に改めて、なんて思っていたけれど、案の定ずるずると長引く様相で、これが4周年だったり、6周年だったらそれほど意識しなかったかもしれないけれど、5周年はどうにかやりたいなあなんて思っていました。そして制限緩和とともに少し落ち着きを取り戻した6月中旬時点で、「5周年はお盆前に、であれば7月の連休で」ということに決めました。この時点においては三密回避及びリスクヘッジのために「2日に分けて開催」、という案も残しておきたい気持ちもあって、連休中の中日ということにしたけれど、7月12日現在、7月25日(18時半〜23時)の単日開催とすることにしました。

一方で感染者数は見事にぶり返し、人それぞれの捉え方や行動規範が問われるところかとは思いますが、現状においては予定通りに開催する予定です(勿論状況によって柔軟に対応致します)。感染予防も当然に対策いたしますが、その一環として今回の特徴としたいのは5周年のイベントというよりも、「フリーマーケット」のテイで開催することです。

2月より始まったコロナ禍の中で、J×Jは新しい試みに多く取り組んできました。まずは新メニュー。

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実際はどこまで作れるかわかりませんが、基本的に新メニューをふんだんに盛り込んだ構成にしたいと思っています。他にも、例えばゆかさんのパンだとか、いずみの燻製だとか今取り組んでいるコンテンツもご提供する予定です(詳細についてはまた別途お知らせいたします)。

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今までのイベントスタイルは一定踏襲しながらも、ふらっと立ち寄るだけ、顔だけ、という方にも喜んでいただけるようにテイクアウトメニューの充実など工夫を凝らしてまいります。また自店のメニューだけでなく、緊急事態宣言下でご協力いただいた香辛酒臓さんのアチャールにも登場してもらう予定です。

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他にもTシャツや、

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といった具合でこのコロナ禍におけるあれこれをぎゅっと詰め込む予定です。その結果、おそらく5周年イベントというよりは、ナイトマーケットのような雰囲気を楽しんでもらいながら、フリーマーケットのように一か所に留まらない流動的な側面を帯びることで「ちょっと寄るだけ」、「ちょっと顔出すだけ」という方にもご満足いただけるような構成にしたいと考えております。出品するコンテンツについてはまた随時お知らせしていきます。勿論、今までのようにゆるゆる飲みたい方は一緒にふわふわ飲みましょう。よろしくお願い致します。

 

【内装業を今ここで拡大するためにはどうすればいいか後編】健康で文化的な最低限度の激辛経営⑤

2020年4月より、受動喫煙防止条例が施行。言わずがな、飲食店(だけではないけれど)で喫煙はダメですよ、という条例。コロナの動乱の中であまり取り沙汰されなかったけれど、ゲストの喫煙者率が高かったお店にとってはなかなかのインパクトだと思います。そうとは言っても全面的な禁止ではなく、自治体によって微妙にルールが違ったり、抜け道的な対応策もあるのだけど、それは本筋から外れるので割愛します。

オーナーや店長が嫌煙家であれば喫煙者に配慮の余地はないだろうけど、そうでないのであれば、対応としては、①外に灰皿を設置するか、②条例に即した形で喫煙ブースを作るか、になるかと思います。そして、大体の個人店が①を選択するでしょう。②はそもそも客席数を削りたくないという気持ちがあると思うし(ソーシャルディスタンスの観点はこの記事では考慮しないとして)、ブースを作るのってけっこう大変そうというイメージがある。けれど実際はそうでもない。僕自身、先日初めて知ったのだけど意外と簡単そうなんです。①を選択するにしても雨除けはあるのか、非喫煙者に迷惑をかけないか、近隣との兼ね合いは?、など検討項目は複数存在し、そうした部分に配慮があるかどうかがお店のホスピタリティにそのまま直結する。

だから本来は対策と対応が必要な部分だと思うのだけど、ほとんど間に合ってないのが実情。コロナでそれどころではない、予算がかけられない、などもっともな理由が推測される。しかしながら、ブース作りは意外と難しくないし、おまけにこんなフォローもある。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000049868.html


