Journey×Journeyと山本ジャーニーの冒険-独立・開業と「旅食」の航海日誌-

秋葉原の多国籍・無国籍のダイニングバー「Journey×Journey」。独立開業までの過程とオープン後の日々を綴る、山本ジャーニーの営業日報。

ベトナム中部ダナン4泊5日の完全充実ガイド⑦フォンニャケバン洞窟

14時近くまでゆっくり天国の洞窟を鑑賞し、興奮冷めやらぬまま車に乗り込み、フォンニャケバン洞窟へと移動。1時間くらいかかるということで、途中にあった食堂でドライバーとともにランチ。

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そんなに長居するつもりはなかったのだけど、ビールも飲んでいたし、ドライバーとも盛り上がってしまってつい1時間ほど滞在。これがあとでひびくことになります。

 

昼食後はまっすぐフォンニャケバンへ。フォンニャケバンは天国の洞窟と違って、小型のボートで乗り込むスタイル。これがまた冒険感があってよいのです。

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ボートに乗ってこの穴に入る。内部は天国の洞窟と同様、圧倒的は洞窟世界が展開している。

ところが時間が遅いせいか、アテにしていた場所からは入れず、来た道を戻り、別の場所でチケットを買わなければならないとのこと。ここからちょっと離れたところにチケット売り場はありました。目の前に洞窟があるというのに歯痒かったです。


チケット売り場に行くと「もう遅いからダメよ」と断られちゃいました。せっかくここまで来たんだと食い下がり、「ハーフOK!!」、「ショート、ノープロブレム‼」と交渉すると、これをわりとあっさり了承してくれました。「ダメはもんはダメ」と言われるパターンが多いのでけっこう珍しい。さらに「フツーは2000円だけど半分しか見れないから1500円でいいわよ」のような感じでちょっとおまけもしてくれました(正確な金額は覚えてないけど大体それぐらい)。「おばちゃんにそんな裁量あるのか?」と逆に心配になったけれどお言葉に甘えることに。

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牧歌的なベトナム風景を眺めながら、ボートはゆっくりと進む。

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そしてそのまま内部へ。オールで水を掻く音だけが響く静寂感がたまらなく素敵だった。

その時の動画はこちら。

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ボートから降りて、洞窟を探検します。天国の洞窟と違って道は用意されておらず、余計に広く感じます。

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動画はこちら。

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ひととおりまわったあと再びボートへ。

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月並みな言葉になりますが、自然のエネルギーにただただ圧倒され、ひたすらに感動した一日でした。帰りのボートでもなんだか黄昏ちゃいました。

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ここからはフエに戻るのみです。フエに着いたのは結局22時ぐらいでした。確かに一日で10時間の移動は大変だけれども、フエからどちらかの洞窟を見に行くのであればどちらも見たいのが心情。ツアーではなくプライベートカーをチャーターして、時間とお金を少し調整すれば、両方の洞窟を見ることができます。

 

あとはドライバーと盛り上がらないこと、笑。現地人とのコミュニケーションも旅の醍醐味ですが、それは10時間の車内でできるので、もっとうまく時間を使えばフォンニャケバンもフルで楽しめるはずです。

 

ベトナム中部ダナン/4泊5日の完全充実ガイド⑥天国の洞窟-Paradice Cave-

まずは天国の洞窟。エントランスで入場料(1300円くらい)を支払い、電気自動車で行けるところまで移動し(無料)、そこからは自力で坂道を15分ほど登ります。普段運動をしていないと息は切れるけど、つらいというほどではないです。

 

小さな洞穴のような入口を入り、階段を降りると眼前に神秘的な地下世界が広がります。

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写真のように遊歩道が綺麗に整備され、足元が滑りやすいということはないです。

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この洞窟に限らずベトナム全体に言えることだと思いますが、文化的に中国の影響が強く、街並みや色使いにおいてわりと派手だなという印象を受けました。洞窟内のライトアップに関しても、派手と言えば派手で人によっては好みの別れる部分ですが、個人的にはファンタジー感があって好きでした。

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世界最大級の洞窟と言われるだけあって、内部はとてつもなく広大で、自然が作り出した圧倒的な景色とスケールが延々と続きます。僕は1時間以上洞窟内にいたと思います。 

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一方通行になっているので途中で行き止まりとなっていて、そこから来た道を引き返すことになります。

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登りの階段もかなりのものですが、きっと興奮冷めやらぬまま大興奮でスイスイ登れるはずです‼!

