Journey×Journeyと山本ジャーニーの冒険-独立・開業と「旅食」の航海日誌-

秋葉原の多国籍・無国籍のダイニングバー「Journey×Journey」。独立開業までの過程とオープン後の日々を綴る、山本ジャーニーの営業日報。

J×Jの冒険-2015年11月「年金問題」-

細々と淡々とブログを書き続けていく中で、今ではすっかりその頻度も落ち、伴い、アクセス数も完全にたかが知れているのだけど、最近ちらほら「そう言えば、ヤマモトさん、ブログ読みましたよー」だとか、全然会えていない友人に「お店には行けないけどブログはちゃんと読んでるよー」と言ってくれる機会がそれなりある。

そういうことを言われるたびに、「書いててよかったな」、「書きたいな」、「書かなきゃな」と思う。

今までにおそらく150ほどの記事を書いてきたけれど、お店がオープンする時よりも、嵐ツボに出た時よりも、数字上圧倒的に注目されたのが、全5記事から成る下記の長編。

www.journeyjourney-blog.com

よほどの外的要因がないかぎり、この時の熱狂を超えることはないだろう。

この時、2015年11月。初めての年末戦線に備えるべく、乏しいながらにあらんかぎりの力を振り絞り、この峠越えのための準備に時間を費やしていた。その一方、アルバイトスタッフとして加わってくれたまるちゃんに料理を教え、自分が厨房にいなくてもお店がまわるような体制を作る、というスタンスで進めていた。

と同時に、まるちゃんのご懐妊がわかった。つわりがひどくて調理は難しいが、ホール業務に関しては休み休みでいいのであれば続けたい、ということで、そのあたりの知見のない自分もドギマギしながら、この意向に甘えさせていただいた。

そうした流れの中で、料理を習得してもらうのはまるちゃんではなく、加藤。という面舵を切ることになった。加藤に調理経験はなかったので、まっさらなところから始めなければならないが、それはそれでやりやすくもあった(逆に経験者に「多国籍料理を体系立てて教える」というのはけっこう難しい。そもそもルールなんてあってないようなものだから)。

矢面に立った加藤、まずは「焼きそば」から。

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「焼きそば」は料理を習得していく上でのポイントが多く凝縮されたメニューだと思っている。なので、僕は大抵、焼きそばから始める(この話はまた別の機会で)。

というわけで悪戦苦闘しながらも、「料理の習得」というそれまでとは違った目標を掲げて動き始めた矢先に上記リンクの「年金問題」は起こった。

あのブログ記事で書いたことは物事の一側面に過ぎず、事実からの逸脱はなくとも、他の多くのことが削ぎ落され、触れられず、伏せられている。そして、それは僕側からの物語であって、勿論、加藤側からすれば同じ物語でも全く違う様相を呈したであろう。そもそもブログに起こす必要があったのか、という、そもそも論は当然にあるし、それは今も昔も、事あるごとに思い返すけど、当時の自分と全体の状況からすれば、その逡巡は然るべき対応であったと結局、今も昔も着地する。

あの記事を書きながら「いつかこれをリライトして、もっと丁寧かつ正確に描き、もっとディテイルまで突き詰めた一大叙事詩にしたい」と強く願っていた。

そして、あの時の「いつか」が3年の歳月を経て、今になった。今となってはそんなふうには思わない。多くのことが削ぎ落され、触れられず、伏せられているにせよ、僕側からだけの物語であるにせよ、あのブログが全てであり、あのブログで全てだ。と、思う。



今となって最も印象的なのは、まかないのガパオライスに気持ちよくがっつく彼の姿だ。


そして、「あの頃よりは今のガパオの方が美味しいぞ」と今となっては言いたい。



年金問題後、彼は復帰し、12月の繁忙期をまるちゃんとともに一緒に乗り越えた。その後、2月中旬に体調を崩し、3月に事実上の退職。なので、このブログにおいて、彼はまだしばしば登場する。