→【厚生労働省受動喫煙防止対策助成金-職場の受動喫煙防止対策に関する各種支援事業(財政的支援)-】


他の多くの助成金と同じように、「こういう方針に基づいて、こうしてくれたらその経費はカバーします」というもの。喫煙者にとっても、非喫煙者にとっても配慮が必要なのであればこうした制度を活用して、このタイミングで一度整えてみるのもありかと考えます。内装事業の担当者であるハヤカワは近日中にこの助成金を活用した案件を対応する予定で、ヤマモトは飲食店運営の知見が一応あり、過去に同類の助成金申請も経験があるので手伝えることは少なくないと思っています。したがって、今後内装業を拡大していくためには、なんとなく「なんでもやります!」ではなく(実際はなんでもやるのですが…)、受動喫煙防止対策に基づくブース作りや、雨や騒音問題の回避も兼ねたファサードの修繕を一つの取っ掛かりとして推進していければと思います。

ジャーニー×ジャーニーの内装業も重ねてよろしくお願い致します。


【内装業を今ここで拡大するためにはどうすればいいか前編】健康で文化的な最低限度の激辛経営⑤

「飲食が厳しいのであれば内装業にウェイトを」というのもコロナ禍においてまず思い立ったことではあるのだけど、日銭商売である飲食があっというまに侵食されていったのに対して、内装はそもそも仕事が途切れることなく稼働し続けていた(J×Jのケースで言えば)。むしろ、逆に活性化したくらいで、十分な時間とスタッフがいるのであればまだしも、担当である早川が一手に引き受けていることもあって、案件の増やしようがない、という状況であった。

おかげで僕は「ではどうすれば今の飲食で売上を立てることができるのか」ということに集中することができた。

そうしたドタバタの中、5月、内装は新しい大きな案件も受注。少し遅れたタイミングで内装にも余波が来るかとも思っていたけれど、7月現在、依然好調をキープしている。それはひとえにハヤカワの仕事ぶりと人徳なのだろうと僕は考えている。

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その一方の別の視点で考えると、内装界隈の経済はまわり続け、もっと言えば、予算が投じられている、とも言えると思う。持続化給付金や感染防止協力金を投資として攻めに転じている小規模事業者もいるし、運転資金に加え、設備投資でさらに融資を引っ張った会社の「どうせ暇だし逆に今、がっつりイマドキにしようぜ」という心理作用も見受けられる。助成金補助金を前提にテイクアウトに特化した作りにしょうと考える人もいれば、閉店ラッシュを逆手に思いきって物件抑えて独立に踏み切る方もいるし、脱飲食業からの新業態を模索する人もいれば、コロナ禍を通して売上至上主義からライフワーク重視に転じる人もいる。そうした全ての決断や経営判断に内装業は追随する。今が過渡期なのであれば、「過渡」にこそ内装業は台頭する。

そう考えれば、軽やかなビートを小粋に刻むことも大切なのではないかと思っている。つまり、「内装は稼働し続けているから案件の増やしようがない」ではなく、たとえそうであっても「つながりを作っておくべきタイミング」として考えた方が発展的ではないだろうか。今がまさに過渡期で、大小問わず、今まさに様々な思惑と様々なルートからの予算が蠢いているであれば、今すべきはできるだけ多くの業態や事業体、経営者との接触回数を増やすべきだと僕は思う。

接触回数を増やすべき」と言っても、それで何かが増えるわけではない。だから、それにしても何かフックや「具体的な提案」が必要で、それは何かと考えた時、思い浮かぶんだのは「受動喫煙防止条例」にまつわる施策だ。ここを取っ掛かりにしてきたい。

 

 

 

【間借り半額キャンペーン】健康で文化的な最低限度の激辛経営④

2号店の間借り(店舗側からすれば間貸し)も前々から取り組んできたことではありますが、改めて積極的に推し進めていきたいと考えております。

現状、半日の間借りで6,000円、一日使用で10,000円で間貸しししておりますが(お店の食材や酒類を使用・販売した場合、その原価分)、7月、8月に関してはキャンペーンとして、半額の3,000円、5,000円でお貸しいたします。間借りしたいけれど、感染予防やソーシャルディスタンスを前提とすると集客や回転が見込めない、収支が合わなそう、などの事情により躊躇される方もいらっしゃるかと思います。僕としてはこのような理由で表現や創作が表に出てこないというのは寂しいな、と。勿論、金額的ものだけではないと思うけれど、できるだけハードルを下げて参加、出店を募りたいと考えています。