最後に、下記動画は天国の洞窟内部の動画です。

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天国の洞窟を満喫したあとは世界遺産のフォンニャケバン洞窟に移動です!!

 

 

 

 

ベトナム中部ダナン/4泊5日の完全充実ガイド⑤フエから日帰りでフォンニャケバン洞窟と天国の洞窟の2つをまわる方法

ダナンを訪れる際に旅行者を悩ませるのは「フォンニャケバン洞窟」と「天国の洞窟」の存在だと思います。以前にも記載しているとおり、ダナン周辺には①ホイアン、②ミーソン遺跡、③フエ、そして④フォンニャケバン洞窟の4つの世界遺産がありますが、方角が微妙にばらけているのと、④の洞窟が微妙に遠いという理由で、全部をまわるとなると最低でも4泊、できれば5泊が要されます。

初日:ダナン到着(ダナン泊)

2日目:フエに移動(フエ泊)

3日目:フエからフォンニャケバンに日帰りツアー(フエ泊)

4日目:フエ→ダナン→ミーソン→ホイアン→ダナン(ダナン泊)

5日目:出国

と、かなりハード。というわけで、大体は洞窟を諦めるか、ミーソン遺跡を削るかを迫られることになるかと思うのだけど、距離的に洞窟をカットする方が多数と推測(フエから片道で6時間近くかかる)。でもせっかくダナンに行くのであれば洞窟を捨てるのは勿体ない。よほど遺跡にこだわりがなければ、洞窟の方がよっぽどインパクト強いのではないかと思うのです。

そしてさらに悩ましいのはフォンニャケバン洞窟とは別で「天国の洞窟」があること。世界遺産に登録されているのはフォンニャケバンだけども、天国の洞窟を推す声も多い。であれば当然、二つとも見たいところだけども、そうするにはフエからさらに洞窟に近いドンホイという街まで行かなければならないのです。一日のうちにダナンからフエ経由でドンホイまで行くとフエ観光の時間がかなり圧迫されます。したがって、フォンニャケバンと天国の洞窟を余裕を持って両方まわるには、

 

初日:ダナン到着(ダナン泊)

2日目:ダナン観光→フエに移動(フエ泊)

3日目:フエ観光→ドンホイに移動(ドンホイ泊)

4日目:ドンホイからフォンニャケバンと天国の洞窟を日帰り(ドンホイかフエ泊)

5日目:ドンホイからダナンに移動

6日目:出国

となるのですが(夜遅くに走ってる列車を使うなどの方法もあるのですが、日本にいながら自力でそこまで組むのは難しいかと…)、1日多い上にホイアンにはいつ行けばいいんだ、という話になってしまいます。なので、フォンニャケバンと天国の洞窟を両方見るためにはどこかを削らなければなりません。けれどもネットに書いてあることが全てではないので、どうにか工夫できないか考えてみました。

フエから洞窟をまわる方法は2つあります。グループツアーに参加するか、もしくはプライベートカーをチャーターするか。グループツアー(30〜40$、入場料や昼食込み)は他のツーリストとともに団体で動くことになるけども、プライベートカーは自分の好きなように動けます(95〜110$、移動費のみ)。これは一台の金額なので人数で割れば一人頭の金額はその分安くなります。