J×Jの冒険-2015年10月「アイエーイーエー」-

オープンして半年、2015年10月。

前回投稿したように、他店舗や他業態と掛け合わせて、表現やパフォーマンスの幅を広げ、店として遠心力をつけようと奔走する一方で、店舗内のオペレーションに関してはある程度落ち着いてまわせるようになっていた。

ランチに関して言えば、目標とする客数を大きく上回ることもあったけれど、反対に落ち込む日の下げ幅が痛烈で、平均でならすと目標には全然届いていなかったし、ディナーもディナーで思い描いたイメージとは程遠い場所にいた。そうとは言っても、ルーティンに関しては何も考えずに短時間でこなせるようになっていたし、その分、他のことに時間を充てられるようになっていた。僕も、スタッフKも。その中でゲストの来店に対し、いつも受け身にまわるのではなく、もっと積極的にゲストについて理解、把握しようと姿勢を転じてくことを決めた。

例えば、ランチ。それまでは今目の前にいるゲストの方々がどの会社に所属しているかもわからないほど後手であった。会社がわかったとしても、オフィスがどこにあるかもわからず、そのオフィスがどれくらいの規模なのかも当然知りえない。そのゲストはいつも何時に来ているのか、何人で来ることが多いのか、食事そのものにどれくらいの時間をかけるか、食後にコーヒーは飲むか、来店から退店までどれくらい滞在するか。一人の時はどうか、複数で来る時はどうか。パクチーは好きか、嫌いか。毎回残さず食べるか、否か。

そのあたりの「情報」が事前に頭の中に入っているか、入っていないかで提供側の気の持ち様やオペレーションも変わってくる。つまりは楽になる。まずは首からさげた会社のストラップをよく観察することにした。

そうすると、同じ色の同じようなストラップでも全然別の会社であったり、また母体が同じ会社でも子会社や部署が別だと違う色をしていたり、新デザインのストラップをかけている人もいれば、古いもののままを使用していたりと、自分がいかに思い過ごしや思い込みが多かったかを知ることになった。

ある程度習慣化されてくると、特に意識しなくても自然と知覚するようになる。あ、この人たちは大きい交差点を渡って来てる人たちだから早めに出そう、だとか、あの人たちはすぐそこの会社できっちり一時間休憩を取るから食後のコーヒーはもうちょっとあとでいい、だとか、常にそんなふうに細々と考えてるわけではないけれど、そうした情報と経験の蓄積がいざという時にけっこう役に立つ。

そんなある日、2週間に一度のペースの男性1名、女性3名の4人のお客様がご来店。全員わりと年配だ。気になっていたので、Kに「お会計の時、ストラップちょっと意識してみて」と促した。退店後、Kに聞いてみると、

「いや、ちょっとよく見えなかったんですけど、多分、アイ、エー、イー、エーですね…」とKは言った。

「アイ・エー・イー・エーか。よくわからないな…。いやでもちょっと聞いたことあるような…」

「ヤマモトさん、知ってる会社ですか…?」

「いや、なんだっけ…、会社じゃなくて…、あ!!いやでもそりゃないわ」

「なんなんですか?」

「K、調べてみなよ、アイエーイーエー」

「あ、はい…」

携帯を取り出し検索すると、


「ヤマモトさん、国際原子力機関って書いてありますけど…」

 

「だな。アイエーイーエーはIAEA国際原子力機関。インターナショナル・アトミック・エネルギー・エージェンシーの方々がこんな路地裏にカオマンガイ食べになんかこないしょ。まあ同じ名前の全然別の会社があるのかもしれなけど、多分、Kの読み違えでしょうよ。にしても、Kはやっぱセンスあるなー、国際原子力機関だって、ウケる」


その2週間後、

 