駅からは少し離れておりますが、角地の路面店。風の通りもよく、通気性はよいです。

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けして広いお店ではありませんが、ちょっとしたテラス的なスペースもあるので、使い勝手はよいです。そして、店舗面積のわりには厨房は広いのでこのあたりも間借り向き。

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間借りの代表格と言えばカレー。J×Jも間借りカレー屋さんのご利用が多く、現状、J×Jで毎月固定で開催(6月から再開)していただいているのも香辛酒臓というカレー屋さんです。https://www.instagram.com/koushinshuzou/

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カレーのさることながら、アチャール(インド・ネパールのピクルス)が得意で、4月、5月のよろずや展開の中でもご協力いただきました。僕もあれこれ作りましたが、正直なところ、彼女が作るアチャールが一番好評でした、苦。

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ちなみに今月は7月25日開催の予定です(状況によって変更の可能性もありますが…)。今回は初めて本店で開催。16時からの予定で、そのままJ×Jの5周年フリーマーケットに展開します。https://www.facebook.com/events/309582923543139/


相性の良し悪しはあるかと思いますが、カレーだけでなく幅広い分野からのご相談、お問い合わせをお待ちいたします。「私が焼いたパンを食べてほしい」、「俺のラーメンを!」なとなど。食だけでなく、アート系やセミナーや教室系も調整の上、お受けできるかと思いますので、ご検討の程よろしくお願い致します。

 

【短期アルバイトスタッフ募集】健康で文化的な最低限度の激辛経営③

コロナ禍はいつ始まったか。これは人それぞれだと思うけれど、コロナのJ×Jへの侵攻は2月中旬には始まっており、それからというもの、J×Jはずっとこの支配下にある。けれども、嵐はコロナ以前より吹き荒れており、振り返れば12月の超絶忙しい時期に新入社員が事情によりドロップアウトしたことに端を発している。さらに年が明けてまもなく、残されたもう一人の社員も家庭の都合で緊急離脱。これから新しい体制で心機一転という矢先に、立て続けにメインスタッフが退職した。

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痺れるなあ、激辛ですわーと挫けそうになりながらも反旗を翻し、体制の仕切り直しに向けて蜂起したと同時に今度はコロナウイルスが台頭。スパイシー、ウルトラスパイシー。

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そして、今日に至る。ようやく少し回復してきたかと思ったら、この数日の感染拡大傾向に伴い、キャンセルが再び出始めた。やれやれだぜ、とは思うけれど、致し方も仕方もない。気温の上昇とともに夏にはいったん終息すると言われていたあの頃が白亜紀のように懐かしい。遠い目をしながら佇んでいる経営者はきっと僕だけではないはずだ。

というわけで、僕にとってこの2020年の厄災はコロナのみならず、スタッフ不足との闘いの歴史でもあり、今もなおこの闘争は続いている。勿論、人件費的にそれで苦悩の一端が緩和されているとも言えるけれど、一方において、もう一人社員がいればな…と感じるところも少なくない。

本来であれば社員を1人採用して、腹を括り両店フルオープンして積極展開を図っていきたいところ。けれど今の状況でそれもそれで正直厳しい。したがって当面においては短期で働いていただけるアルバイトさんを募集させていただきたいと思います。

要件としては7月下旬から9月中旬までの期間、週に2日程度、お昼の時間に働ける方。主な仕事はお弁当作りとお弁当販売で、大体4時間くらいのパートタイムになります。もっと働きたい、短期間ではなく長期で、とおっしゃっていただける方がいれば、それはまた別途ご相談くださいませ。なお、今は状況が流動的すぎて、いかんともしがたいのだけど、かと言って社員が1人足りないのも紛れもない事実。もし社員登用に意欲的な方がいらっしゃれば検討していきたいので重ねてご相談いただけますと幸いです。よろしくお願い致します。ご応募、お待ちしております(HP経由でお電話でもメールでも大丈夫です)。

journeyxjourney.world久しぶりのスタッフ募集。半年前のBeforeコロナに想いを馳せながら、ぐるっと一周したなあと思う今日この日でございます。