事前情報ではフエからのプライベートカーにおいても回れるのは一か所のみとのことでしたが、どうにかして両方とも回れないか確認してみました。まずは事前にBooking.com経由で予約したホテルにメールをし、予定日にプライベートカーをチャーターできないかを確認。即レスで当日のドライバー確保(このスピード感も大変ありがたかった)。

その上で通常8時出発のところを7時発にできないかを打診し、であれば、フォンニャケバンと天国の洞窟の両方を見れないかを聞いてみたところ、即レスで了承。拍子抜けするほどあっさり了承。こういうのはやっぱりネットでサーフィンするよりも直接聞いてみるものだなあと戒めつつ、二つまわるとなると95$の料金も150$くらいにはなるだろうと覚悟していたところ、提示金額は98$。上乗せはたったの3$でした(何だか申し訳なくて、当日、別れ間際にチップを渡しました)。

 

というわけで、無事にフエからの日帰りで両方の洞窟をまわる手筈を整え、早起きして7時に出発。

 

9時ごろに30分ほど休憩。休憩中はドライバーとスマフォの翻訳機能を使いながら会話(ベトナム人はあまり英語を喋れない印象)。

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ドライバーは彼女がいたが、別れてしまったらしい。

そして到着したのはお昼の12時頃。プライベートカーでかっ飛ばしても5時間近くかかる。まずは天国の洞窟から。入った瞬間に度肝抜かされます。

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次回投稿で洞窟の内部をたっぷりご紹介させていただきたいと思います!!

 

ベトナム中部ダナン/4泊5日完全充実ガイド④ランコ-&フエ編

2日目はフエへの移動日。ダナンから大体100㎞ほど北にあり、バスで2時間半〜3時間ほど。ダナンで日帰りツアーも組むこともできるし、移動するだけのツーリストバスもあるし、ローカルバスでもOK。僕はローカルバスで行くことにしました。とりあえず朝食を済ませ、

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ホイアン名物の「カオラウ」。ベトナムまぜそば(うどん)ですね。

ホテルからシティサイドにあるターミナルまではタクシーを利用。ターミナルに着くと、客引きがフエ行きのバスを案内してくれます。6万ドン(300円)でした。正確にはわからないけれど、ローカルバスはわりと頻繁に出ていて、前もって時間を決められなくていいのがローカルのメリットかなと。ただある程度乗客が集まらないと出発しなかったり、出発しても乗客を探しながら徐行している時間が長かったり。そういう部分はローカルの難点ですね。あまり時間のない方はツーリストバスを使ってサッと行くか、電車を使うのがよいかと思います(バスはハイヴァン峠をトンネルでくぐってしまいますが、電車は海岸線を走るということで景観がよいようです)。

ダナンとフエの間に「ランコー」という小さな町があります。16年前、ベトナムを旅した時、都市や観光地ではない小さな町でゆっくりしたいなと思って立ち寄ったのがランコー。今回ダナン・フエを再訪するにあたり、このランコーにも絶対来ようと決めていました。そして、当時お世話になった現地の方々を訪ねてみようと思ったのです。

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泊まっていたゲストハウスのオーナー家族。

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まだデジタルカメラがない時代。お正月に実家に帰った時に古いアルバムを引っ張り出した。

ランコ―のように小さな町であれば「もしかしたら」と思ったけれど、結局そううまくはいかず断念。気を取り直して、ビーチ沿いのレストランでビールとランチ。余談ではありましたが、ランコ―はランコ―で素敵なところです。「これからリゾート開発が進む」なんて聞いてましたが、そうなるのはどうやらまだ先のようです。ほとんどあの頃と変わらぬまま、静かなビーチ沿いの町でした。

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豚の唐揚げに甘辛いタレが絡んで美味しかった。

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ランコーが賑わうのはまだ先のよう。

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都合よくフエ行きのバスが通るだろうかとちょっと不安だったけど、5分も待たずに乗れた。ほどなくしてフエ到着。予約しておいたホテルもターミナルの近くだった。