彼らのストラップにIAEAと書かれているのを僕もはっきりと見た。間違いなく彼らは「IAEA」に所属している。

「K、疑ってすまなかった、あの人たち、IAEAだ」

調べてみると、東京地域事務所が飯田橋にあることがわかった。近いと言えば近いが、こんなところにまで来るなんてありえない。と言うか、そもそも「国際原子力機関」って感じじゃない。牧歌的でピースフルな印象で、彼らが常日頃、原子力と相対しているとは思えない(勿論、牧歌的でピースフルなIAEA職員だってそりゃいるだろうが)。

さらに調べてみたが、お店の近くにIAEAの事務所や支社がある様子はない。かと言って、同じ名前の別の会社がヒットするわけでもない。

その後一年くらい、2週間に一度のペースでご来店し続けてくれたが、その後ピタっと来なくなった。来なくなったのか、いなくなったのかもわからない。


そうした情報と経験がいざという時にけっこう役に立つが、

 

時にただただ余計な混乱を招く。

 

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J×Jの冒険-2015年9月「東奔西走」-

9月初旬、近隣の海鮮居酒屋さんと共同で、ジャパン・ラウンドを開催した。

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マグロを一本そのまま仕入れて、

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大将に捌いてもらう。

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写真ではわかりにくいけど、店内のライトに提灯をさげたりなど和のテイストを演出。

このジャパンラウンドは他店舗との初めての企画であり、これを皮切りに翌年にかけて他店舗や、他の事業者とのコラボが続いた。2か月後の11月にはオンラインでハンガリー雑貨を扱うお店とのハンガリーラウンドも控えていた。ジャパンやハンガリーを通じて、やろうと思えばなんだってできるなと強く感じたのを今でもよく覚えている。J×Jのスタイルであれば、業種や業態を超えてコネクトしていける、と。*ただこの記事を書いている2018年11月現在、最近ではめっきりになってしまったので反省している。

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飲食同士ではなく他業態との掛け合わせに可能性を感じた。

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ハンガリーの蜂蜜を使ったハニーレモネードとハニーハイボールハンガリーラウンドに合わせて開発。

また、キリンビバレッジ様との企画(と言うと畏れ多いけれど)を進めていたのもちょうどこの時期。元々は店外に自動販売機を設置しませんか?、という営業(他社)がきたのがきっかけで、置くのであれば近隣に営業所があるキリンビバレッジさんがいいだろうということでアポをとった。結局、管理会社側の意向で自動販売機設置そのものは却下となったが、一連のやりとりを通じて、当時新商品だった「世界のKitchenからソルティライチ-」とビールを合わせた「ソルティライチビア」をメニュー化し、これを機にキリンビバレッジさんから、ご予約をお問合せいただくようになった。ソルティライチビアがもたらしてくれた功績は甚だ大きい。

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この一杯がのちに多くのシーンに繋がっていった。

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懐かしいですね、Yさん。その節は本当にありがとうございました。

当時秋葉原にあったHitch×Kakeruさんとも共同で企画を打った。オクトーバーフェストにちなんで、「世界のソーセージ盛り合わせ」を共同メニューとして展開。単日のイベントとしてではなく、一定期間にわたって継続させた初めての取り組みでもある。

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当時出していた世界のソーセージ5種盛。このフェアをきっかけにグランドメニューとなり、今でも人気メニューになっている。

翌10月は、オタクの方々を集めたイベント、「ヲタ・カルチャー」。

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出世したね、Yちゃん

そして、毎年恒例となったTABIPPOさんとの「オクトーバーフェストナイト」。

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こころなしか、若いね、Mッチー

そしてバックトゥザパーティー

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プロジェクターとスクリーン買った時は嬉しかったな。

このような形で、実に意識的、意欲的にコラボレーションやフュージョンに奔走していた。

 
勿論、全てがうまくいったわけではないし、ショットで終わってしまったものも多いけれど、思い返してみるに、この時の東奔西走や模索が後につながり、今の何気ない日常に位置しているものも多いなと改めて思う。イベントも、メニューも、ゲストとの関係値も、走りながら少しずつ築いていったものだ。