【2020年7月】健康で文化的な最低限度の激辛経営②「J×Jが励んでまいる10のコト」

①ランチ・お弁当の拡販
②少人数貸切の推奨
③ECの構築
④助成金・補助金の調査及び申請

④を活用した③が肝となってくるし、ECで何を販売するか、どう販売するかが何よりも重要になってくる。ECをただ構築するだけではどうにもならず、現実的な設計と地道な努力が要される。でも挑戦してみたい事業であるし、避けては通れない部分であるようにも思える。したがって、この「ECの構築」が大きい案件になってくるのだけど、他にも、

Uber Eeatsの確立

Uberは去年の秋から冬にかけて一度試したことがある。いまひとつ有用性を見いだせないまま、スタッフ不足の問題も重なって頓挫した。直後にコロナ禍が始まり、もう少し続けてればよかったと反省したが、あとの祭り。しかし、運よく再びアカウントが持てることになったので、今後のリスクヘッジの意味合いも兼ねて再挑戦したいと考えている。ここに関してはアイテムをあまり広げずに一点突破で図っていきたい。

⑥間借りの活性化

間借りも以前から取り組んできたことではあるけれど、改めて再構築していきたい項目の一つでもある。 路面店であり、通気性がよく、厨房が広いことは間借りにとってはアドバンテージになるはずなので、バランスをとりながらもう少し積極的に展開していきたい。

⑦内装事業の展開

内装業は今後どうなるのだろうかと思っていたけれど、今のところ、飲食店のような深刻な打撃はなく、むしろ、まわっている感が強い。直近においては2階席増設、カウンターの設置、壁の補修などを取り組んできたが、市場に資金が注入されることもあり(先行きはあくまで不透明だが)、まだまだポテンシャルを秘めているように感じる。

⑧2号店ディナータイムの通常営業化

ここはなかなか踏み込めまいまま、ずるずるときてしまっているのだけど、スタッフ不足の観点からしてなかなか難しいところ。けれどもいつでもリスタートできるように準備は整えておきたい。


⑨社員及び短期アルバイトの採用


①〜⑧を同時に進めていくためには社員採用が不可欠なのだけど、今後の消費者心理と消費行動が不透明な中、攻めに徹することができないのが現実。社員採用の間口は広げながら、同時に7月下旬から9月中旬にかけて2ヶ月間、短期でアルバイトしてくれる方をジャーニー×ジャーニーは募集しております。

⑩7月25日の5th Anniversary Free Marketの開催

この上半期のほとんどはコロナとの全面戦争だったわけだけど、その中で培ったもの、今後育てていきたいと思えることが多くあったのも事実。情勢次第では何とも言えないけれど、そうした成果と展望を一度、フリーマーケットという形でアウトプットしたいと思っておりますので、ゆるりふわり、お待ちしております。


シビアかつスパイシーな状況が続きますが、J×Jは以上10項目に励んでまいります。よろしくお願い致します。

【2020年7月】健康で文化的な最低限度の激辛経営①

6月ももう終わり。とてもふわふわした一ヶ月だったなという印象。一方で以前の記事にも記載しているけれど、お店のスタンスや立地特性上、仮に行動制限が緩和されたとしてもJ×Jは戻りが遅いだろうな、というネガティブな予測は残念ながらそのとおり。ランチはともかく、夜はさっぱり。けれども、現状のシビアかつスパイシーな状況はあながち悪いことばかりでもない。スタッフの数も少ない状況なので、通常営業は無理をせずにピンポイントな局地戦に絞って、時間とリソースを有効に活用していきたいと思っています。

おそらく国も東京都も再びの自粛要請や行動制限は当面見送り、経済優先の立場で黙々と静観しそうな気配であり、そして元通りにはならないせよ、多数の人は日常回帰の方向へと傾くのだと思う。けれど、今のウイルスが変異なしで今のままなのか、秋冬はどうなのか、これから世界規模で移動が活発化していく中で感染がどう推移していくかはやはり未知数。自店がV字回復を見込めるようなお店であれば、早急なリカバリーに全力を注ぐのかもしれないけど、そういうお店でもないし、実店舗における根本的な営業スタンスを変えようとも思っていない。であれば、採算が見合わない部分は後退させて、今のうちにリスクに備えて新しいプロダクトを作るだとか、販路の開拓や収益の構造改革、そうした方向にシフトした方がいい、と僕は考えています。シフトというか、アップデート。「八百屋」や「よろずや」の取り組みや考え方の延長線上の展開。