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このホテルも恐るべきコストパフォーマンスでした。一泊1,600円とは思えないほどしっかりしてます。スタッフも皆、親切かつフレンドリーでかつゲストの相談や要望にも快く対応してくれます。翌日に洞窟を観光しに行きましたが、彼らが融通をきかせてくれたおかげでとても充実した一日になりました(詳細は次回の記事で)。

翌日の段取りをつけたのち、フエを観光。そもそも朝がゆっくりだったことと、ランコーでのんびりしすぎてしまって、閉まってるところも多く、軽く散策しただけになってしまいました(フツーにいけば十分、フエもまわれるはずです)。

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そして、翌日。今回の旅行のハイライトの一つである「フォンニャケバン洞窟」と「天国の洞窟」の日。出発が朝早かったということもあり、辺りはまだ静か。動画はホテルの部屋から撮ったフエの夜明け前です。ニワトリの鳴き声がなんだか懐かしい。

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ベトナムは相変わらずのバイク社会で一日中ひっきりなしにクラクションが飛び交いますが、こんな静寂もあるのです。

 

ベトナム中部ダナン/4泊5日完全充実ガイド③ダナンの夜編

ホテルのテラスでビールを2杯飲んで、初日の夜はどうしようかと検討し、まずはとりあえず繁華街に行ってみることに。

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ホテルがあるのはビーチエリアで、昼間はこんな感じ。海も綺麗だけど、南の島の透きとおるようなレベルではなかったです(一応、雨季だし)。

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海岸線と並行するように建ち並ぶ高級ホテル群。中国資本がどっぷり入ってる感満載。

ビーチエリアからドラゴンブリッジを渡るとシティエリアへ。このドラゴンブリッジもちょっとした観光スポットで土日は炎のショーがあるとのこと。ちょっと日程的に合わなかったのでこれはスルー。他にも郊外にバーナーヒルズなど見所もあるのだけど、このあたりは洞窟を優先して割愛しました。

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遠目に見えるのがダナンの象徴、ドラゴンブリッジ。

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そして目抜き通りであるバクダンストリート

ちょっと路地に入ったローカルな屋台でフォーとチャージョー(揚げ春巻き)を食べながら、ビールを飲み、再びどうするかを考える。この時間がけっこう長いのです、笑。もっと前もって決めておけばもっと効率よくまわれると思います。

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定番「牛肉のフォー」

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ローカルなお店では生春巻きよりもこちらの揚げ春巻きの方がポピュラー

ルーフトップバーもいいなと思ったけれど、結局クラブに行ってみることに。

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ダナンでぼちぼち有名なクラブ「ニューフンドン」

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フロアはこんな感じです。一眼は預けなきゃいけなかったけれど、スマフォでの撮影はOK

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トイレ。日本でも海外でもクラブには数回しか行ったことないのでよくわからないのだけど、往々にしてこういうノリなのか。あるいはこのクラブがセクシーなのか。

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時間が早かったからなのか、いつもこうなのかもちょっとわからないけど、それほどノリノリでもないし、ガブガブ飲んでる人も踊ってる人も少ないし、ナンパ/逆ナンパ感もなく、全体的に中途半端感が強かったような気がします。個人的にはそのゆるい感じが好きだったし、楽しかったけれど。ドリンクは800円~でした。エントランスはなし。軽く一杯飲み行くだけ、っていう使い方もできるかと。

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ベトナムの〆はこれか、フォーになるでしょう。

最後はホテルの近くの露店で売っていたバインミー。旅行中食べた食事の中でこのバインミーが一番美味しかったかも。サキイカが入ってましたね、飲食店の人間としては勉強になります。


2日目は早速、フエに移動します!!