そうした見地に立てば、

 

今取り組んでいるあれこれも、この先へと続いていくのかもしれないし、

 

過去に取り組んでいたあれこれも、この先でオーバーラップしてくるかもしれない。

 

そんなふうなことを思いながら、あれこれもがいて、あれこれあがきたい。

 

【2018年忘年会・新年会のご案内】

ちょっと前まで汗を垂れ流していたというのに、もうすっかり肌寒くなって、暑かった記憶がもう遠い昔のよう。8月から11月にかけての季節の加速感にうまく追いつけぬまま、忘年会シーズンがもう目の前。

このブログでは営業のアナウンスなどにはあまり触れてこなかったのだけど、情報を整理するためにも一度ここで記事に起こしておこうと思い立った次第です。

まず、本店(台東区台東1‐13‐9)についてのお知らせです。

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本店はコースは、


【世界半周エコノミーコース】2H飲み放題&世界の料理7品:4,000円
【世界一周スタンダードコース】2.5H飲放題&世界の料理8品:4500円
【世界一周プレミアムコース】3H飲み放題&世界の料理9品:5,000円

の3種類をご用意しております。スタンダードコース以上となりますと、アフリカや中南米を含めた世界中の料理を一度に味わえる構成となっております。また若い方から年配の方まで幅広く楽しんでいただけるようなメニュー作りに努め、パクチー料理や辛い料理についてはご希望がないかぎり、コースには含まれません。またプレミアムコースでは、お料理のグレードが上がるとともにジョニーウォーカー芋焼酎伊佐美、また赤パク、白パクなどのオリジナルのカクテルも飲み放題の対象となります。エコノミーコースでも一般的なお飲み物については全て網羅しておりますので、ご安心くださいませ。

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世界中のお料理が一度に味わる世界一周スタンダードコース

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一番人気は「豚肉のスコットランド風黒ビール煮込み」

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プレミアムコースではサングリアなども飲み放題の対象に。

正方形のレイアウトとなっているため、動きやすく、交流しやすい間取りとなっております。16名様以上で貸切でご利用いただけます。

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貸切のご利用は16名様~。着座で30名様以上ご利用いただいた実績もございます。

さらに、

遅れて来られた方、急なキャンセルにも極力、調整・対応致します。
*人数のご変更に関しては基本的に当日の15時までにお願い致します
*貸切可能となる人数のラインはございます

貸切に関して人数以外、チャージや最低保証料金などはございません。

③クレジットカード払いにも対応しております。

④メニューにつきましてもお気軽にご相談ください。


など、幹事様の意向に寄り添ったかたちでご案内できるよう、努めております。

また、プロジェクターもございますので、お気軽にお申しつけくださいませ。

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2号店(台東1‐33‐4)に関しては、基本的に本店と同様になりますが、

①2,980円のLCCコースがあること(1.5H飲み放題,前菜盛り合わせ+世界の料理4種)
②世界各地のパン料理22種のご用意

の2点が2号店の特徴である他に、店内がコンパクトである一方、


8名様から貸切可能となっております。


今年10月に空間的な広がりを感じていただけるよう、内装をリニューアル致しました。

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詳細につきましては、下記ホームページをご参照いただきたく存じます。

journeyxjourney.world


スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。

 

【11月24日-J×Jの文化祭と忘年会と2号店の1周年-】

毎年、12月23日に開催していたJ×Jの忘年会ですが、今年は一か月前倒しにして11月24日に開催することにしました。理由は色々あるのだけど、一番は忘年会であるとともに「文化祭仕立て」にしたかったこと。通常営業時や普段のイベントでは出にくい各スタッフの特技や能力、キャラやパーソナリティを意図的に表現していきたいなと思ったのです。繁忙期である12月にその要素を付与するのは難儀。だから11月の間に、という考えに基づいている。