そうとは言ってもまずは既存路線も充実させていかなければいけないので、引き続き、

①ランチ・お弁当の拡販

案の定、本店のすぐ近くにキッチンカーが新たに出店したりなど混戦必至なわけですが、ひたすら差別化していくしかないだろうなと。

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 ②少人数貸切の推奨

自店が自店の特性を活かしつつ、リスクヘッジにもつなげうるにはここを一点突破していくしかないかと。売上の最大化ではなく最適化。あらゆる意味で最も健康的だと考える。

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③ECの構築

 何となくの肌感でしかないけれど、東京中の飲食店が挙国一致で大進軍したテイクアウト・デリバリーのムーヴメントは全体的に言えばあまり定着はせず、「一応対応しつつもやはりメインは通常営業」という選択を取るお店がほとんどで、ユーザー側のテイクアウトに対する熱量も一時期ほどではないというのが実際のところだろうと思える。僕としてはGW以降に音速の光速でオンライン領域を立ち上げようと計画していたけれど、6月上旬時点で、「ちょっと待てよ、今の状況ならスピードを重視するよりも少しコンテンツを精査した方がいいかもしれない」と思い直した。加え、「腰を据えるのであれば助成金などの制度を活用させていだいて、ある程度作り込んだ方が良さそうだ」という方針転換の中で、ほぼスルーしていた助成金補助金について、改めてちゃんとリサーチしてみることにした。

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 ④助成金補助金の調査及び申請

短期的な視点に立てば今すぐ今の売上を立てることに注力すべきだけども、繰り返すように、多分J×Jはジタバタしたところでおそらくどうにもならない。逸る気持ちを抑えて、助成金補助金の再考察をスタート。何となく把握していたことから、全然知らなかったものまでわりとたくさんあった。問題は色々ありすぎることで、どの制度をどう活用しようかと逡巡しているうちに、「これはきっと俺、溺れて自滅するな」と判断し、一気にパラレルで進めることをやめ、少数に限定し、照準を絞ることにした。

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6月をそうした期間に据えたことで、今、7月にすべきことは少し明確になってきている。

 

天丼至上論

ずっとお店にいると色々と狭まってくるので、それはいかんということで、最低限のニュースや記事はチェックするようにしているのだけど、それぞれのニュースがくっつき始めてなんかけっこう面白いなあと感じるこの頃。というか、コロナ禍だからこそ、逆に際立つというか。

世界がコロナに騒ぎ始めた頃(2月下旬から3月上旬)に米軍とタリバンが和平合意にしれっと至り、その後10日後にまた空爆したかと思えば、さらに一週間後に合意どおり、撤退を始めたりだとか。一方、知らぬうちに朝鮮半島がこじれまくっていたり、文春と渡部さんが戦火の中で派手にぶっ放したかと思えば、佐藤栞さん(と藤森さん)に泣かせられたり(ブランチのオープニングはぐっときた)、大砲が飛び交う中、密極まる性犯罪は毎日のようにばんばん起きていて、

東京の40人前後の感染者に戦慄する人がいる一方で、アメリカでは1日の感染者がさくっと2万人出ていたり、今日、保健所に行ったら、職人の方の中にフツーにマスクしてない人がフツーに数人いたり、ウチは夜、引き続きさっぱりだけども、ウチの上では毎夜、街コンが繰り広げられていて、まあ、そんなことはさておき、僕は最近、てんやの蕎麦セットにハマっていて、そんなこともさておき(天丼ってすごいと思う。外食の王様説を唱えたい。てんやの大量閉店は悲しい)、

最近、お弁当で麺類を出すように頑張っていたら、麺推しのゲストがちらほらと現れ、嬉しいかぎり。写真はベトナムのカオラウのデフォルメと、武漢の熱乾麺。とういうわけで明日も頑張ります。

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本店は10名様、2号店は5名様より、お店を貸切いただけます。

6月13日現在、本店のディナーは平日18時から23時まで営業しておりますが、2号店に関しては引き続き、通常営業を見合わせております。

*①本店のディナーにおいても営業状況により早めにクローズすることがございます。
*②土日に関しては不定期営業となっておりますので、事前にご確認いただけますと幸いです。