ベトナム中部ダナン/4泊5日の完全充実ガイド②チケット手配・出国編

休暇の渡航先として他の国も色々と候補にあがりましたが、

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というわけで、今回の行先はベトナム中部に決まりました。参考程度にパッケージツアーも確認しました(ツアーもかなり安い)が、融通と小回りがきくように航空券のみでチェック。

まずはスカイスキャナーで検索。最近はスカイスキャナーで済ませちゃうことがほとんどですが、ストップオーバーやオープンジョーを考えると、エイビーロードやトラベルコが古参のサイトが有効だったりすることもたまにあるし、時々そっちのほうが安かったりもするので一応、チェック。LCCのWEBサイトに直接飛んで確認するときもあるし、ANAマイルが使える特典航空券も見るけれど、大抵、スカイスキャナーで落ち着きます。

ダナンへの直行便も出てるは出てるけど、香港経由が多かったのでストップオーバーも視野に入れ、細かく検索。香港で一泊するかどうか迷った挙句、2回目だし、物価もそれなりだし、半日あれば十分だろうということで復路で軽く立ち寄ることに決めました。

すると、

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希望にぴしゃりなチケット発見。日本の三連休が絡んだ日程で、帰りに12時間香港観光ができて、この価格であれば買いかなと。スカイスキャナーの価格は常に変動するので実際買った時はこれよりちょっと高かったけれど、まあよしでしょう。成田-香港は香港航空だし(LCCじゃないし)。ちなみにスペインの代理店(webサイト?)が取り扱ってるチケットでちょっと不安だったけれど、問題なく無事出国。

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なんだかよくわからないけど、機体に「手羽先」の文字。

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香港の空港で目玉焼きとスパムがのったラーメンみたいなものを食べ、2時間半ほど待機。

そして、17時に空港着。小さい空港なのであっというまに入国審査も完了。空港を出ると脇で高校生がダンスの練習をしてました。のどかなところのようです。もっとガンガンにタクシー運転手が攻めてくるかと思いきや、Grab(東南アジアのUberのようなもの)のドライバーがちょっと寄ってきたぐらいで難なく乗車。メーター交渉の必要もなく、そのまま市内を抜け、ホテルのあるミーケビーチへ。10万ドン(500円)くらい。ちょっと拍子抜けってくらいにスムーズ。

宿はBooking.comで手配済み。元バックパッカーとしては少し寂しく感じてしまうほどの便利さ。トリバゴでもチェックしてみたけど、とりあえず今回に関してはどこを通しても同じような感じでした。もうほとんどインターフェースの好みの問題かと。ダナンで泊まったのはこちら。

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一泊2100円ほど。リゾート感はないけれど、ロケーションもよかったし、普通に泊まるだけなら普通に十分に素敵かと。レストラン併設で朝食を食べたり、ビールを飲んだり、コンデンスミルクたっぷりのベトナムコーヒーを味わいながらゆっくりできてよかったです。スタッフさんたちの対応もとてもよく、日本が「おもてなし」を大々的にアピールできるのも今のうちだけなんじゃないかと思ったり。

といった感じで、荷物を下ろし、ベトナム仕様に着替えを済ませ、初日の夜に繰り出しました。

ベトナム中部ダナン/4泊5日の完全充実ガイド①「前知識」編

先日、ベトナム中部のダナンに4泊5日の旅行に行ってきました。16年前にダナンは一度訪れているのですが、その時はただの商業都市といった感じで、さして興味もなくほとんど素通りでした。が、最近になって新興リゾートとして人気急上昇とのこと。一方、大企業だけでなく、ベンチャーや個人もビジネスチャンスを求めてダナンへの進出が続出しているということで、一体どんな感じになってるのかと気になって、休暇を兼ねて行ってみました。

結果、大興奮。

結論、大満足。

ダナンにすっかり骨抜きにされました。メロメロです。北部のハノイや南のホーチミンに行くのであれば断然、ダナンをおススメします。

2012年に一年間の世界一周している経験もあり、言うてもそれほどの感動はないだろうとタカをくくっていましたが、こんないいところだったのか、と度肝抜かされました。世界一周中含め、観光情報的なブログ記事は書いたことないのですが、あまりの感銘に、ここはひとつ、袖をまくって鉢巻きしめて、書き起こしてみようと思い至った次第です。