飲食業をしていると、飲食業に飲み込まれる。それをよしと思えるのであれば、飲食の道に徹して突き進めばいいし、それはとても幸せなことだ。だけど、そういう面々だけで自店を成り立たせることはできないと思うし、自店だけでなく多くの店が該当し、広く言えば飲食業そのものが同様であろうと、そんなふうに思う。

例えば、僕は文章を書くのが好きだし、

あゆむはイラストを描けるし、シルバーアクセサリーをオンラインショップで売っている、

ダースーは歌を歌うのが得意だ。

こういった各々の個性を飲食業に埋もれさせず、そして、切り離さず、むしろ実店舗(オフラインの場)があるということを利としてフォーカスしていきたい。

今年の「忘年会」を、同時に「文化祭」としたい、と思った理由はそういうところにある。

それぞれのアビリティやパフォーマンスのレベルは勿論それぞれであり、均一のものではない。副業として成立しているものもあれば、趣味の領域のものもあるし、完全に素人レベルのものもある。でも、そういうの境なく、ひっくるめて全部一つ一つの「表現」として、スタッフ各々の新しい側面を皆様に楽しんでいただきたいなと思ってます。

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歌うダースー

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描くあゆむ

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書くタツ

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潰れる俺と、

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とにかくは書き上げた『Journey×Journey』

11月24日、皆様のご来場、ご来店、お待ちしております。

タビショク「夜のパンまつり」への冒険

2号店がオープンして早一年となります。単日の一周年イベントは別途開催予定ですが、それとは別に何か面白いことに取り組みたいと構想したのが【タビショク「夜のパンまつり」】です。

ひそかに注目されている新トレンド「パン飲み」。J×Jでは多国籍ダイニングとして、世界のパン料理22種を2号店にてご用意致しました。海外ビール・クラフトビールや珍しい国のワインを合わせ、「パン料理×お酒」の世界をどうぞお楽しみください。

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世界各国のパン料理22種が大集合!!

それぞれ580円~880円での販売となりますが、今回の【タビショク「夜のパン祭り」】では、2号店一周年記念として10月17日~31日までの間全品半額にてご提供致します。

メニューの一部をご紹介させていただきます。

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バインミー fromベトナム 880円→440円

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トルタ・アフォガーダ fromメキシコ 680円→340円

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ラブラビ fromチュニジア 780円→390円

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クロックマダム fromフランス 780円→390円

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ザピエカンカ fromポーランド 780円→390円

上記メニューは一例で、このような形で世界各地のパン料理を22種取り揃えているのですが、オリジナルメニューも一部ございます。

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ブラジルのポンデケージョはデザート感覚で。780円→390円

そして、J×Jのオリジナル、そして一番のおススメメニューは「PHC」‼!

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ハワイのロコモコとパンケーキのコラボレーション、PHC(パン・ハンバーグ・ケーキ)。880円→440円

こちらのPHCはお客様のご要望に応じて、ダブル、トリプルとアレンジすることも可能です(ダブルで+500円となります)。

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写真はトリプル‼通常1880円→940円。映えます!!

全品半額フェアは10月17日~31日(日曜定休)までとなります。HPもしくはお電話にてご予約の上、ご来店お待ち申し上げます。この機会に是非「世界のパン飲み」をどうぞお楽しみください!!