同時に両店において、貸切の人数的要件を緩め、

本店は10名様より、2号店は5名様より貸切利用を承っております。

なお、貸切時は世界一周スタンダードコース(多国籍コース料理及び2.5H飲み放題/4500円)、もしくはプレミアムコースのご利用が要件となりますので、ご了承の程よろしくお願い致します。

貸切でご利用いただくことにより、下記3点についてお客様のご意向に沿い、より安心しておつくろぎいただけるよう、鋭意努めてまいります。

①換気

両店とも1階路面店であり、2方向以上からの換気が可能であり、窓の開放に関してはお客様の任意となります(飛沫の問題に加え、近隣住民様との兼ね合いもございますので、窓開放時においては特に声のボリュームに関してはご配慮いただきますようお願いします)。

②ソーシャルディスタンス

本店は最大28名のキャパシティに対して10名様、2号店は最大14名様に対して5名様での貸切となりますので、密を避けうる十分なスペースを確保することができますので、自由にご活用くださいませ。

③店外からの不可視化

店外から中を見られないようにしてほしいとのお声を多くいただき、これを受けて、簡易な作りではありますが、窓やドアをカーテンで覆えるようにいたしました。ご希望であれば対応するように致しますので、お申し付けいただければと存じます。

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飲食業、とりわけ世界各国の料理の提供する多国籍料理店として、以前にも増して「外食ならでは」感を積極的に打ち出していきたいと思っております。同時に、お客様のご要望についても極力応えていきたいと考えておりますので、激辛に、パクチーどっさりで、ボリューム重視で、とにかく珍しいものを、等々、お気軽にご相談くださいませ。

また貸切や通常営業以外にもJ×Jは今後、下記リンクのYouTubeでご紹介しているような事業(というほどではないけれど)をより精力的に取り組んでいきたいと思っております。引き続き、ジャーニージャーニーをよろしくお願い申し上げます。

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三十八中年漂流記①

6月12日、東京アラート解除、そして休業要請緩和はステップ3へと移行し、飲食店で言えば24時までの営業が許されることになった。アラートが鳴るタイミングと、鳴りやむタイミングは一体何を以って判断されているのかと個人的には思うけれど、行動制限が緩められることはあらゆる意味で単純に嬉しい。

対外的には6月1日からの通常営業再開を目途に動いてきたけれど、実際のところは6月1日から14日までの2週間は基本的に定点観測期間として据えた。と言うよりも、そうせざるを得なかった。動こうにも動けない。感染者数推移がどうなるか、東京においても梨泰院のような大規模クラスターがあるのかどうか、2週間前の時点では当然、皆目見当がつかない。GW以降、オンライン領域を拡大していきたいという大枠は掲げていたものの、リアルとのバランスをどうとるかは、実際にリアルがどうなるかが判然としない限り、ベットしようがない。そうした部分を見定めるために2週間の期間を設け、本格的なリスタートは6月15日に照準を合わせた。そして、そうした懸念はいったん杞憂に終わり、無事にステップ3へとシフトし、晴れて6月15日から仕切り直し、という流れはできた。

では、どう仕切り直していくかをこの2週間考えていたのだけど、結果、答えは出なかった。特に何をどうすることもなく、このままふわふわっとしながら、もう少し今のままの状況を継続することにする。

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一番大きいのは2号店のディナー営業の再開を引き続き、見合わせること。土曜日の営業はご予約次第、本店のカウンター席のご利用ももう少し様子を見ることにします。

少し前までは客足がどうにもならない間の時間を活用して、ECの構築やオンライン販売を音速、光速で対応しようと考えていたけれど、いったんペースを緩めてここはひとつじっくりいこうじゃないか、と思っている。例えば、ECの構築そのものは電光石火でいけるかもしれないけれど、ECと実店舗運営を有機的に連動させ、現実的なオペレーションに落とし込み、そこからまたHPや広告などの情報発信に結びつかせるとなると、1つの事柄を強引に推し進めたとしても結局、非効率なことになるというのが現時点で見立てだ。今般においては特に、何よりもスピード感が大切なのは重々承知しているけれど、オーバーワークでシリアスな筋肉痛に陥るのも避けたい。

J×Jは今しばらくギアもステージも上げず、

ステップも踏まず、

引き続き、ビフォアとアフターの間という今だけの時間をゆらゆらと漂ってみようと思っています。

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