まず最初にそもそも何がいいかと言うと、ダナン近郊に4つの世界遺産が点在しているということ。

1.古都ホイアン
2.聖域ミーソン遺跡
3.フエの建造物群

そして、少し離れていますが、

4.フォンニャ=ケバン国立公園

一つの街を拠点に数時間移動の場所にこれだけの見所(しかも世界遺産)があるというのはかなり稀なことだと思います。世界一周中にまわったパリ、バンコクイスタンブールマドリッドメキシコシティなど世界有数の観光都市に勝るとも劣らないほどの観光資源の豊富さではないでしょうか。しかもダナンの場合、古都、遺跡、王宮寺院、自然と一つ一つが特徴的なので、マンネリすることもありません。こういう場所って実はそう多くありません。

次にポイントになるのが物価の安さ。どういう旅行にしたいかにもよりますが、1,500円~2500円で十分立派な部屋に宿泊可能。二人で泊まれば上記価格の半額。タクシーは初乗り50円程度、ローカルバスは1時間の移動で100円ぐらい、と交通費も驚きの価格。ビールはローカルのお店であれば100円するかしないか、ワインのボトルは7,800円、フォーやバインミーも80円~150円ほど。ツーリスト向けのお店に入ってもこれの倍程度なんで、とにもかくにもリーズナブル。

そして、最後に「人がすれてない」ということ。昔はもっとぼったくりが多かったり、しつこく営業してくるイメージが強かったのですが、ツーリストが多いエリアにも関わらず、そういうのがほとんどありませんでした。最近変わったのか、たまたまなのかわからないけれど、この手のことで不快に感じることはなく、むしろ、親切でフレンドリーな印象しか残らなかったです。

前置きが長くなりましたが、というわけで、短期旅行にうってつけのダナン及びその周辺について、次回から詳しくご紹介していきたいと思いますが、最後に今回の旅行のハイライトだったフォンニャ=ケバン洞窟に入った時の動画を添えて。

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この動画のようにワンダーランドがパーッと目の前に開けていくような旅行記にしたいと思ってます。

【嵐ツボ】お正月の味への冒険-2019年度版-

ここ2年、『嵐ツボ』に出演させていただいた関係で、『嵐ツボ』のことで頭がいっぱい(というと言い過ぎだけど、やはりそわそわする)というお正月を過ごしてまいりました。落ち着かないと言えば落ち着かないけれども、ハッピーなことです。お蔭様でファンの皆様同様、興奮しながら放送を心待ちにしておりました。

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前年の放送の中でご紹介させていただいたハーリング(オランダの塩漬けニシン)について、「俺にとってはお正月の味」というお言葉を櫻井さんから賜り、その関係か(あるいは関係ないのかわからないですが)、北海道のニシン協会的な方から直接ご連絡いただくほどの反響でした。番組を観たファンの皆様、視聴者の方もサンドイッチならびにハーリングをたくさんお召し上がりいただきました。改めて御礼申し上げます。

さて、あれから一年経ちまして、去年の11月あたりから「今年はどうなんだろう?」、「三年連続はあるのだろうか??」などと一丁前にちょっと気もそぞろでした。一昨年はそんなことなくてドッキリ的だったのですが、2年連続となると3年目もあるのか、と。

一方、前回は「全然流行ってないけど大丈夫??」という流れからいじられるシーンが多かったのですが、3回目となると同じストーリーラインは使えません。もし出演することとなったら前々回とも前回とも違う切り口でのアプローチが必要となります。ところが前回、ご紹介したハーリングサンド、ジャイロサンド、トルタ・アフォガーダ、残念ながらいずれも全く嵐起こせず。起こらず。2年連続で外して、「ジャーニーさん、今度こそリベンジを‼」とはならないでしょう。僕がA.B.C_Zのメンバーならともかく…。