【2号店店舗情報】

店舗名    : Journey×Journey Box round(ボックス・ラウンド)
住所     : 東京都台東区台東1‐33‐4 山上ビル1F(本店より徒歩1分となります)
電話番号: 080-4096-5577 (2号店の予約とお申しつけください)
営業時間:月-土:18時~22時(パンまつりはディナータイムのみでの提供となります) 

【ホームページ】*問い合わせフォームよりご予約いただけます。

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元スタッフ茜のJTV(ジェイティーヴィー)への冒険

2018年の7月よりJ×JのYoutubeチャンネル「JTV」を始めています。

チャンネル登録者数38人、再生回数2,000弱とまだまださっぱりではありますが、動画の本数は50を超え(ここ最近ぐっと増えてます)、今後も引き続き図々しくも密やかに進めていきたいと思っているのであります。

www.journeyjourney-blog.com

僕含め、各スタッフが自分のキャラクターや特技を活かして、コンテンツを作ってます。ダースーは海外ビール中心に、希実はカレーを、あゆむはイラストを、そんな具合に。としつつも、現状は特定のテーマに絞り込むことはせず、各々がゆるい感じでゆるゆると投稿しており、このままこの感じでいきたいなと。なんとなく、いい息抜きです。

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一方、決めたテーマに沿って投稿し続けているのが元スタッフの茜。世界一周中で舞台が世界ということもあり、やはり絵力が強い。現状、JTV内の人気投稿を茜に独占されています、苦。主に「Whats talking about now⁇」という企画で、世界中の日常にアプローチしまくっている茜。今もろくに英語はできないはずなのに体当たりで頑張ってます。

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でもワットキだけだと、どうしてもヒトにフォーカスがいくので、風景や現地感が前面に出てこない。というわけで、ワットキとともに「オノ散歩」という切り口で、茜が単純にてくてくしている様子もちょいちょい投稿することにしました。一回目のオノ散歩はモロッコの青の街「シャウエン」。これまた脱力感溢れる一本となっておりますww

www.youtube.com

いくら脱力系と言えど、やはり世界が背景となると手強いのだけど、僕はじめ現スタッフも負けじと面白いコンテンツを作っていきたいと思いますのでチャンネル登録、コメント等々どうぞよろしくお願いします!!

【2018年下半期の事業計画⑩総集編】

 

これだけ色々なことを一気に始めることもないので、一度整理しようと7月から下半期の事業計画を書き始めたが、気付けばすでにその下半期も半分が過ぎようとしている。あれよあれよ、そして、あれよ。すでにそれなりに成果を出している項目もあれば、まったく追いついていないものもある。まあ、そんなもんだろうと思う。色々ありすぎて、自分でもよくわからなくなってきたので、総集編として、整理したことをもう一回整理したい。

まず、内装業を始めた。まだまだピヨピヨだけども、J×Jにとっては大きなゼロイチ。

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そして、それに伴い、車を購入。本当は内装業だけでなくケータリングやイベント出店にも活用したいのだけど、当面は内装業として走らせる。ゆくゆくは売上の落ち込む土日に飛び道具として使えたらそれでいい。

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本店の新しい取り組みとしては、お弁当の販売を始めた。今後はもっとエッジのきいた面白弁当をどんどんリリースしていきたい。

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2号店は「パン飲み」の確立し、本店との差別化を目指す。

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お店全体としては値下げにここにきて値下げに踏み切った。値下げというよりは今まで意図して背伸びしていたことをやめた、というほうが近い。

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それとお店としてYoutubeチャンネルを始めた。元スタッフあかねの生存確認は是非ここで。

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以上が、J×Jが今後取り組んでいくこととなる。正直、かなりわちゃわちゃのモリモリなのだけど、アクセル全開で突っ走ろうと思っていた矢先、主要スタッフが肘の故障で長期離脱が確定的に。

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なんともエグい時になんともエグいことが起こってしまったのだけど、不思議と開きなおれている。このエグ味もきっとどこかで何かにつながる。もうわかってるんだから。

とは言え、我らがエース、しっかり静養、そして早期の復帰を願う。

 

【2018年下半期の事業計画⑨パン飲みへの冒険】

あと一つ、今後注力してきたいと思っているのが2号店BOXでの「パン飲み」の展開だ。「パン飲み」というのは言葉のとおり、「パンを食べながら飲む」ということなんだけれども、今これがじわじわきていると言う。

toyokeizai.net

パン飲みが今後ブームとなるのかどうか、それはわからないけれど、流行ってからでは遅いし、仕掛けるのであれば上記記事にあるように「じわじわ」しているうちだ(もっとも東洋経済さんに取り上げている時点ですでにじわじわの域は超えているのだが)。でもまあいずれにせよ、爆発的というほどではない。であれば先行する価値はある。