というわけで、もし話が来たらどうしようかと一丁前に考えました。これで「当たらない人」という地位は確立できたので(苦)、そこを逆に活用できないか、と。何様だ、という話でもあるのですが、サンドイッチを食べに来ていただいたお客様の中にも「来年も楽しみにしてますね!!」だとか「来年も出れるよう応援してます!!」だとか、そういう声も少なからずありまして、となればなおさら何かしら考えよう、と思うわけです。

そんな中、嵐ファンの女子高生のお客様が、

「だったら絶対流行らない料理ランキングとかどうですか?」と提案してくれました。

「案外、ジャーニーさんが流行らないと思ったものが流行っちゃうかもしれないし」

と、痛切ながらも的確なアドバイス

「もし話が来たら、それちょっと担当の方に伝えてみますね」

と言うと、その女子高生のゲストは満足げに帰っていかれました。

他にも、世界の料理から流行りそうなものを嵐さんにランキングで決めてもらったらどうだろう??、とか、一丁前に、というか何様で、色々考え、用意していたわけですが、間もなく放送開始だということを考えると、今年の出番はなさそうです。リベンジはA.B.C_Zの塚田さんに託します‼


ところで話は戻る、と言うか、変わるのですが、放送から1年経った今でも、ハーリングの問い合わせはちょいちょいありまして、2019年1月はハーリング目当てのご予約が2組入っております。


片方の予約はわりと年配の方なのですが、「昔、オランダで食べたハーリングが忘れられなくてね」とのこと。


もしかしたら、ハーリングが嵐を巻き起こすのは今年なのかもしれません。


というわけで、明けましておめでとうございます。


今年、嵐を巻き起こして、また来年も、よろしくお願いします‼

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さらなる飛躍のない年に。

2018年。総じて言えば、なかなかにしんどい一年だった。

前年2017年は2号店及び間借り3号店を背伸びしながら駆け足で出店し、新しいスタッフが複数人加わってくれた。ヒト・モノ・コトを上手にくるくるぐるぐるさせながら、J×J全体の遠心力を高めるとともに、自分のすべき仕事をコントロール下において、一つ一つこなしながら、次の展開をじっくり腰を据えて取り組む、その予定だった。

実際にイメージ通りに進んだ部分もそれなりにある。

内装業の立ち上げ、ホームページの作成、J×JのYoutubeチャンネル開局、新メニュー300品チャレンジ、車両の購入、本店店頭での弁当販売、2号店の改装リニューアル、プレスリリースの取り組み(パン飲み立ち上げ)等々、J×Jが望む在り方に近づくために全体的に推進させることはできたという感触は少なからずある。

 

一方、立ち上げただけで運用に手が回らなかったのも事実。中心(基礎・土台)がしっかりしていれば遠心力を以ってスケールを膨らますことができる、けれど、中心が脆弱であれば一つ一つの取り組みは離れ離れとなり、無軌道に散らかるだけ。そうした意味合いにおいて、2018年に挑戦したあれこれを有機的に結びつけることができなかったのは自分の力量不足として認めざるをえない。

イレギュラーや想定外が多い一年でもあった。多分、オープンして以来、複合的にもっとも荒れた一年だったと思う。そうした狂騒曲の中、「自分のすべき仕事」というのはコントロールを盛大に突き破り、自分自身がお店の支配下に置かれた。くるくるしながら、ぐるぐるしていたのは自分だ。けれど、それぞれの難局に過失もなければ、悪意もない。ただただ不慮で、ただただ不可抗力であった。

渦中真っ只中においてはしんどいけれど、そうした想定外でしか人は成長できないとも思う。今までたくさんの想定外に遭遇し、その度にその想定外をモグラたたきのように抑え込んできたし、なんなら想定外が起こることもまた想定内だ。それでも自分の想定を大きく凌駕する、圧倒的に上回っていく。何と言っても想定の範囲外なのだから、僕にとっても不意の一撃であり、初めての立ち合いであり、情報も経験もなく、対応のしようもない。まっさらな土俵が唐突に用意され、その瞬間に「はっけよい」だ。ちょっと待ってよ、と思うけれど、待ってはくれない。

でもそうした立ち会いによって、肝がすわり、筋肉がつき、皮膚は厚くなる。「今年も色々あったなあ、もうちょっとやそっとじゃ驚かないぜ」と毎年思うけれど、毎年、驚愕のディープインパクトが起こる。でも、どうにかする。勝手にどうにかなる時もある。店も、そこに携わる個人も、そこで腐らないかぎり、強くなっていく。本領や本質は苦しい場面で初めて問われる。下記のブログでも書いたけれど、伸びる伸びない、とか、できるできない、とか、そういうことよりも強かに強くなっていくことの方が重要だと僕は思っている。仕事のできるできないなんて、営業成績のように数字で客観視できるもの以外、主観に過ぎない。物差しで測れるものではない。

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よく聞くフレーズではあるけれど、「人は人でしか変われない」。これもまあそのとおりだと思う。

先日、友人と飲んでる時にこんなやりとりがあった。

「ヤマモトさん、半熟の目玉焼きの冷凍があるのって知ってました?」


「へえ、そんなんあるんだ?」


「俺もびっくりしましたわ」


「でも高いんでしょ?」

 

「まあ、高いは高いですけど、でも大量の半熟目玉焼きを作るのって、それに充てる人件費がかかるってことじゃないですか。原価と人件費足すこと考えれば、いいと思いますけどね。ほうって置いとけばいいだけだし」

確かに。人件費だけでなく、作業スペースの問題であったり、ガス代であったり、諸々のことが絡んでくる。ただ半熟の目玉焼きを焼くだけなのに。全てのアクションに経費は発生する。

 

「それだけならまだしも、誰かにその目玉焼きを焼いてもらうってことはその"誰か”の社会が職場に汲み込まれるってことですよね?テスト期間中で…とか、恋人がどうのとか、自分の時間を…とか、辞める辞めないとか。その点、冷凍の半熟目玉焼きには試験も誕生日もコンプライアンスも退職届もないですからね」

 

なるほど…。


なるほど、とは思ったけれど、結局それも物事の側面に過ぎない。その冷凍の目玉焼きがもたらしてくれる恩恵と、その“誰か”がもたらしてくれる“何か”、を同じ計量カップで測ることはできない。

2019年は僕自身がしっかりと地に足をつけ、今ある既存の一つ一つを有機的に結びつけ、改めてヒト・モノ・コトの連動を意識したい。そして、冷凍の半熟目玉焼きに想いを馳せながら、「“誰か”の“何か”とは何か」を自分なりに模索していきたい。



来年は胸を張って1歩下げる。飛躍しないという飛躍もきっとある。



今年もお世話になりました。また来年もよろしくお願いします。

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年末年始の営業のお知らせ

毎年のことではあるものの、今年もまたあれよあれよと師は走り、僕も走り、店も走り、あっというまに暮れなずむ暮れ。早いですねー。

今年はろくに営業状況もお知らせしないまま駆け抜けてしまいましたが、年始はイレギュラーな営業となるため、お知らせさせていただきます。

一応年内は、今日12月29日、30日は営業で、31日~3日までお休みとなります。今日は両店ともに空いておりますが、最終営業日となる30日は本店、貸切です。ご了承くださいませ。

本店は1月4日から営業致します。4日はランチ・弁当営業ともにスタート。5日はディナーのみ、6日はお休みです。

そして、7日からは通常どおりの営業となります。7日から11日までBOXはランチタイムの弁当販売のみとなりますので、重ねてご了承くださいませ。

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本日は取り急ぎ、年始のご案内ということで!!

よろしくお願いしますー!!