とは言え、J×Jにパンを作る能力はない。だから、パンそのものではなく「パンを使った料理」に照準を絞っていきたい。

今までまったく気にも留めていなかったが、年始の嵐ツボで「2018年に絶対に流行るほぼ未上陸グルメ」で世界のサンドイッチをご紹介させていただいた以来、何かとパンを使った料理に触れることが多くなった。

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春先に自店で取り組んでいた300品チャレンジキャラバン(1.5か月で300品の新メニューを作ることに挑戦)においても多くのパン料理に触れることができた。

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チュニジアの「ラブラビ」

 

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南アフリカの「バニーチャウ」


このキャラバンは本来別の目的で始めたことで、その目的は現状コミットできていないのだけど、今回のパン飲みチャレンジにつながったのであれば、よかったなと改めて思う。自分の知らない「パン料理」が世界にはたくさんある。

こうして得たバラエティを一度体系化して、ちゃんとした形に起こし、2号店のコンテンツとして育てていきたい。2号店もオープンしてちょうど一年になる。あれこれ試してきたけれど、今ひとつ、アイデンティファイできていないのが現状だ。こうした課題を解決するためにも、このパン飲みへの冒険を推し進めていきたい。

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【2018年下半期の事業計画⑧】お弁当販売への冒険

7月の中旬からお弁当販売を始めた。

本来は8月のお盆明けからのスタートを考えていたが、諸々の状況により、予定よりもかなり前倒しで始めたことになる。予定が遅れるということは多々あっても、スタートが一か月も早まるなんていうことは本当に稀で、それだけ今のお店にとって重要でかつ切実な取り組みであったということを示している。

勢い余った付け焼刃の取り組みが失敗するのは往々にしてあることであり、実際、販売初日は全く売れなかった。そして、事業主は拡張のためにあれこれ手を打つのは往々にしてあることだが、その大半が失敗に終わることもまた往々にしてあることだ。少なくとも僕自身はそうだ。いろんなことを試みるけど、その多くは大体失敗に終わるか、もしくは期待値を大きく下回る。

けれど、そんな中、この本店での弁当販売は数少ない成功事例と言える。販売初日こそ売上は立たなかったけれど、徐々に認知は広まり、今では想像を超えた実績を作れている。

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ただこれがこの先もずっと続くとも思っていない。競争はあくまで厳しい。

 

J×Jは普通のお弁当屋さんにできないことや埋めれないことをただひたすらに、ただひたむきにやっていくしかない。弁当は弁当であるがゆえに表現を狭まられることもあるけれど、弁当だからこそできるアソビの部分も多くある。その上で近隣会社員の昼食の選択肢の一つになりえれば、それで十分幸せだ。

「カプサロン」という商品がある。今後育てていきたいアイテムだ。オランダ発祥のメニューではあるがメインにトルコ風に味付けしたケバブチキンを用い、ソースはかつて植民地であったインドネシアのサンバルを用いる。そして「カプサロン」とは「床屋」という意味だ。なんのこっちゃ、というアイテムではあるけれど、このボーダレス感であったり、出鱈目感がウチっぽくていい、という緊張と自信が同時に走る。

とにかく、できるだけ自分たちにしかできないことをやっていきたい。

例えば、自分たちが作る弁当だってそうで、
例えば、カプサロンだってそうだ。

普段、タコライスを狙ってご購入いただけるゲストが「今日はじゃあ、カプサロンで」と注文する。


それでいい(それがありがたい)。


これがいい(これがありがたい)。


来週もJ×Jにしか作れない弁当を作る。